テレビの電気代ってどれくらい?電気代を節約する方法とは!
こんにちは、株式会社シェアコープです!
多くの人が毎日見ているテレビですが、電気代がどれくらいかご存じですか?
最近のテレビは高性能になり大型化も進んでいます。
また、インターネットにつながるスマートテレビの普及で、動画配信サイトの映画やドラマをテレビで視聴できるようになりました。
さらに、コロナ禍の影響で私たちの生活様式が変化し、家の中でテレビを見て過ごす時間も長くなっています。
この記事では、テレビの電気代と節約のコツについて詳しく解説します!
一般家庭における電気代の内訳
総務省統計局「家計調査年報」によると、世帯人数別の1ヶ月の平均電気料金は、1人世帯では5,791円、2人世帯になると9,515円、4人世帯が11,788円との結果になっています。
このように、世帯の人数が多いほど電気料金が高くなっています。
それでは、これらの電気代の内訳はどうなっているのでしょうか。
節電するためには、どの家電の電気代がいくらくらいかかっているのかを知ることが大切です。
まず、家電ごとの電気使用量の割合について見ていきます。
家電別割合説明
経済産業省資源エネルギー庁の「家庭における消費電力量のウエイト比較」によると、家電が電気を消費する電気使用量の割合は、冷蔵庫が14.2%で最も多く、2番目に多いのが照明器具の13.4%、次いでテレビの8.9%、エアコンが7.4%という結果が報告されています。
冷蔵庫は24時間365日ずっと稼働しているので電気使用量が多いのは仕方ありませんが、照明器具についてはLED照明を使うことで電気使用量をもっと減らすことができそうです。
次のテレビについては、動画配信サイトの視聴が可能なインターネットにつながるスマートテレビの普及と、コロナ禍の巣ごもり需要の影響もあって、私たちの生活スタイルの中でテレビを視聴する時間は増加傾向にあります。
近年の行動様式の変化
近年、インターネットにつながるスマートテレビが急速に普及したことで、動画配信サイトの映画やドラマをテレビで視聴することが増えています。
また、最近のテレビのリモコンには、最初から動画配信サイトを選局するためのボタンまでついているものもあります。
コロナ禍による私たちの行動様式の変化によって、家の中で過ごす時間が長くなったために、テレビを利用する頻度はさらに増加しています。
テレビの種類別の電気代比較
テレビの電気代は、テレビの画素数やディスプレイの表示方式の種類によってかなり違います。
高額で映像が美しい有機ELテレビは、液晶テレビに比べて電気代はどのくらい高いのでしょうか。
また、フルハイビジョンテレビと4Kテレビではどうでしょう。
ここでは、テレビの種類によって異なる電気代について解説します。
液晶テレビと有機ELテレビ
最近人気の自発光方式の有機ELテレビは、バックライト方式の液晶テレビに比べて、残像が少なくコントラストが美しい特徴があり、より実際に近い映像体験を得られることから、スポーツ観戦や映画鑑賞を楽しむことに向いています。
ただし、液晶テレビと有機ELテレビでは、有機ELテレビの電気料金のほうがかなり高くなります。
たとえば、パナソニックの有機ELテレビのビエラHZ2000 55型の消費電力は424Wで、同じくパナソニックの液晶テレビのビエラHX950 55型の消費電力は219Wです。
1kWの電気料金を27円、1日あたりテレビを8時間使用するとして1ヶ月の電気料金を計算すると、有機ELテレビのHZ2000では約2,800円で、液晶テレビのHX950では約1,420円となり、有機ELテレビのほうが液晶テレビの約2倍の電気料金がかかることがわかります。
フルハイビジョンと4K
829万4,400画素と高精細な4Kテレビは、207万3,600画素のフルハイビジョンテレビに比べて2倍近くの消費電力となります。
たとえば、東芝のフルハイビジョンテレビのレグザ40V34(40型)の消費電力は70Wです。
レグザの4Kテレビのラインアップには43型以下がないので43型のC350Xの場合を見ると、消費電力は124Wになっています。
ただし、省エネのためにフルハイビジョンテレビを購入したくても、最近では国内のテレビメーカーは、フルハイビジョンテレビは43型以下のラインアップしか揃えていないので、大型テレビを購入する場合には4Kテレビや8Kテレビを選択するしかありません。
電気代を節約するためにすべきこと
電気代を節約するためには、省エネ商品を選ぶことが大切です。
特にテレビの場合には、なるべく待機電力が小さい商品を選びましょう。
リモコン操作を待機しているときの待機電力は、一般に0.1W~0.4W程度ですが、録画機能などを搭載しているテレビの場合には、テレビを視聴していなくても機能が動作しているので10W前後の電力を消費していることもあります。
省エネ商品を選ぶ
たとえば、今どきの冷蔵庫は10年前の商品と比べて、約40%~47%の省エネとなっています。
10年以上前に買った古い冷蔵庫を使い続けるよりも、新しい冷蔵庫に買い替えることで、ランニングコストが抑えられるので、お得になる可能性がありますね。
照明器具については、一般的な電球をLEDに変えることで、約86%の省エネになります。
最近のLED照明は、今使っている照明器具にそのまま使えるものもあるので、積極的に交換することをおすすめします。
テレビについては、9年前のテレビと比べて約42%の省エネになっています。
省エネ家電を選ぶ際には「省エネルギーラベル」を確認するとよいでしょう。
「省エネルギーラベル」は、家電の本体やカタログなどに表示されています。
「省エネルギーラベル」には、省エネ基準達成率と年間消費電力量が記載されているので、省エネ性能の高い製品を選ぶ目安になります。
つけっぱなしにしない
テレビを視聴しないときは、こまめに消すことが肝心です。
食事の支度をする間や洗濯、入浴時などで部屋に誰もいないときでもテレビをつけっぱなしにしていませんか?
特に一人暮らしの場合には、部屋が静かだと寂しいので、テレビをつけっぱなしにする方もいるようです。
たとえば、60型の4Kテレビの1時間の電気料金は4円ほどになるので、1日4時間テレビをつけっぱなしにしていると、1ヶ月で約480円、1年で約5,800円にもなってしまいます。
テレビの代わりに、消費電力が少ないラジオや音楽などを部屋に流すことで節電するのはいかかでしょうか。
節電用設定
テレビは画面の明るさの設定を暗くすることで、かなりの節電効果が得られます。
また、最近のテレビには省エネモードやエコモードがあるので設定するようにしましょう。
テレビのコンセントを抜いておけば、待機電力を消費することも防げますね。
私たちシェアコープは、電気代を抑えたい方に向けて「4人家族の電気代は平均いくら?料金が高くなる原因と節約術をご紹介!」や「オール電化は電気代が高すぎる?電気代や節約術をご紹介!」で節電方法を紹介しておりますので、ぜひご参考にしてみてください!