ALL ABOUT COFFEE
何でこの本を読もうと思ったかというと、講習のテキストに出てきたからです。
テキストが参考文献として使っているということなので、要は教科書の教科書みたいな事ですね。テキストで出てきたあの話だ…と思い出す物があちらこちらにボコボコ置いてあります。
本当にただのお勉強本です。
ルイ14世とかガブリエル・ド・クリューとかシーク・オマルとかソリマン・アガとかコルシツキーとかデムーランとか、もうご無沙汰しておりました!っていう感じですよね(笑)
あ、カルディ。お前は実在しないやつだから挨拶はしないからな(ぉ
今回の本で、歴史は繰り返し、そして今でもそれはループしていると感じたのが、500年とか昔のメッカからコーヒーの飲用なりコーヒーハウスが害悪だと思われたり禁止されたり、やっぱり解禁されたりを繰り返していたという点ですね。
それは姿かたちややり方を変えて、現代ではソースの明確でない『コーヒーは身体に良い・いや悪い』という情報になり、いまだ繰り返されているという。
もちろん過去に比べたら医学的根拠を持って証明されたこともありますが、それでもまだこの病気に効くとか、この症状を緩和するのに役立つといった細かく正確な話になると、まだ証明しきれていない点もありながら。
今回の内容の中で、僕的にこれは1番使えそうな知識となったのはチップ(TIP)の語源でしょうか。
To Insure Promptness 迅速さをお約束するために
これは話のネタに使えそうです。
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本は全体が5章構成になっていて、前半3章は歴史のお勉強的な内容。
4章が生産国の概要になっていて。講習のテキストでも、重要な国とそうでない国は割かれているページ数や分量でわかる感じにはなっていますか、この本では南米の説明で『ブラジル・コロンビア・ベネズエラ以外には特筆すべきものはない』と、結構ズバッと斬っていて笑えました。
生産国としては特に何もないけど、ブラジルにコーヒーを伝えたギアナは偉大です。
エルサルバドルのコーヒーは取引名が『サルバドル』であること、気になってました。エルくらい入れても良さそうなのに。
アラビカ・リベリカ・ロブスタを全部栽培していたっていうカメルーン。変わってんな。
5章は器具についての歴史。
正直この辺は、現代で使われている焙煎機とか粉砕機とかの方が役に立つんだろうな…と思いながら流し気味に読んで、歴史の大転換点にいたであろう人とか会社の事をつまんでいました。
ターミネーターみたいな名前のパーコレーターは、ろ過って意味なのね。急に親近感沸きました(笑)
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