早大振付師SHOJINに早稲田について聞いてみた
初めましてこんにちは!坂元です!
下駄っぱーずという世界一のパフォサー(諸説あり)で下駄を履いて踊りつつ、
広告研究会のWEBメディア「WASEAD」でライターをしています。
今回はご縁があって、紺碧のうた振付師SHOJINさんのインタビュー記事を執筆させていただくことになりました。
踊っててなおかつ記事書ける人がちょうど必要だったらしくラッキー
SHOJINさん、本当に優しくて話しやすい方でした。堅苦しくなくて知り合いのお兄ちゃんみたいな感じ。
そんなSHOJINさんの良さを伝えられるように書いていきますので、ぜひ読んでいただきたいです。
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前置き
SHOJINさんが学生時代に行っていたワセメシは
・にこにこの油そば
・武道家
・キッチンオトボケ
・権兵衛
らしいです。どうですか?ワセメシのセレクトで仲良くなれそうですか?
本編1:「面白そう」
坂元:以下坂)もともと紺碧のうたプロジェクトはご存知でしたか??
SHOJIN:以下S)いや全然!
坂)ですよね!では今回引き受けてくださったのはどうしてでしょうか。
いきなりTwitterのDM来たんですよね??びっくりしません?
S)今はSNSの時代で、Twitter InstagramのDMで大きい仕事入ったこともあるからそれ自体は驚かなかったかな。
引き受けたのは、早稲田だからっていうのはもちろんあるけど、単純に面白そうだったからっていうのも結構大きいかもしれない。大きい仕事をしてきて、今はもう経歴とかよりも面白そうか、やりたいかが軸になってきたんだよね。
早稲田大学とつるんでなんかやるのってすごいレアだし、母校の頑張ってるイベントに参加するのって自分としても面白いなって。
坂)確かにワールドカップのオープニングやってカルフォルニアディズニーの振り付けした人が早稲田で一緒に活動するの異色すぎてよくわかんないですもん…
S)でしょ?感謝して〜?笑
あとDMがすごい暑苦しかったんだよ、あれ良かったな〜笑
【余談】
SHOJINさんに送ったDMはスクショ9枚分。SHOJINさんよく全部読んでくれたな、というくらい多かった。一番熱いところだけ載せておきます。
本編2:「笛を吹けば、必ず誰かがついてくる」
坂)卒業した今、早稲田でよかったな、と思ったことはなんですか?
S)難しいな〜
好きなことができる環境が整ってることかな。こんなことやりたい!って思った時に人と場所と環境に困らない。好きなことは例えばもう「チャラつきたい」とかでもよくて。とにかくなんでもできる。
坂)集まったフレーズの中で私がいいなって思っていた「笛を吹けば、必ず誰かがついてくる」と似てる気がします。
S)おおお〜まさにそれだね。
あとは外でやりたいことがあっても楽しめる環境っていうのも大学ならでは。大学外でダンスやってたから、ダンスに関して早稲田でこの人がいたから頑張れた!…っていうのはないけど、その分学部の友達に恵まれたと思う。
僕は最低限の授業はちゃんと受けてたけど、それ以外は永遠に外で踊ってて。でも友達はすごいダンス応援してくれてたし、テスト期間も助けてくれた笑
坂)確かに。大学内でやりたいことがある人も、大学外でやりたいことがある人もしっかり楽しめてますね。
今当時のお友達びっくりしてません???応援してた同級生がこんなにすごい人になってますよ??
S)うん。びっくりされる笑
(これはラグビーワールドカップ開会式を担当した時のもの。「世界」って感じ。)
本編3:暑苦しい・熱気・叫ぶ・土臭い・アホ
坂)どんな踊りにしたいですか??
S)爽やか〜とかじゃなくて暑苦しいのがいいね、圧!!!!!
うまいとか下手とかじゃなくて画面越しに伝わる熱気がすごいやつ。
ぴったり揃ってるわけじゃないけどなんかみんな叫んでて楽しそうでなんだこいつら???みたいな笑
坂)紺碧肩組んで歌うみたいな!いま右なんだか左なんだかわかんないけどとりあえず楽しい!ってなるあの感じ!!!
S)そうそうそう。まさにそれだだね。
いい意味でアホっぽいというか土臭いというか。
早稲田の人たちが思ってる自分たちの早稲田らしさが出るような。
慶応にもにもなりきれなかった早稲田生だから出せるエネルギッシュさ、重い踊り、そういうのを出していきたいよね。
坂)なんかすごい楽しそう。踊りたくなってました。
(肩組んで紺碧を歌う様子。動画見たらやっぱり左右ぐちゃぐちゃだったけどすっごい楽しそう)
本編4:100000000回
坂)紺碧のうたの10年後の理想の姿は??
S)YouTube100000000回再生!!!とか? ※1億回
あとはテレビCMに使われるとか??
坂)最高ですね。すごいな〜楽しいそれ。
S)みんな一度は見た(聞いた)ことがあるあれだよねってなるといいよね〜。
早稲田の中で云々を超えて日本のみんなが知っている曲、踊り。
例えば登美丘高校のバブリーダンスとか!バブリーダンスっていったらあれね!ってみんながわかる。あんな風になってたらいいね!
(ちなみにSHOJINさんはバブリーダンスの振付師の先生ともお友達です。)
本編5:「早稲田卒」のSHOJIN
坂)SHOJINさんにとって早稲田ってなんですか?
