在宅鍼灸ジェネラリスト育成セミナー⑤ 体幹編
こんにちは、たけちゃんです。いよいよセミナーも佳境に入ってきました。
今回は、体幹編。体幹は大事だということはわかっているけれどもしっかり評価できているかというとそうでもないところ。
しっかり学んで利用者さんに貢献できるようにがんばります。
FACTの紹介
まずは体幹の評価シートFACTの紹介。
FACTの特徴は静的・動的な体幹機能を捉えられるということで鍼灸治療にも活かしやすいこと。
評価も基本的に可能か不能かの2択ばかりなのでとても簡便に感じました。
できない場合はどこの筋に問題があるか書いてあるのでとてもわかりやすいです。
評価がいっぱい(^_^;)
体幹の評価はいっぱいあります。
アライメント、柔軟性、脊柱の弯曲、身体剛性など。
あれもこれもとやるとなかなか大変なので、まずはFACTと身体合成の評価を中心に行なっていこうかと思います。
座位姿勢のパターン
姿勢による関与する筋肉の違いの説明を聞いているときに疑問が生じました。
多裂筋、最長筋、腸肋筋の筋の作用は脊椎の伸展だと思っていました。
講義では多裂筋、最長筋は骨盤前傾に働き、腸肋筋は骨盤後継に働くということでした。
なんでこういうことになるのか論文を調べてみると骨盤後傾位になると最長筋に遠心性収縮がかかるということがわかりました。
ということはこれらの筋が骨盤の前傾や後傾を作り出すのではなく、前傾になることで多裂筋や最長筋が優位に働き、後傾になることで腸肋筋が優位に働くのではないかと考えました。
教科書ではそこまで深い考察は書いてないのでやはり最新の文献にあたることは大切なのだと思いました。
細かな体幹評価
頸椎と胸椎の運動連鎖、下位胸郭の拡張運動、胸椎回旋可動域テストなどこれらをしっかり評価できると制限因子がどこになるのかが明確になるので現場で実践していって体に叩き込んでいこうと思います。
それにしてもこれらのことを日常的に行なっているてっちゃんはすごいと思いました。
体幹の運動療法
各体幹の水平面、前額面、矢状面それぞれの運動療法と大腿のストレッチの紹介。それぞれ初級編と上級編の2つのレベルが紹介されているので利用者さんにも伝えやすかったです。
実際これらの運動療法を行うにあたり、利用者さんの前額面と矢状面の写真を運動療法前と後に撮りました。
結果は円背姿勢だった利用者さんの姿勢が改善していました。この結果を利用者さんに共有し、運動療法の意味を伝えて継続的に行うことに了解を得ることができました。
今回のことで運動療法についてもしっかり相手に行う意味を伝え、理解していただくことでモチベーションに繋がり継続につながるのではと感じました。
最後に
体幹は高齢者の方の筋力低下が著しい場所です。体幹の筋力低下が姿勢の崩れや転倒リスクにも繋がります。
現在、何人かの利用者さんにこれらの運動療法を行なっており3ヶ月後にどのように変化が起きているか追跡していこうと思っています。
客観的なデータにより他の職種の方にも伝えやすいのでどんどん活用していこうと思います!!