0 シェアハウス兼ゲストハウスの夢
【私の夢】
若者からお年寄りまでが一緒に住み支え合うシェアハウス兼ゲストハウスの運営です。
(ADDress等の多拠点サブスクでのテレワーク住居提供、飲食の提供、コワーキングスペースの活用も検討しております。)
少しでも自給自足できるように畑付きをと考えています。
それぞれの得意なことを持ち寄り、苦手な事は助け合い、更に色んな年代の人が参加することで循環・継続できるような小さな社会(大きな家族のような)を作りたいです。
高齢になると、今日用があるというのが大事だと聞きます。また退職して収入が減るので先行きの分からない経済的な不安があります。畑仕事は大変ですが、土をいじる、植物を愛でる、料理をするなどできる範囲で自給自足を目指します。重労働は下の世代と支え合うなどして。また、介護的な福祉支援として行政に協力してもらえたらとも考えています。
料理が得意な人、車の運転が得意な人、裁縫が得意な人、パソコンに強い人、掃除が得意な人、ピアノが弾ける絵が描けるなどなど、色んな人がいるのが理想です。
また、若者には住まいが必要です。特に養護施設を出たばかりの方(18〜20歳)は安定した収入もないまま社会に出なければならないので、そういった方が安価で孤独にならない場所を提供したいとも考えています。兄や姉、親や祖父母のような年代と関わることで、親戚のお家のような居心地に感じてくれればと考えてます。
そして、循環・継続とは、今は働いてる世代もゆくゆくは高齢者になる。そして若者は社会の中心になります。みんなが順番に通る道なので、役割も順番に変わります。つまりバトンタッチです。
高齢者は支援されるだけの存在ではなく、知性と経験で下の世代を導き、中心世代は働きながら経済を支え、高齢者にとって難しいことを手伝うときには若者の力を借りることもあると思います。そして若者はまず自分の人生の土壌をしっかり築くために高齢者や中心世代に精神的にも経済的にも支えてもらい、自分の持つ得意なことで皆んなに協力し合えたらと。誰もが支援し支える立場になれるのが理念です。
【ゲストハウスについて】
あとは、この小さな社会にとって考え方の偏りがあると良くないので、新しい風となるように一部をゲストハウスとして運営したいと考えています。旅をする人には色んな地域の話を聞き、海外の人には異文化交流を、またこういった生活を試してみたい人にも良い場所になるかと思うので。
【地域活性について】
このシェアハウス兼ゲストハウスで地域活性に繋げたいとも考えています。具体的には食事の提供です。食材を仕入れる、調理する、提供する、食べる、どの場面でも住人以外にも雇用も含め地域の方々が参加する機会を作ります。またこれは、ゲストハウス用の食事も兼ねてます。
今日用があると同時に、今日行く所があることも大事だと70歳を超える先輩から教わりました。地域の高齢者が、作った野菜を売りに来たり、自慢の料理を伝授したり、気軽にお茶や食事をしに来たり、高齢者だけでなくその地域の方々にも色んな関わり方があると思っています。
個人的なことでは、今の両親のカレー屋さんの味もそこで残せればいいなと考えています。クセになる美味さ!
【現状や課題など】
私は以前、介護士をしていましたが、実父が亡くなってからは実母の手伝いを経て家業(小売業)を続けています。でもいつかは夢の為に仕事を辞めて、シェアハウスの経営をしたいと考えています。
けれど、今の職場が良い環境なのと、コロナ禍ということもあり行動範囲も人との交流も狭まっており、なかなか踏ん切りがついていない現状です。本格的に動き始めるにも時間がかかりそうです。
今の1番の課題は、シェアハウスをどこでやるかです。この構想に興味のある人たちが関東なので、関東圏内で畑も必要なのもあり、なかなか良い場所を見つけられずにいます。
できれば使われなくなった寮や療養施設など、各居室には簡易シャワーと洗面を付けて、共同風呂には大きな浴槽を用意して。夫婦など2人で居住できる部屋もいくつか用意できればなと考えています。
また、自分の中での計画では、あと3年間で建築業に関する仕事に転職したいと考えています。良い地域が見つかったら、そこで3年は地域の人々と交流しながら働き、良い場所を見つける足掛かりになればと。そして建築やリノベーションの知識があれば、その後役立つこともあるかと考えています。
地域の人達の意見を尊重しながら一緒に構築していくのが理想だなとも思うので、しばらくは交流を主軸に活動しようと考えています。
(2021年 SMOUTから転載)