文化祭実行委員会って何が楽しいの?① ~備品を管理する話・その1~
こんばんは.
ご無沙汰しておりました.鮫島です.
今回から本名で,投稿するのでここに書く内容もより一層責任を持たないといけないなと感じています.
私は中学3年生の頃から,文化祭実行委員会に携わってきて,そのまま高校でも大学に入ってもずっと続けてきました.リーダーも平社員もナンバー2も,また企画立案や会場設営,総務,広報,装飾と6,7年間の間に色んな立ち位置に立って文化祭であったり,委員会が持つ活動であったりに携わってきました.そんな経験から僕が学んだ組織論(と勝手に言っているけど,たぶん一般的なものとは違う)を言語化していこうと思い,今回このようにnoteを書いています.
今回から書かせていただくのは,僕が最も長く携わっていた企画で使う備品の管理についてです.今回は第1回目なので,高校生の頃のお話をします.
はたから見ると「備品の数を数える?何が楽しいんだ?」「めちゃめちゃ重い備品をいつもリヤカーとか台車で運んでるよね?きつくない?」「当日の運営計画作ってて何が楽しいの?」と思うかもしれません.そうですね,これらの仕事は楽しくないかもしれません(笑)
まあそれでも僕がどこに面白さを感じていて,何を学んだのか文字にしてみようと思いますので,お付き合いください.
そういえば,僕が関わった代の鵬翔祭実行委員会はYouTubeにはPVも作っていたりします.
ん~高校生の頃の自分若い!!なんて,,,
さて,本題に入ります笑
僕が高校二年生の当時やっていた仕事は2つ.
①全教室の机椅子,教壇,教卓の数を数え上げる.
そして,文化祭当日用に各教室へ割り振り直す.
②文化祭準備期間前に①で割り振った数通りに備品を移動させるので,
その計画を先生たちと作って,当日責任者として計画を実行する.
まず,すごいのは僕の高校ならではの規模の大きさです.
僕がいた高校(桐蔭学園高校)は,一クラス44人×一学年20クラスというとんでもないマンモス高校で,しかも一年生から三年生を巻き込むので,計2700人弱の人の動きを僕と先生のマンツーマンで作るわけです笑
桐蔭学園上空写真(Wikipediaの学校のページから参照)です.
とんでもなくでかいですよね笑.東京ドーム9個分とか言われてます笑.
まあこの全ての校舎について計画を練ったわけじゃないけれど,それでも大きい,,,
でも,そんな自分の計画で2700人もの生徒と,60-70人の先生が動く.
文化祭を始めるための準備と,終わった後の撤収に動く.
めちゃめちゃやりがいありそうじゃないですか?笑
2019年の鵬翔祭の様子ですが,僕らの作った計画がこんな人がたくさん来るお祭に活かされていく,,,
来場者に楽しんでもらえる祭,生徒が企画を出したり楽しんだり,各々の時間を過ごす祭.
これを作るには,地味かもしれないけど机とかイスとかそういう備品を正しく配分して,動かせる計画を作る.
終わりに見える光景がこんな写真だとするなら,ワクワクしちゃう.
もちろん上手く行かないことだってあります.
例えば,僕らの学校は高1・高2と高3で校舎が分かれていて,当時高2だった僕は前者の校舎については指揮できたけど,高3の方はなんだかんだバタついてしまったり,,,
移動が終わった後に教室をのぞきに行ったら,なんか備品の数が合わなかったり,,,
当時は「なんでや!!!」って少し怒ったりもしちゃったけど,
でも今思えばそんな規模の大きい計画が寸分の狂いもなく上手く行くわけもなく,むしろこのような狂いがあったときにどう対処するか?が文化祭実行委員会の腕の見せ所で,準備が終わった後にもう一度備品の数を数え直しに何十教室も回ってExcelで作った「備品管理用データシート」を全部打ち直しました笑
もちろんこの備品大移動をするにあたっては,実際に備品を持って動いてもらう生徒はもちろん,その指示を手伝って頂く先生方や,何より委員会の仲間に動きを共有して,手伝ってもらっていて,,,
そうやって,たくさんの人と何かを成し遂げたり,
自分が影響力の大きくて責任が重い計画を作ってその通りに人を動かしたり,
上手く行かないことへもぐちぐち言いながらも対応したり,
良いことも悪いこともすべてが思い出だし,
だからこそ得られた「人と協力して成し遂げるやりがい」とか,
「先生と議論や調整をしながら計画を作っていく力」とか,
「計画を共有して,人を動かす経験」とか
当時の僕にとって,新鮮な学び,普段授業を聞いてるだけじゃ絶対に得られなかった学びが,高校時代の備品管理の仕事にはありました.
社会人から見たら,そんなすごいの?って思うかもしれないけど,
でもこの思い出と学びは僕の誇りだし,その原点である高校時代の文化祭の記憶は他の何にも代えがたい宝物です笑
さて,高校時代の備品管理のお話はこんな感じです.
次は高校時代にやっていた装飾のお話をするか,大学でやっていた備品のお話をするか,どっちか気が向いた方を書こうと思ってます.
長々とお付き合いいただきありがとうございました!
2021/8/30
鮫島風馬
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