ポケカ環境まとめ 双璧のファイター環境(三神ザシアン、炎系統編)
はいみなさんこんにちは
新環境でもなんやかんや三神ザシアンが多そう
どうもポケカプレイヤーのサメです。
普段は関西でポケモンカードをしており、「チーム青犬(せいけん)」という現在7名で活動しているチームのリーダーをしております。
今回は双璧のファイターまでの環境をCL愛知の結果を基にまとめてみたいと思います。
ただ、三神ザシアンと炎系統だけで文字数が5000字近くになったので、いくつかに分けて投稿していけたらと思います。ご了承ください。
CL愛知
CL愛知は3月28日に実施され、双璧のファイターのカードまでが使えました。
公式生放送によると、以下の順で使用者が多かったです。
1.アルセウス&ディアルガ&パルキアGXザシアンV
2.炎タイプ系統(ミュウツー&ミュウGX、ビクティニVMaxなど)
3.れんげきウーラオスVMax
4.ムゲンダイナVMax
5.ブラックパーフェクション、ダークパーフェクション(ミュウツー&ミュウGX)
etc...
やはりアルセウス&ディアルガ&パルキアGXザシアンVが一番多かったですね。これは毎度の事になっている気がします笑
炎系統もアルセウス&ディアルガ&パルキアGXザシアンVに確実に勝てる訳ではないですが、基本的に有利に立ち回れるため人気のあるデッキだったと思います。
れんげきウーラオスは新規カードによってかなり強化されました。詳しい話はまた次回したいと思います。
意外だったのはムゲンダイナVMaxとブラックパーフェクション
ムゲンダイナVMaxは新規カードとれんげきウーラオスの強化によって減ると考えていたのですが、それでも上位に入っている方だと思いました。
ブラックパーフェクションはチームメイトが握っていたため、強力なデッキであるとは思っていたのですが、まさか使用者ランキングの上位5デッキに入るとは思っていませんでした。
個人的に気になったデッキ
・マッドパーティ
双璧のファイターによってミカルゲが登場し、マッドパーティは減るのではないかと言われていましたが、マッドパーティのためだけに1枠割くのは非常に難しいです。
元々多いデッキタイプではなかったので、恐らく入れないと読んであえてマッドパーティを使うプレイヤーもいたみたいです。
最近は、チラチーノ型が流行っているように思います。
私自身、PTCGOで使っていますが、先攻を取れば三神ザシアンにも勝てるポテンシャルを感じました。非常に強いデッキです。
・ゲンガー&ミミッキュGX れんげきウーラオスVMax
大会前はれんげきドラパルトと言われる、れんげきウーラオスV MaxとドラパルトV Maxを組み合わせたデッキが流行りました。
確かに、ミュウに対してドラパルトV Maxの技で倒して、キョダイレンゲキで一気にサイドを取るプランがあるかつ、それぞれの弱点を克服しているのは強力ですが、事故率の高さが気になり、後半戦はいないと思っていました。
しかし、その事故率の高さを抑え、それぞれの弱点を克服しているデッキタイプが見られました。
それが、ゲンミミウーラオスです。
ゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXを使い、れんげきウーラオスV Maxに進化する事が出来ます。
さらに、相手の手札次第ですが、ポルターガイストで高火力を狙う事も可能です。
れんげきドラパルトの課題であった高火力をこれらの組み合わせで克服する事が出来ました。
ゲンミミの火力が相手依存になってしまう短所はありますが、非常に面白いデッキだなと思いました。
・インテレオンVMax
このデッキはあしゅんさんがデッキ候補にしていたため、大会でもチャンスのあるデッキだと思っていました。
しかし、多数の進化ポケモンを使い、マッチング次第では早い段階でモスノウを立ててダイバレットを使わなければなりません。
これらのハードルを乗り越えるのが非常に難しいなと感じました。また、事故率の高さも気になりました。
しかし、CL愛知では準優勝!
