マガジンのカバー画像

コモンズの再発明

26
様々な領域や産業において共創型コミュニティを作り出し、プレイフルに社会のありようをシフトさせていくにはどうしたらいいのだろうか。その鍵になりえる「コモンズ」「共」についての調査や…
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

地域に300年愛された「湯の越温泉」を復活させるドタバタ劇!いま、「暮らしを自治する」ということ

2022年3月26日、いつかドラマになりそうな温泉がリニューアルオープンする。この小さな田舎町の温泉復活ストーリーから、「暮らしを自治する」ということに、あらためて向き合ってみたい。 執筆:丑田俊輔(シェアビレッジ代表) 地域に300年愛された「湯の越温泉」コロナ禍の2020年に休業した、秋田県五城目町の山間にある乳白色の硫黄泉。 約300年前から温泉として親しまれていた場所で、数十年前までは小学校の敷地内にある温泉として、子どもたちが放課後に浸かって帰ったという思い出

茅葺古民家はランボルギーニだった?現代の価値の変遷から通貨や交換、贈与のこれからを考える

研究者の山口周さんが著書『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』の中で、「役に立つか×意味があるか」の4象限でビジネスを整理していたのを読んだ。自分も戦略コンサル時代、「めっちゃ4象限書いてたなぁ」という淡い記憶とともに、Share Villageで取り組んでいることを無理矢理あてはめてみた。 執筆:丑田俊輔(シェアビレッジ代表) 「自動車メーカー」の場合山口さんが著書で紹介している事例では、自動車メーカーを例にあげている。 「役に立つ」市場は、規模