新しい食の世界を創る。シェアダインの誕生秘話
こんにちは。家庭に寄り添う出張シェフのサブスク・シェアダインを運営している井出です。
サービス開始から2年半経ち、コーポレートメッセージを一新することになりました。
シェアダインの構想が持ち上がった2016〜2017年当時、私は子どもの食事作りに悩んでいました。偏食でこだわりが強い2歳の息子が食べてくれるものは限られ、自分が作るレパートリーはごくわずか。日々かわり映えせず画一的な食卓になっていくことへの疑問、きちんとした食卓を作ることができない罪悪感・・そんな思いを抱きながら日々を送っていました。
同じく、子どもの食に関して悩んでいた元同僚の飯田 陽狩さんと一緒に、もっと食卓を豊かにしたい!と思って立ち上げたのがシェアダインです。
ミッションは「家庭料理を繋いでいく」「ひと世代先の食卓をともにつくる」と定義。子どもたちに家庭料理を継承し、豊かな食卓を囲むことを伝えていくことを目指し、起業しました。
私たち創業者の原体験が前面に出たミッションでした。
モチーフ:お箸が使えるようになるまでの子どもたちの食事を意識してフォークのモチーフを使用。
モチーフの色:朱色で伝統をイメージし食文化の継承を色に込めました
ブランド名の色:おざなりになってしまっている家庭料理に光を当てる意味からゴールドに
サービスのローンチ後、未就学児を持つご家族に多くご利用いただくようになりました。「子どもがとてもよく食べるようになりました」などのレビューを読むごとに嬉しさを感じています。
ただだいぶ以前より、チーム内でコーポレートのロゴやミッションがしっくりこないね、という話をすることが出ていました。
夫婦で妊娠しやすい体づくりを目指しているため、専門的な知識のある栄養士さんに食事を相談したい。糖尿病を予防するためのお食事を作れる方を探している。高齢の両親のために塩分を控えたお料理を相談したい-
サービスの認知とともに、子育て世帯ではない方からのご相談が増えています。
どんな世代の人も「誰かのため」の料理を探しています。
シェアダインはそのような思いを持つ方々のためのサービスでありたい。決して子どもがいるご家庭のためだけにあるサービスではない。そのような話をチームでするようになりました。
現在の日本には家の中の料理は家族(主に母親・女性)が担うものという通念が残り、気軽に他の人に頼ったりする環境は整っていません。専門的な人に相談したり頼ったりするような文化が出来上がっていない現状があります。
一方、登録するシェフたちからは飲食店の現場における働き方の問題を耳にする機会も増えました。長時間労働や昔ながらの徒弟制の負の側面、そして今回の新型コロナウイルス感染拡大防止による休業や廃業などから、店舗に依存した働き方を見直したいという声を多く聞くようになりました。
「家庭の料理は家族内で担うべきこと」という社会通念を取り払い、多様な領域で専門を持つ人にもっと気軽に頼れるような社会にできないだろうか。「料理人はレストランなどの現場でのみ働くもの」という常識も変えていく必要があるのではないか。料理の世界をもっとオープンにして作る人と食べる人とをつなぐことが私たちの使命なのではないか。このような議論をチームで重ねてきました。
そして新しく出来上がったビジョンとミッションがこちらです。
Vision:「相手を慮って作る」料理を未来につなぐ
Mission:料理の世界を、もっとフラットに。もっとオープンに。
モチーフ:人と人とをつなぐ家庭料理の温かさや絆をハートに。
ロゴ・ブランド名の色:おざなりになってしまっている家庭料理に光を当てるという意味からゴールドに
シェアダインは創業の原点でもある、「相手のことを思って作った料理」をこれからも大切にしていきます。将来もこの価値が大切にされる社会を目指したいと強く願っています。そして、作る人と食べる人をつなぐことで飲食業界の構造変革にも挑戦します。
noteでの発信を通じて、シェアダインの目指す世界観に共感してくれる方や、ファンになってくださる方が増えれば嬉しいです。
リニューアルをして新たな出発の地に立ったシェアダインを、どうぞよろしくお願いします。
ライター:井出有希
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