改めて見直さないといけないと思いましたが、プレイヤーのインテレオンの練度などが関係していると思っているため、急遽インテレオン握るかーってCL1週間前に握って勝てるデッキではないと未だに考えています。
しかし、準優勝したデッキとなると凄く使いたくなります笑
うらこうさくがあるとはいえ、どこにトレーナーズを使えばいいのかを考えるのは難しそうですね。エネルギーなのかサポートなのかボールなのか。。。
では、上から順番に特徴を説明していきましょう。
1.アルセウス&ディアルガ&パルキアGXザシアンVデッキ(以下三神ザシアン)
三神ザシアンと呼ばれるデッキになります。
使用率が多い理由は、自分自身の1ターンにやりたい事に対するハードルが低く、相手が手札事故を起こした際に、逆転の機会を作りにくくさせる事が考えられます。
最低限やりたい事を具体的に言うと
・1ターン目、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXにエネルギーを貼る
・2ターン目、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXに1ターン目に貼ったエネルギーと違うエネルギーを貼ってオルタージェネシスGXを使う
・3ターン目、アルティメットレイやブレイブキャリバー、ハッスルバイトを使って早くて4ターン目、一番遅くても6ターン目にはサイドを取りきる。
また、自分自身の事故はエネルギーつけかえやふとうのつるぎで鋼エネルギーを引くなどで抑える事が出来ます。(それでも事故る時は事故るんですけどね。。。)
三神ザシアンは、三神のオルタージェネシスGXを追加効果込みで発動し、三神のアルティメットレイやザシアンVのブレイブキャリバー、クチートGXのハッスルバイトを使ってサイドを6枚取りきります。
オルタージェネシスGXのおかげで技のダメージが30上がり、サイドを1枚多く取ることが出来るため、デデンネGXやクロバットVといったベンチに出た時に特性を発揮するルールを持つポケモンを2体倒せば勝つことが出来ます。
また、どの三神ザシアンにも採用されている訳ではないですが、やまびこホーンの登場によってさらに倒しやすくなりました。
ただ、実際はそう簡単にはいかないので、リセットスタンプを用いて必要な札を流してターンを伸ばすことが主流でした。
しかし、最近は既に盤面が完成している試合になっている事が多く、オルタージェネシスGXを使用するまでにポケモンにダメージを与えることが難しいため(ブレイブキャリバーのプランに切り替えるなど、方法はある)このカードを使うことが増えてきた印象です。
クラッシュハンマーです。
コインを投げることにはなりますが、これを使うことによって盤面に関与することが出来ます。
同じ三神ザシアンやれんげきウーラオスVMax、炎系統(ビクティニVMax、ミュウツー&ミュウGX)に刺さる印象です。
なぜなら、オルタージェネシスおよびアルティメットレイ、キョダイレンゲキ、ボスの指令&ダイビクトリーやフレアドライブGXなどを遅らせる事が出来るからです。
一応悪ミュウミュウのデッドムーンGXの追加効果を遅らせる事が出来ますが、ガラルファイヤーVのじゃえんのつばさですぐにリカバリーされてしまいます。
2.炎タイプ系統
炎タイプ系統といっても沢山ありますが、特に見かけられたのはこの4つだと思います。
A.ビクティニVMax
ダイビクトリーによってポケモンV相手にかなり強く出ることが出来ます。2エネで動けるため、溶接工を使わないで動くことが出来るのも高評価です。
しかし、GX主体およびルールのないポケモンに対しては強く出ることが出来ないため、単体で戦うのは難しいです。よって、このポケモンが相方として一緒に戦っていました。
レシラム&リザードンGXです。
溶接工に対する依存度が上がりますが、やはりフレアストライクはとても強力です。
仮に溶接工が引けなくても、ビクティニV自身がかなり優秀で、溶接工が引けない時の別のプランを立てる事が出来ます。
ビクティニVのひろがるほのおを使うことでレシラム&リザードンGXにエネルギーをつけ、ダブルブレイズGXの追加効果込みで倒すハードルが下がります。
また、エネバーストもとても強力で、溶接工は必要になりますが、あなぬけのひもを使ってベンチに並んでいるメッソンやテッポウオなどを倒していく選択肢も後攻1ターン目から作れます。
