【語ってみた#3】偏愛するならとことん!丑田俊輔さんと漫画について語っていたら世界が拡張した。
こんにちは。澤正輝です。いつもシェアビレッジに関心を寄せてもらいありがとうございます!
11月にジョインし、まずはシェアビレッジのことをもっと知ろう!学んだことをシェアしよう!と思い、「語ってみた」シリーズを始めました。シェアビレッジに集まるキュレーターやコミュニティオーナーたちと焚き火を囲むような雰囲気で語っています。
第三回のゲストは丑田俊輔さん。漫画に始まり漫画に終わりましたが、随所に「らしさ」が感じられる、エキサイティングな時間でした。笑いの絶えない収録の様子を感じながら読んでもらえたら嬉しいです!
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澤:「ジャンプ」の話からはじめてもいいですか。読みはじめたのはいつ頃からですか。
丑田:小学生のときにはすでに読んでましたね。毎週必ず読んでました。そのときは稼いでなかったから、買ってもらってたか、借りてたのかもしれない。
そうだ。高校生のときには買ってましたね。(東京都新宿区の)落合に金曜日にはジャンプが置いてある八百屋があったんです。「すごいところを発見したぞ」と思い、友達の家に行った帰りに買ってましたね。
澤:目当ての漫画はあったんですか?
丑田:全部読みますけどね。作者へのリスペクトがすごいんで、買わせていただくって感じですよ。
澤:漫画はずっととっておくんですか?
丑田:週刊誌はかさばるのでさすがに捨てますね。でも好きな漫画は後から大人買いしました。
澤:大人買いしたのは今でも持ってる?
丑田:だいたい持ってます。「スラムダンク」、「宇宙兄弟」、「ジョジョ」。大人買いした漫画の一部はただのあそび場に置いて、自由に読めるようにしてます。電子書籍でも大人買いしてるんですが、自分だけに閉じてる感じがある。紙だとシェアできるからいいですよね。
澤:他の人にも読んでもらうのが好きなんですね。
丑田:近しい人には押し売りのごとく笑。初めて会社を立ち上げたときには「サンクチュアリ」が好きだったんです。一緒に仕事していく上で言語そろえていきましょう、バイブスあわせていきましょうって、周囲の人に読むのをすすめまくってましたね笑。
澤:実際に読んでくれた人とはやっぱり続きます?
丑田:続きますね。大人買いしちゃって、布教者になる人も。
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澤:中でも「ジョジョ」は一押し?
丑田:学びの源泉ですね。
澤:一つおすそわけしてください。
丑田:「ジョジョ」は人間賛歌がテーマなんです。生命力をどれだけ発露していけるか。
例えば「遊びと学び」「コミュニティをつくるとつくらない」といった、一見すれば矛盾してそうだけど両方とも大切なんだ、と伝えたいとします。そのときには「ジョジョ」の第三部をつかいます。
シルバーチャリオッツというスタンドをもつポルナレフっていうキャラクターがいるんです。時を止めるスランドをもつディオと対峙したとき、その能力をもっていることを彼は知らなかった。ディオに近づこうと階段を登ったはずなのに登れていない。気づけば元いた位置に下りている。
何が起きたのかまったく分からない。理解できないけど確かにそうなっていた。そんな場面で「ジョジョ」のこのシーンの画像を送ります。つまりそういうことだよと。読んだ人ならすぐ伝わる。読んでない人には「どうぞ一巻から読んでください」とすすめます笑。
澤:おもしろい。他にはありますか?
丑田:色んなことを漫画で例えるんです。脈絡なくまったく違う展開にいくなら「シャーマンキング」の最終回の画像を送る。
澤:漫画を描こうとは思わないんですか?
丑田:実は小学生のときは描いてたんです。気持ち悪い怪物を描いてはまわしてました。
澤:やっぱりまわしてたんですね。
丑田:中学1年生のときに太田開と出会ったんです。絵の才能がめちゃくちゃすごい。当時は先生の絵を黒板に書いてたけど、ともかく圧倒的におもしろい絵を描いてたんです。それで自分はこっちの道じゃないと思ったんでしょうね。
澤:作者をリスペクトする側にまわったんですね。
丑田:ちなみに彼はいまシェアビレッジのデザインをしてくれています。
澤:それはすごい。
丑田:絵を描くのは今でも嫌いじゃないんですよ。でも誰にも見せない。そのうち「画家になる」と言い出すかもしれないですけどね笑。いまはまだ準備中。
澤:ここにも作者の卵がいるわけですね。
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澤:「マガジン」だとなんですか?
丑田:そりゃあ「はじめの一歩」ですよ。感化されて大学生のときにボクシングはじめました。
澤:まさか!ボクシング部ですか?
丑田:ジムとサークルですね。プランタン銀座の最上階にボクササイズの教室があり、そこでマダムたちの殴られ役をしてました笑。
澤:なにしてるんですか笑!
丑田:ワンツー、フックを教えつつ、後半はスパーリング体験。マダムたちのストレスを全身で受け止めるべく、こっちはガードしたり、よけたりだけして、身体を動かしてもらう。中にはけっこううまい方もいて、ガードをすり抜けようとしてくる。一度だけだけど、コンタクトを飛ばされたこともありましたね。
澤:何を感じながらやってたんですか?
丑田:やっているときは集中してるからフロー状態。でも帰りしなには、顔を思い浮かべながら「あの人すごかったなー」と思うこともありましたね。
澤:影響されやすいほうですか?
丑田:されやすい。でも物量がめちゃくちゃ多いのでブレブレですけどね。とにかくたくさん読んできたし、読んでる。漫画だけじゃなく、最近はネットフリックスもアマゾンプライムも観てます。
澤:脳内にうずまいてるんですね。
丑田:メタバースも「ソードアウトオンライン」から学んでいた。フェイスブックより早く注目してましたね笑。最近なら「王様ランキング」、「ブルーピリオド」がおもしろいですよ。
澤:あふれるようにでてきますね。
丑田:(シェアビレッジの)半田くんの奥さんが「ナルト」めっちゃ好きなんです。ジャンプで全部読んでたけど、久しぶりに一気読みしたくなってアマゾンで全巻ポチしました。大人になってよかったことは漫画が大人買いできることですね。
澤:そろそろ中締めしましょう。あえて聞きますけど、うっしーさんにとって漫画とはなんですか?
丑田:漫画とは...。遊びですよね。目的も理由も別にないけど、楽しいし、心地いいし。空気みたいなもんですよ。人間の想像力ってほんとすごいなって思いますよね。
澤:今後も変わらず読み続ける。
丑田:時間が全然足りないですね。釣りもしないといけないし「バチェラー・ジャパン」も観ないといけないし、とにかく忙しい笑。
澤:仕事してる場合じゃないですね笑!
丑田:そうなんですよ笑!漫画を大人買いした日の翌日はマインドフルネス状態かもしれないですね。邪心があるから瞑想は苦手なんですけど、漫画を読んでるときはそれを体現してると思います。
澤:没入型なんでしょうね。おもしろかったです。今日はありがとうございました!
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