8-1.試験本番①~問題を解く順番~

ここからは、この試験の合格ノウハウのコア部分、実際の試験の具体的解き方について書いてみます。

ちなみにこれらは、私の受験生活で得た貴重なハウツーなので、本当は人に教えたくありません・笑。でも私は合格したし、これから合格を目指す受験生の皆さんへ公開します。

なお、実際にこれらの方法を使うかどうかは自己責任でお願いします。
いくつかの方法は禁止事項ではありませんが、もしも目に余るほどの多人数が会場で一斉に行えば、あるいは禁止事項になってしまうかもしれません。

こちらでは責任はとれませんので、自己の責任においてひっそりと試してみてください。

始めに問題を解く順番について考えてみます。

皆さんは試験問題を頭から解きますか?
それとも得意・苦手科目順に?
その順番には、どんな意味がありますか?

私はずっと本試験でも模試でも、頭から出題順に問題を解いていました。単純にその方が時間配分を考えるのが楽だったためです。

しかし、勉強3年目、それも本試験直前になって、思いきって解く順番を変えました。なぜなら頭から解くと、後半の年金2法へたどり着く頃には、かなり疲れが出てきています。

年金2法は複雑で、試験科目の中でも一番頭を使う科目です。なので試しに頭が疲れてしまう前に、年金2法を解いてみることにしたのです。

まず厚生年金法国民年金法→返す刀で健康保険法をやっつけます。
これで後ろの社会保険分野3科目を終わらせます。

それから問題集の先頭に戻り、残りの労働分野(労働基準法・安全衛生法・労災・雇用保険法・徴収法)+一般常識(労働・社会保険)を頭から、労基→労災→雇用→一般常識の順で解いたら1周して終わりです。

結果。本試験で厚生年金法は10点満点という、模試でも出したことのなかった高得点を得ることができました。

それで実感しましたが、まだ頭が疲れないうちに苦手科目を解くべきです。頭から解いていくと年金2法は、時間配分としては最後の1/3あるいは1/4を使って解く感覚ですが、その頃には頭が相当疲れていますから、問題文がすんなり頭に入らなかったり、解ける問題もうっかりミスしたりで、高得点を得ることが少し難しいです。

そこで、合格点に達するか心配な苦手科目ほど先に解くことをお勧めします。自分にとって苦手な科目を解き終えてしまえば、その後の試験時間は気分も少し軽くなりますので。

どちらかというと、労働基準法より年金2法の方が記憶力を振り絞って頭を使います。比較的簡単な労働基準法は、一番先頭にありますが後回しにしてもよいかもしれません。

これが解き方の絶対ではないですが、合格のためには決してゲン担ぎとかでなく、具体的戦略に基づいて問題を解く順番を決めるべきです。
(つづきます)

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