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東京・上海ディズニーリゾートなどを作った、Walt Disney Imagineering元社長ボブ・ウェイス
先日、本を出版したばかりのWalt Disney Imagineering元社長ボブ・ウェイス。
イマジニアとして、東京ディズニーランドやディズニー・ハリウッド・スタジオ、上海ディズニーリゾートなど、多くの主要プロジェクトを担ってきた凄い人です。
そんなボブ・ウェイスが、ウォルトディズニー・ファミリーミュージアムで講演会をやるのだとか!
行きたいぃぃぃ🥹(無理だけどぉぉぉ)
彼がディズニーで過ごした42年間の話や、イマジニアのプロジェクトがどのように進められてきたのか、どのように今のディズニーリゾートが作られてきたのかが語られることでしょう!
距離的にいくのは難しいので諦めるとして…笑
今回は、ボブ・ウェイスがどんな人なのか、ご紹介します!
yukaです。
ディズニーの世界は本当に奥深い。
そして情報量がとんでもない。
だからこそ、オタクみんなで語り合うのが超楽しい☺️
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キャリア
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学生時代にキャストとしてディズニーランドでポップコーンやアイスクリームを売っていたボブ・ウェイス氏。
その後、大学で専攻していた建築学の知識をもとに、ディズニーパークやショーなどを作る、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングに入社し、42年間ディズニーでキャリアを積んだ方です。
2016〜2021年にはウォルト・ディズニー・イマジニアリングの社長、2022年からはグローバル・アンバサダーに就任しました。
東京も関係ありまくる!彼のディズニーでの功績
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東京ディズニーランドやディズニー・ハリウッド・スタジオ、上海ディズニーリゾートなどのプロジェクトに携わり、特にクリエイティブな面で多大な貢献を果たしました。
また、彼は東京ディズニーシーの監督もしており、ディズニーシーは、世界中で絶賛されるテーマパークの一つとなりました。
彼がウォルト・ディズニー・イマジニアリングの社長を務めた2016〜2021年の間には、数多くのパークやアトラクションの開発を主導していたそうです。
その中で話も大変だったことは、コロナウイルスパンデミックの時期だったそう。
出社することもできない、ましてや各国パークの現地にも行けない、どうなるか分からない状況でしたもんね。
ファンタジースプリングスもオープンが延期されたことからも、当時の大変さが想像できますね。
しかし、彼はその状況下で上手くプロジェクトをリードし、新たなプロジェクトをいくつも成功させました。
また、上海ディズニーリゾートの立ち上げも、彼のリードの下で行われたそうです。現地の文化に合わせた新たなディズニー体験を提供し、成功せています。
そんな彼が大切にしてきたこと
▼ストーリーテリングとイマジネーション
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ディズニーランドの65周年に向けた記念プロジェクトや、未来のパークに向けたビジョンを描き続けたボブ・ウェイス氏は、常にストーリーテリングとイマジネーションを大切にしてきたそうです。
彼はディズニーパークにおいて、ゲストにとっての「物語の体験」を重要視し、常に新鮮で革新的な体験を提供することに尽力したのです。
D23サイトに彼のインタビュー記事が掲載されているのですが、その中で心に残ったボブ・ウェイス氏の言葉を引用します。
私はかつては子供の一人でしたし、今は年配の世代です。長年にわたり私たちが創り出したものが、世代を超えて永続的な力を持つことを私たちは見てきました。
私にとって、それがディズニーランドの魔法です。
人々が子供たちを連れて行き、彼らが子供の頃に経験したのと同じ体験を、また自分の子供にさせたいのです。
マーティ・スクラーが言ったように、私たちのテーマパークは博物館ではありません。
私たちはパークを新鮮に保たなければなりません。私たちは前進し続けなければなりません。
つまり、このバランスがあります。
人々が覚えている古典的なものを維持しながら、同時に常にレベルアップして、物事をより良くするにはどうすればよいか。それがイマジニアであることの大きな喜びの1つです。
私たちは常に観客の声に耳を傾け、どうすれば物事をより良くできるか、つまり、新しいストーリーや新しい IP [知的財産] を私たちの芸術的な媒体に取り入れて観客に体験を届けられるかを考えているのです。
確か、アリエル、ベル、ジャスミン、ムーランといったディズニープリンセスを始め、くまのプーさんやシンバなど、誰もが知る人気キャラクターを担当したアニメーター、マーク・ヘンも同じようなことを言っていました。
ウォルトのイマジネーションに刺激されたディズニーレジェンドたちが、たくさんの素晴らしい作品をつくり、
その作品に刺激を受けた子供たちが、アニメーターやイマジニアとして新たな素晴らしい作品を作り、
その作品に刺激を受けた次の世代が、また素晴らしい作品を作っていく。
それがディズニーの歴史だ。
というような内容のことを話していたんですよね。
マーク・ヘンはアニメーターとしてそれを実践してきた人ですが、ボブ・ウェイスはイマジニアとしてそれを実践してきた人なのだなと思いました。
▼大学時代のキャストとしての経験
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パークにキャストとして立ち、ゲストの行動を観察していたことが、イマジニアとして役に立ったと彼は語っています。
インタビューの中で下記のように話しています。
ディズニーランドのスペースを人々がどのように利用し、それが一日を通して、また季節のサイクルでどのように変化するかを見ることができるので、都市計画と建築学を学ぶ上でとても参考になりました。ディズニーランドから学ぶには、本当に素晴らしい方法でした。
ゲストの注意を引き、スペースに入ってもらうにはどうすればいいのか?
