見出し画像

初めてドアを開けた日①



誰にでもある、はじまりのとき。

新しい環境に踏み入れるって
どうしてこんなに逃げたくなるのでしょうか。


い子です。

私のシェアハウス生活1日目、
入居初日の話をします。

【目次】
①どこにあるんだ、私の家
②誰もいないけど誰かいる
③自分の城の掃除スタート
④宅配便…(はよ来て!!!)
⑤挨拶で感じる距離感


①どこにあるんだ、私の家


2月某日、
日の光が眩しい平日の昼間。

12時を回る少し前ぐらいに
ようやく三軒茶屋駅に着きました。

駅から歩くこと10分弱。
スーツケースをゴロゴロしながら、
スマホ画面を見る。


「ここらへん、だよな?」


現在地を指す青い丸は目的地の近くにいる。
しかしシェアハウスが見当たらない。

なぜかは知りませんが
新しい家の住所はgoogleマップに正しく出ず。

焦りました。


仲介サイトの写真に写る外見のそれを見つけたのは
それから20分後のことでした。


今では自宅から駅まで5分ほどなのに
このときはトータル30分かかったのです。

ま、初日ならではですよね。


②誰もいないけど誰かいる


鍵を開け、ドアを開ける。


「(小声で)お邪魔しまーす」


……シーン……

内覧(※)に来た際、狭いなと思った玄関は
スーツケースがあるので更に狭く感じました。

(※)補足
内覧行ったのに道迷ったの?
と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
実は内覧のときは、
駅からではなく他の物件から向かったので
道のりを知らなかったんです。(言い訳)


まず、リビングを覗いてみましたが
誰もおらず、電気もついていない状態でした。

とはいえ、天気が良く窓も大きめなので
程よい明るさはありました。


廊下を歩いて、自分の部屋に向かいます。
その間も、誰にも会いませんでした。

私の部屋の鍵を開けて中に入ります。


「今日からよろしくね」

そんなことを思いながら自室のドアをゆっくり閉じる。


すると、

ガチャン

と、他の部屋のドアが開いた音がしました。


まだ見ぬ先住民の方が
今なら廊下にいるかもしれない。


ここで出て行って挨拶すべきか。
いやでも、なんか急だよな。
私が部屋に入ったのを察して出てきたのかもしれない。


結論会わないという選択をしました。
(チキン発動)


これから嫌でも会うだろうし、
次の機会に挨拶しよう。




もう3か月も前の話なので、書き始めは
あんまり覚えてないかなーと思っていたものの
思いのほか鮮明に覚えていました(笑)

この調子で進むので、3部作になるでしょう。

続きはまた明日。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?