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シェア街都市伝説「御徒町Dongree事件簿」〜謎の仮面女〜【シェアハウス紹介】
「お願い!!早く来て!!」
そう切迫した口調で言い、彼女からの電話は途絶えた。
一体何が起こったのだろうか。御徒町シェアハウス「Dongree」に住んでいる同僚のMAOからいきなり私(がみ)あてに連絡が来た。
少なくともかなり緊急の様子でありMAOの身に何かあった事は間違いない、すぐに仕事を切り上げ御徒町に向かった。
御徒町駅に着いた瞬間、これは何か大変なことが起きていることがわかった。
シェアハウス近くの公園にある掲示板には何も掲示されていなかった…
謎の鉄柱…街全体で宇宙人との交信でもしているのだろうか…。
御徒町住民が参加しているというラジオ体操会場の看板は何事もないようだ…。
レトロな雰囲気のスナック
シェアハウスが位置している商店街の様子。どこか陰気で不穏感を醸し出している。
「吾輩は猫である」と狂気じみた本を世に出した人を生み出したのもうなづける。
入り口にあるオブジェ、これは一体何を表現しているのだろうか…。
隠れミッキーだろうか…。
着いた…、頑丈そうな扉だがこの中で一体何が起きているのだろうか…。
恐怖で震えていたが、勇気を振り絞って開けてみると…
「あれ?が〜み〜どうしたの〜?」
MAOが何ごともなかったかのように元気に夕食の支度をしていた。
「あれ?どうしたのって…?さっき…」うまく説明できずまごついていると、
「あ、そうだ作りすぎちゃったからよかったらご飯食べてかない?」
「え!?ありがとう」そういえばすっかりお腹を減らしていた。緊張感が一気に解け、空腹でお腹がなっている。
「もうちょっとでできるから先にこれでも食べてて」
出されたのはお酒と塩キャベツ…うまい…うますぎる…。気のせいか仕事で帰ってきて食事を準備してもらっている夫の気分になってきている。
御徒町のシェアハウス「Dongree」は2Fにあり、1Fがスーパーになっているので便利である。
これが1Fのスーパー
普段一人暮らしをしている自分にとってなんとも贅沢な時間である。
いい匂いがしてきた…。
何を作っているのだろう…?ちょっと覗いてみた。
調味料も豊富な御徒町のキッチン
「おぉ!肉じゃが!!」家庭料理の定番である。
「がみ、じゃがバタ好きって言ってたよね?バターも使って作ってるよ〜クックック…」
なんということであろう、私の好きな料理まで知り尽くしている…。さっきまでの緊張感はどこへやら、すっかり既に夫気分である…。
しかしなんだろう、何か違和感を感じる。なんだろうこの違和感は…。
「はい、できたよ〜!!」
「美味しそう〜!!」
って…
え…
お前は…
でたーーー!!
ASAKO!!
すっかり油断していた…。。そうだ… 前に聞いたことがあった…ASAKO…
シェア街7大都市伝説の一つ…「ASAKO」
前にもLittle Japanで開かれた ハロウィンパーティーなどでも突如現れたという最恐の女…。
普段は廃墟などで出現したという話をよく聞くが、今は緊急事態宣言で活動ができないのだろうか?まさかシェア街のシェアハウスに棲みつき始めたとは…。まずい…このままだと…
「チョコレートもあるよ…クックック…」
なんと、バレンタインデーも近かったこともあり、チョコレートまで作っていた。
なんという気遣いなんだASAKO、しかし今ここで心を許すわけにはいかない
「ならばウノで勝負よっ!!」
「ウノ!?」
いきなりカードが配られ始めた…。UNOか、臨むところだ!!
ボロ負けした…
「クックック、これで御徒町Dongreeは私のものよ…」
「やめ、やめるんだ〜!!、あれ、もしや?あれ?」
お、俺までもが…
うわぁ〜〜!!
「俺もASAKOになっている…。」
なんと私までもがASAKOの餌食になってしまった…。
「クックック、私の料理を食べると誰もが私のとりことなるのよ…。」
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あなたの入居を心待ちにしています。クックック……。
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