映画とは異なり、3次元空間でストーリーを語るにはどうすればいいのか?
ディズニーランドを移動しやすくするにはどうすればいいのか?
まるで自分が映画の登場人物になって、その映画に引き込まれていくかのようにするにはどうしたらいいか?
イマジニアたちは、ゲストを特定の遊び方、周り方に導いているわけではありません。ゲストごとの体験に任せています。
だからこそ、ゲストがどんな視点からパークを見ても、物語の主人公としてストーリーに入り込める空間。
それを作ってきたのがイマジニアであり、それにはキャスト時代の現場視点が経験が役に立ったと語っています。
▼ゲストの声、反応
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彼は、イマジニアにとって重要なのは、ファンの声に耳を傾けることだと語っています。
ウォルトは、毎週ディズニーランドを訪れてゲストの反応や、キャストの声を聞いて周っていました。そして、進化させる必要があるところを見つけ、ゲスト視点で常にアップデートしてきたわけです。
それをボブ・ウェイスもイマジニアとして実践してきました。
インタビューの中では下記のように語られています。
うまくいっているときはゲストの声に耳を傾け、うまくいっていないときはそのゲストの声を認める覚悟を持つことだと私は思います。つまり、アップデートや変更を行う時期なのです。
彼らがパークに対してどう反応するかを見ることで、彼らから学ぶことができることにも感謝しています。
ファンはインスピレーションを与えてくれます。イマジニアにとって最も感動的な瞬間は、何かがオープンしたときにパークに立ち、初めてゲストが入ってくるのを見て、初めて彼らの反応を聞くときです。
こういう視点が私は本当にスキ🫶笑
実際に、上海ディズニーリゾートがオープンした時にも、現地に赴いて、テーマパークやディズニーにあまり慣れていない上海のゲストが、どのように反応し、ディズニーを受け入れていったのかを見たそうです。
以前、私の記事で、上海ディズニーは、ディズニーの世界観と、上海という土地柄をうまく融合したパークだと思う、と語ったことがあるのですが、まさにこれは、ボブ・ウェイス氏率いるイマジニアたちが、ゲストの反応を見て、声を受け止めて、進化させてきたからなのだと、改めて思いました。
私の個人的な感想
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ゲストの声を大切にする、そのために現場に行って実際に反応を見る、キャストの視点でディズニーを見る、
そうすることで、ゲストが常にワクワクする空間を作っていく。
そして、それに刺激された子供たちが、ディズニーを夢見て、次のディズニーを作っていく…
そうやって100年間、世界中の老若男女に愛され続けてきた会社なんだ、というところが本当に好き!!!
これ、頭で理解するのは簡単だと思うんですよね。
でも、自分の仕事の中で日々実践するってすごく大変だと思うんですよ。
だからこそ、レジェンドたちの話は心に響くし、社会人としてインスピレーションになるんですよねぇ🥹
こういう話を聞くと、
「あ、明日からこういう思いで頑張ろう」
「自分の仕事でこうしてみたら上手く行くかも」
って前向きになれませんか??
それが、私がディズニーの裏側を勉強し続けている理由であり、配信活動をしている理由の一つです🥰
参考文献
本日の内容の参考文献を載せておきます。
▼ボブ・ウェイスの講演情報
有料でアーカイブ配信してほしいです…切に願っている…
▼ボブ・ウェイスの書籍
Dream Chasing
読もうと思っているけど、ちょっと今余裕がなくてまだ買えていない…デス🥲