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わたしのゲストハウスのつくり方「電気・ガス・水道・インターネット・ゴミ・リネン」

ゲストハウスを運営するためには、電気やガスといったさまざまなサービスを契約する必要があります。

毎月発生する固定費なので、できる限り安く済ませたいところですが、お客さんに快適に過ごしてもらうことも考えなければいけません。

今回の記事では、Little Japanの事例をもとに「電気・ガス・水道・インターネット・ゴミ・リネン」の契約についてお話していきたいと思います。


電気

2016年4月から行われた電力自由化により、新電力会社がたくさん誕生しました。

電力会社によって金額が大きく変わるため、しっかり検討することをおすすめします。

Little Japanでは結果的に料金を重視したわけでなく、再エネ100%の電力を供給する「みんな電力」を選びました。

ちなみに、電気代といえば「エアコンをこまめに消した方が安いのか?つけっぱなしが安いのか?」といった議論が挙げられます。

このことについて実際に試してみましたが、結果はどっちもどっちといったところでした。
インターネットでも検索してみましたが、結局あまり差はないようです。

また、寒い地方だと、家賃より暖房代や灯油代が高くなるケースがあるとのこと。
その影響を受けて、冬季はゲストハウスをお休みするところも少なくないそうです。


ガス

ガスについても、2017年4月から自由化が始まりました。
これまで何気なく使用していた方は、ガス会社を見直すことで料金を大幅に下げられるかもしれません。

Little Japanでもガス会社についてはまだ検討していなかったので、今後検討していく予定です。

賃貸の場合は難しいですが、選べるならプロパンガスよりも都市ガスを選択する方がガス代を安く抑えられます。

都市ガスが特別安いというよりかは、プロパンガスがとにかく高すぎると思います。


水道

水道については、基本的に選択肢はありません。
地域によって、上水・下水が使えるのか、簡易水栓で浄化槽が設置されているのかが異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

一般的に地方に行けば行くほど、上下水道がまだ整備されていない場所が多くなる傾向にあります。

また、田舎では井戸水を使えることもあります。
この場合は水道代が発生しませんが、水質検査が必要です。

Little Japanでは、できるだけ水道代を抑えられるように、節水シャワーや節水キッチンを導入しています。

インターネット

何事もオンラインが主流になった現在、ゲストハウスへのインターネットの導入は必要不可欠です。

一般的な戸建てプランでも問題ありませんが、人数が多くなると速度に影響が出るため、いずれは法人用プランの契約が必須になります。

また、Wi-Fiは多くの人が使用するので、ルーター選びも大切です。
ただし、ルーターを補強しても速度が低下することがあります。

これはゲストハウスに限った話ではなく、ホテルなどに住んでインターネットを使う人が増えた影響で、Wi-Fiがつながらなくなった事例も少なくありません。

もともと、ホテルのWi-Fiは「昼間はお客さんが外出しているため使わない」という想定で導入されていることが多いです。

しかしコロナ禍の影響もあって、宿泊者がWi-Fiを使う量が急激に増えました。

ホテルやゲストハウスに滞在して動画を視聴したり、リモートワークやオンライン授業を受けたりする人も多いため、Wi-Fiについては慎重に検討する必要があります。

事業ゴミ

ゲストハウスでは毎日大量のゴミが出ますが、これらは家庭ゴミではなく事業ゴミに分類されます。

事業ゴミの場合、地元の集積場に捨てることは禁止されています。違反すると不法投棄の罪に問われることもあるため注意してください。

事業ゴミを処分する際は、自治体に自分で持ち込むか、専門の回収業者に依頼する必要があります。

ただし、回収業者を利用すると、どうしても費用が発生してしまいます。
なかには法外な追加料金を請求するような悪質業者も存在しているため、「営業許可を取得しているのか」「料金は適正か」といった点を事前にしっかり確認しておきましょう。


リネン

Little Japanでは、枕カバーとシーツ2枚のリネンを使用しています。

リネンの管理を自分たちでやっているゲストハウスは少なからずあるものの、基本的には業者に依頼することがほとんどです。

掛け布団カバーは自分たちで洗濯していますが、これは結構大変な作業だと感じています。
ただ、掛け布団の管理はゲストハウス内で行うケースが多い傾向にあります。

まとめ

ゲストハウスを始めるためには、さまざまなサービスとの契約が必要ですが、どれも運営していくにあたって必要なサービスばかりです。

特に電気やガスは自由化が行われているため、供給会社を見直すことで月々の料金を大幅に下げられる場合があります。

適当に流されることなく、事前に情報収集を行って慎重に検討することが大切です。

次回は、ゲストハウスの予約に必要なOTAについてお話したいと思います。


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