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社長表彰されたワケ
こんにちは。
マーケター&シェアラーあちです。
昨日は、商品開発部時代に社長に直接怒られた話を書きました。
今日は、あの「社長から直接怒られた日」から10年後に、社長表彰を受けた理由をシェアしたいと思います。
商品開発部時代に結婚、妊娠、出産を経て、コンビニエンスストアの営業部門に復職した後、2度目の産休・育休を経て、再度マーケティング部門に戻りました。
そこで国産ワインブランドのプロモーション担当として4年間仕事をする中で、社長表彰を受けました。
任期中に発売した商品が、初年度●億円だったのが、3年後●十億円へと3倍の売上規模に拡大し、評価されたためです。
マーケターの使命は一言で言うと、「担当ブランドをお客様にいかに売るか」。
マーケティングの膨大な知識も、全てはそのためにあるのです。
この使命のために、マーケターは売れる商品を作り上げ、商品を売るための仕組み・仕掛けづくりを行っているわけです。
ここまでは、どのマーケターでも同じでしょう。
私が社長表彰されるほど売上を一気に拡大できた理由は、この使命以外に、ある2つのことをとても大切にしていたからだと分析しています。
1つ目は、「このブランドを通して、お客様を110%幸せにする」という消費者との、そして自分との約束。
幸せは自分の心が決めるものです。
だから、メーカーが”幸せにする”だなんて、まぁ、おこがましいことこの上ない。
だけど、商品を提供している以上、
「ブランドを通じて、普段の110%くらいの幸せを感じて頂きたい 」
これが私の企画する全てのプロモーションの出発点であり、到達点でもありました。
常に、
「この商品は、この企画は、お客様が110%幸せを感じられるか?」
と自分に、開発担当パートナーに、上司に、関連部署に、代理店のみなさんに、問うていました。
私が心から「YES!」と答えられない商品や企画は、一切採用しませんでした。
それが私のマーケターとしてのプライドでした。
私のゴールは、常に、
「売る」の先の「110%の幸せ」にありました。
大切にしていたことの2つ目。
「シャンパンタワーの法則」って知ってますか?
『シャンパンタワーを成す全てのグラスをシャンパンで満たしたければ、
必ずシャンパンを最上段のグラスから注がなくてはならない。』
人間関係に置き換えると、
最上段の1つのグラスは、”自分”に例えられます。
『自分が満たされていなければ、他人を満たすことはできない。』
ということ。
最上段が満ちると、2段目が満ちる。
2段目が満ちると、3段目が満ちる。
3段目が満ちると、4段目が満ちる。
・・・・
『上の段が満ちると、その下の段は自然に満ちる。』
ということ。
2段目以下は、
プライベートでいうと、
2段目=家族
3段目=友人
4段目=知人
5段目=地域の人 etc
という感じ。
会社(メーカーの場合)でいうと、
2段目=会社の仲間達
3段目=問屋さん
4段目=販売店
5段目=お客様(消費者)
です。
私はこの考え方をとても大切にしていました。
1つめに書いた「お客様に110%の幸せを届ける」ために、会社の仲間達も、問屋さんも、販売店も、この商品を通じて110%幸せになってほしい、と強く願っていました。
具体的には、
・会社の仲間達、特に”営業のみんな”が、「良い提案だ」と確信し、ワクワクしながらお得意先に提案できる企画であること。
・大量の荷受け、配送をして頂く問屋さんに、ご迷惑のかからない配送形態であり、売り上げでも貢献できること。
・販売店様が、”これはお客様にぜひ提案したい”と思える、お得感はもちろん、店頭を飾りたくなる嬉しい楽しい企画であること
・お客様が110%の幸せを感じられる企画であること
を意識していました。
なので、まず、
私の企画を最初に受け取り、それを更にお得意先に提案するアサヒビールの仲間(=営業のみんな)と、たくさんたくさん話をしました。
私の想いを伝え、
彼らの個別の事情や要望を聞き、
企画途中の案件でもオープンに意見を聞いて、
「お、それいい!」と思うものはどんどん取り入れていきました。
直接会うことが難しい全国の営業現場にいる仲間達にも、電話で意見を聞いていました。
メールで定期報告をもらうこともありました。
彼らから直接要望が上がってきて、それがごもっともと判断した際は、即その意見を取り入れ、商品企画の変更に踏み切ったこともあります。
全ては、お客様の110%の幸せのため。
すなわち、お客様に繋がる全ての人が110%幸せであるため。
だから、私は、目の前に居る会社の仲間に意識を向けました。
商談に出て行く彼らに全てをゆだね、
「いってらっしゃい」と言いながら後ろ姿に祈りを込め、
帰ってきた彼らに会いに階段を下りる(フロアが違ってましたのでね)。
我がことのようにドキドキしてその報告を聞き、
また共により良い企画を練る。
敬愛する仲間たちと、同じ方向を向いて切磋琢磨した時間は、
クリエイティブで、心躍る、愛と情熱に満ち溢れた、まさに青春の日々でした!
そしてありがたいことに、今も青春真っ只中にいます。
つい先ほども「教育で世界を変える計画」について、2時間ほど語り合ったところです(笑)
ゴールに想いを馳せながら、目の前にあるものを大切に、おばちゃんの青春を楽しみたいと思います❣️