S)僕を売るためのツールです!笑
でもこれは本当。早稲田の肩書きのインパクトってすごい。
特に僕達みたいな学歴関係ない世界だと強みになる。
坂)SHOJINさんYouTubeとかの頭に絶対「早大卒」ってつけますもんね笑
S)そうそう笑
コンテストのキャッチコピーとかも早大卒の作る計算し尽くされた構成とか言われるし、なんで早稲田なのに??って話のネタにもなるし。
早稲田のブランド力を最大限に使わせてもらってま〜すって感じ笑
坂)意外性でいったらSHOJINさんダンス始めたの大学からですよね。プロの方ってもっと早くからはじめるもんだと思ってたからびっくりしました。
S)でも早稲田そういう人多いかも?土臭さというか。
君達だってこれだ!ってなったら一直線でしょ?じゃないとこんな企画やらないよ笑 うまくいかない確率も高いけどそれでもやるじゃん!そういう人が多いんだろうね。
それにしても「早稲田大学卒で大学からダンス始めて振付師になってカルフォルニアディズニーのショーやラグビーワールドカップの開会式でも振り作るようになって…」ってツッコミどころがすごいよね笑
脇道:「お前らよりうまいけどお前らより一生懸命だからな!」
坂)早稲田関係ないんですけど!!!
SHOJINさんのレッスンの練習動画とか、本番の動画見てて一番気になったのが、実はSHOJINさんのテンションの高さ。声しか聞こえないけどすっごい楽しそうで印象的でした。
S)どの生徒よりも楽しんでる自信はある笑
いつも生徒に「お前らよりうまいけどお前らより一生懸命だからな!!」って言ってます。
自分が一番楽しんで、一番声を張って、一番一生懸命にやって、背中で示せたら、と。これが僕の強みでもあると思っているし。
坂)生徒さんの動画見てて、遠いから全然顔見えないんですけど、それでも楽しいのはわかりました。ディズニーパレードの動画は知らない人なのに感動しちゃった。
自然に出ちゃう笑顔ってやっぱり作る笑顔と違いますね。
S)本当にそう!!!
本編6:好きなことを。
坂)最後に早稲田生に一言お願いします!!!
S)好きなことをやりたいことを一生懸命やってください。
「早稲田卒」は絶対将来の自分を助けてくれるから、今は自分がやりたいことをしてください。
早稲田大学はやりたいことができる環境が揃ってるから、やりたいことを、楽しんで、やる!
坂)今日のインタビューの答えギュギュッと凝縮されてる…
ありがとうございました!!!
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(本当はもっと色々話したのですが、泣く泣くカットしました。)
限られた大学生活の中で、
好きなことを目一杯やって、
誰よりも楽しんで、
10年後仲間と一緒にYouTubeで紺碧のうたMVを見て
100000000回再生を喜ぶ
そんな未来を想像したら少し楽しくなってきました。
私たちの好きな暑苦しくて不器用ででもどうしようもなく楽しい早稲田にぴったりの振り付けを「早大卒振付師SHOJINさん」が作ってくださるのがワクワク!
最後まで読んでくださった皆さん、インタビューを快く引き受けてくれたSHOJINさん、本当にありがとうございました。
(インタビューの様子。左:統括遠藤、真ん中:SHOJINさん、右:坂元)
ライター:坂元桃菜
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【番外編:プロローグ】
はじめ、私は腑に落ちていませんでした。
みんなの大好きな「紺碧の空」には振りはなくて、ただ肩を組んで歌います。今回の企画も「紺碧のうたプロジェクト」であり、ダンス企画ではありません。
じゃあなんであえて著名な方に依頼してまで振りをつけることにしたんだろう。有名な人たくさん呼びたいだけじゃないの?って
モヤモヤしたままインタビューを引き受けるのは気が引けたので、思い切って統括の遠藤さんに聞いてみました。同じような疑問を持っていた人、SHARP#さんの想いを知りたいという人はもう少しお付き合いください。
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プロローグ1:恋ダンス
「早稲田のより多くの人に刺さるような“うた”にしたい」と、遠藤さん。多くの人に刺さるようにするには歌ってもらうことに加えて、その“うた”で踊ってもらうことに価値がある、らしい。
最近特別版が放送された逃げ恥の「恋ダンス」、これなんか説明にぴったりですね。
体で覚えるっていうんですかね?
そういうのって久しぶりに聞いても久しぶりな感じがしなくて、なんか歌えちゃうし踊れちゃうのが不思議です。
紺碧のうたもこんな曲にしたいのかな。
(永遠に踊ってみたがでてくる。すごい。)
プロローグ2:ど真ん中で、キャッチー
なるほど確かに踊りは必要かも。でもまだ腑に落ちない。
「パフォサーが多くて、踊りが好きな人も振りを作れる人もたくさんいる早稲田で、あえて著名なOBの方に依頼したのはなんで???人のすごさに頼ってない???」
という失礼なことも聞いてみた。前日初めてLINEしたばかりなのに。
結論から言うと、彼らは「ど真ん中で、キャッチー」な振りにこだわっていた。
どのパフォサーでも、そしてパフォサーでもパフォサーじゃなくても、みんなが同じように踊れる振り、取りこぼされる人がいない振り。それが「ど真ん中でキャッチー」。
最初は公募も考えたらしい。でもどれがいいのかなんて素人では判断できないし、良い振りとキャッチーはまた違う。(確かにパフォサーも結構個性があるな)
そう考えた時に、全体を俯瞰して見ることができる人、「ど真ん中でキャッチー」を叶えられる人が必要だ。たどり着いたのが早稲田OBの振付師SHOJINさん、こういうわけなのだ。
失礼なことたくさん言ってごめんなさい、と思った。
そして紺碧のうたの完成がちょっと楽しみになった。
斜に構えていた私は、斜に構えなくなり、喜んでインタビューを引き受けました。
終わり。
番外編まで読んでくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。