このデッキに関しては、友人のあしゅんさんが記事を作成されているので、詳しく知りたい方はこちらからアクセスして頂ければと思います。
・CL愛知完走
・シティリーグアディショナルシーズンベスト4
・新春野望杯ベスト8(157人規模の関西で実施された自主大会)
といった結果を残している方の記事なので、かなり参考になると思います。
B.ミュウツー&ミュウGX
通称レッドパーフェクションと呼ばれるデッキタイプです。今回のCL愛知で優勝したデッキタイプですね。
技の選択肢が豊富なため、プランは沢山あるのですが、基本的なプランはこの3つだと考えられます。
・溶接工を使わなくてもゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXからラフレシアGXのだいかいかを使って先殴りをしていくプラン
後攻を取ってホラーハウスGXからのだいかいかで180ダメージを与えて、デデンネGXやクロバットVなどといった手札補充をサポートするポケモンを倒していったり、ポケモンVMaxやタッグチームのポケモンに2発で倒していく事が出来ます。
また、返しでダメージを受けても、レシラム&リザードンGXのげきりんを使う事で後続を育てつつ2エネルギーだけでサイドを取る選択肢も作れます。
よって、溶接工を使うタイミングが3ターン目、4ターン目でも間に合うのではないかと考えられるため、、溶接工に依存しないでプレイを進める事が出来るのではないかと思います。
・ゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXを使って、2ターンの間に溶接工を引き、レシラム&リザードンGXのフレアストライクを使って、ポケモンVの時点で倒してサイドを先行していくプラン
ラフレシアと同様、後攻1ターン目にホラーハウスGXを使います。
ただし、今回は溶接工とボスを使ったプランになります。
溶接工を使う事で後攻2ターン目にはエネルギーが合計4枚つくため、レシラム&リザードンGXの技、フレアストライクを使う事が出来ます。
また、2ターンかけて行うため、ボスの指令を使う選択肢も作れます。ベンチにいるポケモンVをフレアストライクで倒すとアドバンテージを稼ぐ事が出来ます!
・リザードンGXのフレアドライブGXを使ってアルセウス&ディアルガ&パルキアGXがアルティメットレイを使う前に倒すプラン
今度はホラーハウスGXを使わないでフレアドライブGXを使うプランです。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXのように技を使うまでに時間がかかる相手の場合はフレアドライブGXが出来ると、少し楽です。
メタルソーサーなどを使ってデデンネGXやクロバットVが倒されるのが負けプランです。
ハッスルバイトの打点を140、160に抑える事が必要な試合になりそうです。
他にもプランがあると思いますが、基本的にこのプランが考えられます。
A+B.ビクティニVMaxにミュウツー&ミュウGXが入った混合タイプ
招待選手である松丸さん、レインボー池田さんが使用されたデッキタイプですね。
個人的に、このデッキタイプが炎系統の中で一番使用者の多いタイプだと思います(実際はどうだったのでしょうか)
ビクティニVMaxでは倒せないGXポケモンをミュウツー&ミュウGXで倒すプランになると思うのですが、レシラム&リザードンGXとの違いは、フレアドライブGXのエネルギー面でのハードルが低く、ひろがるほのおで加速できれば溶接工がなくても300ダメージを与えられる点だと思います。
300ダメージを与えるのに、レシラム&リザードンGXの技だと6エネルギー必要である一方、リザードンGXは4エネルギーで済みます。
しかし、リザードンGXの技を使う場合、以下の3が必要になります。
・溶接工かビクティニVorVMaxの技、ひろがるほのおで4エネルギーの準備をしなければならない
・リザードンGXをトラッシュに送らなけばならない
・300ダメージを与えたいポケモンがバトル場にいなければならない(要はボスの指令やグレートキャッチャーが必要になる)
これらの条件を満たしつつビクティニVMaxに進化するためのボール(ポケモン通信やしんかのおこう)なども入れないといけないため、安定させるのは少し難しいと感じていました。(サイド落ちもありますしね。。。)
CL愛知の結果次第でこれらの課題をこなしているプレイヤーもいるかもしれないと思っていたのですが、個人的にはAかBのどちらかに絞ったプランの方が使いやすい印象です。(もちろんメリットもあるのですが)
