8-2.試験本番②~定規を用意する~

本試験で使う筆記具等のアイテムの話です。

試験案内等によれば、試験中に机の上に置けるものは、HBの鉛筆、シャーペン、消しゴム、(音の鳴らない)時計のみ。

これらのアイテムは、受験生にとって大切なサバイバル道具です。なぜなら試験中頼れるものは、自分の頭とこれらのアイテムしかありませんので。

なので、道具もできるだけ「合格に近づく」アイテムを選びましょう。この場合、合格に近づく=少しでも時間を節約できて、効率よく解答できるモノのことです。

■鉛筆の長さ
マークシートの塗りつぶしには、シャーペンより芯が太くて早く塗れる鉛筆をお勧めします。鉛筆を最低3本、そしてマークシートの氏名記入などに使うため、シャーペンも1本は用意します。忘れがちですが、消しゴムも絶対に忘れずに!消しゴムも解答に必須のアイテムですので。

さて、鉛筆はどんなものを持ち込むべきでしょうか?(神社の合格鉛筆を使えという話ではありませんのであしからず。)

いや、鉛筆なんてどれも同じでは、と思いますか?
そうでしょうか。私の経験では、試験の日のためにおろした、削りたての新しい鉛筆はNGです。削りたての長い鉛筆では、小回りが利かず、持って書くまでの動作がサクっと行きません。

よって短い方が有利。理想はそれまでの1年間、受験勉強で散々使い、手に馴染んでいる鉛筆です。

ただし、適度に使いこんで長過ぎず短過ぎない、ほどよい長さになったところで、普段の勉強では使うのをストップし、それを本試験に持っていって使用します。

■定規の効用
皆さんの中に、横書きの文書を大量に読むとき、定規を当てて1行ずつ読む人はいませんか?あるいは帳簿のような書類で数字を拾うときなど、定規を当てて1行ずつ数字を追っていくと便利です。

社労士試験でも定規を使えば、ミスをしないためにとても合理的です。試験問題は20行くらいの問題文のかたまりですから、目だけで追うより定規があればかなり読みやすくなります。

しかし。定規は持ち込みOKな道具ではありませんでしたよね。当然、机の上に置けず試験中も使えません。そこで用意するのが、おろしたての長い鉛筆です。その長い鉛筆を定規代わりにして、問題文に当てて1行ずつ読みます。

この方法は頭が疲れてくる試験後半ほど、文章を読む助けとなります。文章を読む妨げにならないためには、転がらない六角形のシンプルな配色の鉛筆(uniや三菱鉛筆などがお勧め)が適しています。

さすがに1度も削っていない新品の鉛筆を机に置くのは、試験官に問題視されかねない気がしますので、(本当は削りたくないですが)1度だけ削って持っていきましょう。(つづきます)

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