【小説】友達の友達

そう、好きな子ができたんだ。
ああ、どんな子かって難しいな。
まあ、優しそうで、賢くて、とっても良い子だよ。
え?そうだな、お前が知ってる子だよ。
おい、いいじゃないか。俺の話は。そんなことより、お前、彼女さんとはどうなんだ。もうすぐ、4年目だっけ。長いよな。ああ。
そういや、今日はこの後どうするんだ。そうか、マミちゃんと勉強か。
俺もお前も、マミちゃんも忙しい時期だもんな。こうやって喋ってる時間も惜しいくらい。
しかし、2人でよく自習してるよな。いつからやってんだ?
そうか、3ヶ月くらい前からか。毎日か?まあ、そうだよな、俺らなんて毎日勉強しないといけない身分だもんな。やっぱり、一人でやるより集中できるかんじか。そうだよな。俺も誰か一緒に勉強してくれる人がいればいいんだけどな。まあ、な。それもそうか。
ん、ああ、山口さん。お疲れ。ちょうど、ヨウヘイとこの後の勉強について話してたところで、ええ、じゃあね、またね。
あ、ヨウヘイ、4年目なんだから、盛大に祝ってやれよ。じゃあ、またな。

はあ

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