トランジットで杭州~温州へ(中国ノービザ入国チャレンジ)
温州に野暮用があり、トランジットビザ免除を活用して中国にノービザ入国してきました。
(温州といえば「温州ミカン」という名前の由来の地だけど、温州ミカン自体は日本原産らしい。へぇ~)
トランジットで中国ノービザ入国
コロナ前は15日までノービザ滞在ができていた中国ですが、今はビザ免除措置が停止中(いつ再開するんだ~~)。
気軽に入国するのが難しくなったわけですが、一応ノービザで入国する方法は残ってて、そのうちの一つが「144時間トランジットビザ免除政策」。
その名の通り、トランジット中に限り最大144時間(6日)までビザなしで滞在できる制度です。
乗り継ぎの必要あり
あくまで「トランジット(乗り継ぎ)中に滞在できる」という制度なので、例えば日本→中国(滞在)→日本というルートではダメで、中国への入国元と出国先は違う国である必要があります(香港、澳門、台湾は例外でOK)。例えば日本→中国(滞在)→韓国→日本とか。
単純に往復するのと比べると1か所余計な国を経由しないといけないのはちょっと手間ですが、6日までとはいえノービザで入国できるのは嬉しい制度です。
滞在地と滞在時間も決まっている
冒頭では144時間と書いたものの、一部都市は72時間だったり、そもそも対応していない都市もあるので要確認。入国できる空港(口岸)も定められた場所しか対応していません。
香港を踏み台(失礼)にして杭州へ
今回温州へ行くにあたり、浙江省に144時間滞在できる杭州蕭山国際空港から入国することに。ルートは大阪→香港→杭州・温州(滞在)→大阪。
仕事を休める日数が限られていたので大阪→香港は深夜便で移動し、翌朝に香港→杭州と移動する弾丸ツアーに。
第一の関門:中国行き🛫チェックイン時の手続き
香港→杭州フライトのチェックイン時に「ビザはありますか」と聞かれたので「トランジットビザ免除で入国したい」と伝えると航空会社のスタッフが急にガヤガヤ。
どうやら相手方(杭州蕭山国際空港)の海关に先に連絡を入れる必要があるようで、スタッフが電話をかけたり受けたりするのを横目に20分ぐらい待ってようやくチケットをゲット。それから後はいつもと同じように飛行機に乗り、杭州へ向かいました。
第二の関門:臨時入境許可を申請
無事杭州に着いたら、入国審査場に行って「外国人臨時入境カード」を記入します。
記入が終わったら「臨時入境手続申請」のコーナーへ行って臨時滞在許可の申請をします。
日本→香港、香港→杭州、杭州→日本の各フライトのeチケットと、温州で泊まるホテルの予約確認書を印刷しておいた紙をパスポートと一緒に提出。ルートや滞在日数に問題がなければ、パスポートに臨時入境許可のシールを貼ってもらえます。
これさえ貼ってもらえれば後は堂々と滞在することができます。滞在日数は翌日から6日間です。
せっかく杭州に来たので西湖へ
最終目的地は温州ですが、せっかく杭州に来たので西湖へ行くことに。めちゃくちゃ有名で世界遺産にもなっているとか(知らなかった…)
有名スポットだけあってか、この瞬間だけでも4組ものカップルが同じ場所で結婚写真を撮影していました。確かによく映える。
高鉄で温州へ
杭州→温州は高鉄で2時間ぐらいでした(便によっては3時間以上かかる)。
12306でチケット予約できてよかった
外国人がパスポートで高鉄に乗るには窓口購入が必須だと思っていたけど、12306から予約できるとは…。当日朝にはチケットが売り切れていたので本当に助かりました。
中国鉄道あるあるのアレ
ちなみに、予約した席に座ろうとしたら既に知らないオッサンが座ってて笑いました(中国鉄道あるあるのやつだ!)。
「ワイ25Aなんやけど」と言ったら「ワシも25Aや」と意味不明な返事が返ってきて、怖くなって考えるのをやめました。でんしゃは290kmぐらい出ててなかなかはやかったです。
温州は温かさが残る(比喩)いい場所でした
温州に着いたらひとまず地下鉄に乗り換えてさらに移動。
微妙に不便な地下鉄
いつも使ってるWeChatミニアプリ「乗车码」がエラーで使えず。よくよく周りを見たらQR乗車はAlipayしか対応していない様子(うそでしょ…)。久々に切符を買って乗車しました。
謎の三輪タクシー
地下鉄を降りると謎の三輪車タクシーに囲まれる。同行人は「子供の頃は地元にもあったけど…まだ残ってたんだ」と言ってました。面白そうだけどとりあえず普通にタクシーを呼ぶことに。
人っ子一人いないオリンピック跡地
ザ・箱物!って感じで、周りが閑散としていたのがハオでした。今でも使われてるのかな…。
まだまだ土地開発が盛ん
あちこちで工事をやっててまだまだ土地開発をバンバンやっている感じが…活気があって非常によいですね。
恒例のハオ日语
蛙を食す
せっかくなので蛙を食って帰ることに。むかし日本の居酒屋で食べた貧弱な蛙と違って食べられる部分が多くて美味しかったです。
例の三輪車タクシーにトライ
ぶっちゃけ電動の三輪バイクに荷台を乗せただけの代物。クソ揺れるし最大30kmしか出ないくせに滴滴より高いってオイ(値段交渉してまけてもらった)。
高鉄で杭州に帰る
帰りも高鉄で杭州まで。今回は無座しか残っていなくてトイレの前で2時間棒立ちしてました(つらー)。
終わってる車内WiFi
「おっ、さすが高鉄。車内WiFiあるやんけ~」と思ったらアプリのインストールを要求してくるクソ仕様。
しかもこれどうせインストールしても中国身分証が必要で外国人は使えないいつものやつでしょ(偏見)。
のどかな景色
窓から外を見ると、畑っぽい緑がかなり多いのと、高層マンションが少なくて4階~6階建てぐらいの低層住宅が目立つな~という感想でした。こういう景色も嫌いじゃないですね。
さよなら杭州
ということで杭州蕭山国際空港から日本へ帰国する便へ。
天気予報を見て35度ぐらいになると覚悟してたけど、ずっと天気が悪くて曇ってたおかげてそこまで暑くなかったのが救いでした。
ちなみに杭州と言えば龍井茶。街中にもお店がたくさんありました。
今回は時間がなくて空港の土産屋で買うしかなかったけど。店にはかなりの種類が並んでて、お茶好きとしてはたまらない場所ですね。
また来るよ杭州。たぶん。