C.マルヤクデVMax
個人的にかなり意外でした。マルヤクデVMaxは強力だけど課題があると思っていたからです。
マルヤクデの特徴ですが、三神ザシアンにかなり強いデッキです。
なぜなら、マルヤクデVのねつほうしゃを使って水エネルギーを割っていくプランもありますし、マルヤクデVMaxはエネルギー2枚だけでザシアンVを一撃で倒す事が出来るからです。
また、エネルギーが自然と溜まっていくので、オルタージェネシスの準備をしている間にエネルギーが6枚以上になると、取り返しのつかない事になります。
個人的な話ですが、スパイクカップ Remote に参加した際にマルヤクデVMaxを使っていたので思い入れがあります。
個人的に推しのカードはフィオネです。
フィオネがかなり強力です。溶接工込みで4枚の炎エネルギーのついた状態でひきよせのうずを使用することで前に出ているアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを流してサイドを先行する事が出来ます。
先ほど課題があると言いましたが、まずは、ビクティニVMaxです。
ビクティニVMax戦はお互いに先攻を取りたい炎タイプのデッキで、先に進化することが非常に重要です。
相手のビクティニVMaxのダイビクトリーでマルヤクデVを一撃で倒されたり、ビクティニVのエネバーストでエネルギーが沢山ついたマルヤクデV Maxに大ダメージを与える事が出来るため、不利なマッチだと考えていました。
しかし、生放送でマルヤクデVMaxを使用した方は、先攻2ターン目にビクティニVMaxになって、エネルギーを2枚貼ってボスの指令を使うというのは、ハードルが意外と高いという認識をされていました。
この認識は自分もありましたが、CLの2日前にそういう話になった(気がする)ので、マルヤクデも戦えそう!って再認識をする事が出来ませんでした。
確かに、ボルケニオンなどが壁になって、後攻でも強い盤面を作ることが出来たのではないかと考えられますね。
あとは、全部のデッキに入っている訳ではないですが、ヒート炎エネルギーをつけることが出来ればダイビクトリーも耐える事が出来ます!
そしてマルヤクデの特徴である溶接工を使わなくてもエネルギー加速が出来るという点があるにも関わらず、溶接工の依存度が意外と高い事です。
具体的に言うと、先殴りをされた場合、サイドを先行する場合は溶接工が必要になります。
一つずつ説明していきましょう。
先殴りをされた場合
主にマルヤクデ側が後攻の場合が多いと思いますが、炎系統と当たった場合は先攻でも考えられます。
・先攻2ターン目に先殴りされた時
マルヤクデVで戦う選択肢が生まれます。
後攻1ターン目にフレアスターターを使って、マルヤクデVに3エネルギーついた場合は急いで溶接工を使う必要はありませんが、バーニングトレインを使った後に倒されると、次のマルヤクデVMaxを育てる必要があります。
もし相手がポケモンVMaxだった場合、180ダメージだと残っているHPは基本的に140から160だと思います。
その場合、次のマルヤクデVMaxには3エネルギーをつけないといけないため、遅くても3ターン目には溶接工を使わないと間に合いません。
フレアスターターが失敗した場合は溶接工を2回使う必要があります。
・後攻1ターン目に先殴りされた場合
後攻1ターン目って基本的に炎タイプのポケモンしかいないんですけどね笑
主にヒードランGXやファイアローV、レシラム&リザードンGXが考えられます。
溶接工を使うことになるため、ベンチにいたら安心じゃないかと思いますが、フィオネの特性やあなぬけのひもによってバトル場に出てしまう場合があります。
基本的に1撃では倒されませんが、GX権を込みで2発で倒されるパワーがあります。
これらのポケモンはHPが200未満なので(ヒート炎エネルギーの場合は除く)
溶接工を使ってマルヤクデVMaxの4エネキョダイヒャッカで倒すか、ヒードランGXの4エネヒートボンバーGXで倒す必要があります。(先攻で炎エネルギーをつける前提)
よって、これらのケースでは溶接工を必ず使う必要があります。
今回は三神ザシアンと炎系統編でした。
続きはまた後日投稿したいと思います。
・余談
マルヤクデに関する話とれんげきウーラオスに関する話はかなり出来るのですが、書きたいと思ったら書こうと思います(笑)