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【実録】シェアビレッジ町村でのインターン1ヶ月で見えたリアル

8月から1ヶ月間、シェアビレッジ町村で暮らしながらインターンをしている北村健祐くん(テルアビブ大学の大学生。10月よりイスラエルへ渡航。)にインタビューしてみたら、なかなかいい話が聞けました。

高校の先生の紹介での出会い

澤正輝(以下、澤):そもそもどうして北村くんはいま五城目にいるのか、そこから聞かせてもらってもいいですか?

北村健祐(以下、北村):きっかけは高校の先生でした。その先生は以前にタクトピアで働いていたことがあり、そのつながりで丑田さんを紹介していただいたんです。

コモンズ、気候変動、コミュニティづくりといったキーワードに興味があることをその先生に伝えたら、「マッチしてるとこあるよ」と紹介してくれた感じです。

実家が大阪なので、当初はオンラインでのインターンを考えていたんですが、丑田さんと話しているうちに、実際に五城目に滞在し、人間関係をつくっておいたほうが続けやすいのではと提案してもらい、今に至ります。

澤:滞在期間は?

北村:8月22日〜9月18日までです。

澤:そうするとだいたい1ヶ月くらい。五城目に来た初日の印象はどんな感じでした?

北村:八郎潟駅で丑田さんに車で拾ってもらい、酒蔵や朝市を紹介してもらいました。その後、いま暮らしているシェアビレッジ町村に来たんですが、とにかく「広っ!」って思いました笑。わくわくしながらその日は寝泊まりした記憶があります。

翌朝に明るい五城目を見たんですが、大阪では見たことないような田園風景が印象的でした。

広がる田園風景!

気づいたら馴染んでいた

澤:五城目ではどんな日々を?

北村:自炊してるので、土鍋でご飯を炊いたり、料理をしたりしています。8月中は、半田さんに車で連れ回してもらい、はじめましてと挨拶する機会が多かったです。

9月に入ってからは、出会ったことがある人も増えてきたので、それ以外の人にも頼らせてもらい、話を聞かせてもらったり、体験させてもらったりしています。

澤:出会いでいえば例えばどんな人と?

北村:<ポコポコキッチン>の石丸シェフには8月中にお会いして、そこから何かとお世話になっています。<ものかたり>の小熊さんには、ご自宅にも遊びに行かせてもらい、子供たちと一緒にゲームしたりしました。

9月からは<湯の越温泉>の竹内さんにもお世話になっていて、少しですが温泉の業務を手伝わせてもらいました。先日は十和田湖や奥入瀬渓流にも連れていってもらい、お世話になりっぱなしです。

澤:やりたいことをやっているというよりもやってみたら?」と提案されたことを体験しながら過ごしている感じなんだね。

北村:もともとは8月中にやりたいことを見つけようと思っていたんです。でも、9月に入っても特に見つからず。

それよりも「これどう?」と提案されたものをどんどん体験させてもらうことを前向きに楽しんでいます。受け身といえば受け身なんですが、それだけじゃない、不思議な感覚です。

澤:1ヶ月あるというのも大きいのかもね。

北村:そうですね。1週間だったらもっと焦っていたと思います。実際、2週間、3週間と過ごしているうちに知り合いも増え、声もかけてもらえるようになっていきました。

はじめは贈与の輪の中に入っていこうと思っていたんです。でも、それよりも、だんだん馴染んでいくというほうが近かったです。気づいたら入っていたというか。

澤:「入ろう、入ろう」よりも「入っていた」なんだ。

北村:「入ろう、入ろう」という気持ちもだんだん薄れていきましたね。性格によってペースはあると思いますが、時間をかけて「入っていく」ものなんだと気づきました。最初の一歩として半田さんに連れ回してもらったことも大きかったと思います。

美味しいきゅうりをいただくことも!

1週間では見えないこと。1ヶ月で見えること。

澤:それはほんとそうだよね。1歩目をサポートしてもらえると、2歩目、3歩目がまったく違うよね。

北村:8月に来たばかりの頃は、9月には自分のプロジェクトをはじめよう、と焦りもあったんです。でも丑田さんから、今は色々なことを体験してもらい、持ち帰ってもらうことも大事だからと言ってもらい、気持ちが軽くなりました。

澤:それはほっとするね。

北村:今はもらってばかりなので、いつか何か恩返ししたいという気持ちも芽生えています。

澤:実は今、シェアビレッジ町村の他にも、色んなコミュニティに短期〜長期で留学する構想を準備しています。話を聞いていると、1週間、2週間では短いかもね。

北村:もちろん性格にもよると思いますが、1週間、2週間ではほとんど何もできないと思います。でも、長ければ長いほどいいかといえば、そうでもない気も。ぼくの場合、1ヶ月はちょうどよかったです。

澤:選べるとしたら、他にも滞在してみたいと思った?

北村:五城目でいえば、<手這坂>という自然農法をやっている方のところに行き、農作業を中心にお手伝いさせてもらい、一緒にご飯を食べたりしたんですが、ここも1ヶ月滞在してみたいと思いました。1ヶ月の中でも、滞在場所が変えられるのもおもしろそうですね!

澤:確かにおもしろそうだね!今日はどうもありがとう!

北村:こちらこそありがとうございました!

山奥での渓流釣り!


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