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わたしのゲストハウスのつくり方「OTA・Googleマイビジネス」

最近では、ホテルや旅館などに宿泊する際にじゃらんやBooking.comといった予約サイトを利用することがほとんど。

この予約サイトは、OTAと呼ばれています。

ゲストハウスでも、より多くの集客を行うためにはOTAへの登録が必要です。

今回は代表的なOTAの特徴をいくつかご紹介したいと思います。

OTAとは?

OTAとは「Online Travel Agent」の略称で、オンライン上の旅行代理店を指します。

代表的なOTAとして、じゃらんやBooking.comなどが挙げられます。

JTBやHISといった旅行会社との違いは、実店舗を持たない点です。
OTAではホテル探しから予約まですべてインターネット上で完結できるため、24時間どこにいても好きなタイミングで宿を探せます。

現在では、多くの旅行者がOTAを利用してホテルやゲストハウスを予約しています。

OTAは種類が豊富

OTAは種類が非常に豊富で、国内外のサービスを合わせると200以上はあると言われています。

OTAによって客層や特徴がそれぞれ異なるため、より多くのOTAに登録しておくことで幅広い層からの集客が見込めるでしょう。

国内の代表的なOTAをいくつかご紹介します。

ちなみに、民泊に特化したOTAもたくさんあったのですが、集客力が強くなかったせいか今ではほとんどなくなってしまいました。

じゃらん・楽天トラベル

国内のOTAで代表的なものといえば、じゃらんや楽天トラベルが挙げられます。
どちらも、国内のアクセス数で1位・2位を争うサービスです。

利用者のほとんどが日本人なので、日本人の宿泊客も増やしたいなら登録しておくことをおすすめします。

一方で、外国人観光客が利用することはあまりありません。

ちなみに、じゃらんの方が年齢層がやや高く、楽天トラベルはビジネスマンが多い傾向にあります。

Booking.com

Booking.comは世界最大級の予約サイトで、多くの外国人観光客が利用しています。
特に、ヨーロッパやアメリカの旅行客が多い印象です。

最近では日本でもCMが流れており、急激に知名度が上がってきました。

個人的には、ドタキャン客を大量に産んだ諸悪の根源だと思っているのですが、集客力が圧倒的なので文句は言えません。
でも、できれば使いたくない…とは思っています。

ちなみに、Booking.comは世界2大OTAの1つ・プライスライングループのサービスです。
プライスライングループは2018年に社名を「ブッキング・ホールディングス」に変更しており、中核事業として打ち出していることが窺えます。

Airbnb

Airbnbはもともと「空き部屋を誰かに貸し出したい人」と「部屋を借りたい人」を結ぶためのマッチングサービスです。

ホテルや旅館よりも民宿やゲストハウスに特化しており、できるだけ安く泊りたい人や地元の人との交流を深めたい人に人気があります。

Airbnbではホストとお客さんで相互評価を行う仕組みなっていることもあり、客質がダントツ高いのが特徴です。

個人的には、OTAでは一番良いサービスだと思っています。

Expedia

Expediaはアメリカに本拠地を置く大手OTAで、利用者もアメリカからの旅行客が多い傾向にあります。

もともとはマイクロソフト社の旅行予約システム部門として設立され、のちに独立しています。

航空券やツアーとセットで購入できたり、シーズン問わず年中同じ金額で宿を予約できる点が特徴です。

ただし、ゲストハウスの場合は航空券とセットで販売できないことがあるため注意してください。

個人的には、Bookimg.comをかなり意識したサービスだなと感じています。

Agoda

シンガポールに本社を持つAgodaは、中国・韓国・香港といったアジア系の旅行客が多く利用するOTAです。一方、日本人の利用者はほとんどいません。

勝手にセールを行うことがあり、旅行客から見たらとにかく安い点が特徴です。
できるだけ長く安く滞在したいバックパッカーに人気があります。

Agodaは事前決済制なので、ドタキャン防止にも効果がありそうです。

ちなみに、AgodaもBooking.comと同じ「プライスライングループ」の1つです。

Hostelworld

Hostelworldは、ゲストハウスやホステルに特化したOTAの元祖です。

Booking.comやagodaよりも知名度では劣るものの、バックパッカーから絶大な支持を集めています。

ゲストハウスの集客には欠かせないOTAの1つです。

ヨーロッパ系の旅行客が多く利用し、利用者の90%は35歳以下。
他のOTAに比べると、利用客の年齢層が若い傾向にあるのも特徴です。

Trip.com

Trip.comは中国最大手のOTAで、売上高は世界3位です。

中国・香港・台湾・マカオといった中華圏に住む人の7割が利用しているとされています。
中華圏の旅行客を集客したい場合には、必ず登録すべきOTAといえるでしょう。

また、Trip.comでは日本語での対応が可能なカスタマーサービスが用意されており、24時間・365日対応してもらえます。
英語や中国語に自信のない方でも安心です。

トリバゴ

トリバゴは、正確にはOTAではありません。
複数のOTAを横断的に検索し、その中でもっとも安い金額を提示する比較系サイトです。

利用者にとっては、いくつものOTAを見比べる手間が省けるといったメリットがあります。
ただし、駅名で検索できなかったり、クチコミの信憑性があまり高くなかったりといったデメリットも少なくありません。

立地や設備よりも、とにかく安さを重視して宿を探したい旅行客に人気のサービスです。

トリップアドバイザー

トリップアドバイザーも、トリバゴと同じように複数のOTAを横断して検索する比較系サイトです。

日本では観光庁や地方自治体とも連携しており、宿泊施設だけでなく、周辺の観光スポットや飲食店に関するクチコミも調べることができます。

トリバゴと比べて、比較的使い勝手がいい点も特徴です。

Googleマイビジネスへの登録

ゲストハウスの集客のためには、OTAだけでなく、Googleマイビジネスにも登録しておくとよいでしょう。

Googleマイビジネスに登録しておくことによって、Googleマップ上にゲストハウスが掲載されるようになります。

Googleマップに掲載されることで、旅行客向けにゲストハウスの正しい情報を発信することが可能です。

ちなみに、Googleにも「Book on Google」と呼ばれる予約サイトが存在していたのですが、現在は終了してしまいました。
想定していたよりも、あまり予約が入らなかったようです。


まとめ

ゲストハウスで集客するためには、OTAへの登録が欠かせません。

OTAには豊富な種類があり、それぞれ利用者の国籍や年齢が異なるのが特徴です。
できるだけたくさん登録しておくことで、幅広い層から宿泊客を獲得できます。

ただし、OTAの中には客質が悪いところもあります。集客力や機能性とのバランスも鑑みて選ぶとよいでしょう。

OTAだけでなく、Googleマイビジネスにも登録しておくことがおすすめです。

次回の記事では、OTAに掲載されているゲストハウスの情報を管理する際に便利な「サイトコントローラー」についてお話したいと思います。


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