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宿題カフェ 夏休み3回目 ~指導する人で道が分かれる~

宿題カフェの内容は、下記をご参照ください。

夏休み 1回目
未来をつくる宿題カフェ ~小学生が大人を成長させる~
夏休み 2回目 
宿題カフェ 夏休み2回目 ~家庭科宿題  カレー作り~

3 回目は、「みんなで子育て」の大切さに改めて気付かされました。

子ども・保護者・ボランティア、全員から共有許可をもらったので、エピソードを紹介させていただきます🙏

いつもお友達思いで、やさしい言葉を使っていた小学生。

久しぶりに会うと…「あれ?」

言葉遣いが荒い。
お友達への言動も荒い。
物の扱い方も荒い。

気のせいかな?
高学年になったからかな?
何かあったかな?

関わってくれているボランティアさんに聞いてみたら、同じく気になっていました。

保護者と、「何かあったら一緒に考えて、共に成長しよう」と、いつも話しているので、今回も共有させてもらいました。

すると即答でした。

『スクールの先生の言い方と、やり方やわ』

『甘やかさないでください。
親は関わらないでください。
そういう主義の先生』(運動系のスクール)

なるほど。

やり方と相性は人それぞれなので、合う・合わないがあります。

ただ、本来持って生まれた「その子らしさ」が、たった1人の指導者の「こうあるべき」でなくなることがないように🙏

家族会議を開いてくれました😊

親、学校の先生、スクールの先生、地域の人たち…
いろんな大人が、「〇〇をしなさい」と、あなたに言ってくる。
それぞれ、言い方も、言っている内容も違う。
どんな気持ちでその言葉を受け取ってる?

保護者から子どもへ 質問

お父さん、お母さん、担任の先生から指示された時は、
「オッケー👌オッケー👌」
という感じで軽く受け取れる。

スクールの先生に対しては、
「オッケー👌」と軽い感じで受け取るのが失礼にあたる感じがするから
「わかりました」とかしこまる。

スクールの先生=王様
みたいな感じ。

スクールの先生は怖いというか、言葉がキツいし怒られる。
表面だけ見ればそう見えるけど、先生の心の奥には
「上手くなってほしい。教えたい」
という愛があっての行動だと思う。

他の人に自分の考えに反した事を言われたとしても、
「あなたはそういう考え方なのですね」
と受け止める。

自分の考えが絶対正しいというわけではないし、
間違ってる事もあると思う。

時々、ほんとに時々やけど、意見がぶつかってケンカになる事もある。

けど、ケンカはなるべくしたくない。
だから次はケンカにならないように立ちまわることを心がけている。

子どもから保護者へ 回答

試行錯誤の小学生。
第二次性徴もそろそろ始まる高学年。

こちらの想定以上の回答でした🙏

ただし。

親・一緒にいたボランティアスタッフ、全員一致でツッコんだのが、

『「愛」という名目で行われる支配・暴力・価値観の押し付けが、一番危ないからな🤣💦』

研修等で、いつも紹介させていただいているエピソードがあります。

中1不登校。現在30歳。
塾に行かずに受験勉強 → 大学進学 → 企業勤務

「親の愛って?」という質問に対する答えがこちら ↓

価値観をおしつけないのが、一番の親の愛。

身近な人ほど遠慮をなくす。

「あなたのためを思って」と価値観を押し付けてくる。余計なお世話。

たとえ親子であっても、違う人間だから、能力が違う。
時代も違う。

「私はこうしてきた」は、当てはまらない。

その子が持って生まれた能力を最大限伸ばせる環境さえつくってくれたら、言われなくても、楽しいからやる。

私が学校に行こうと思ったのは、推し活がしたかったから。

推し活をするには、お金が必要。

ボーナスと休みが保証されている大企業に就職するしかない。

楽しいことがあれば、嫌なこともがんばれる。
だから学校に行って勉強した。

大卒は、推し活をするための手段でしかなかった。
合格が目標ではなかった。

勉強は、なりたい自分になるための手段でしかないのに、
進学や就職を目標にするから、子どもがつぶれるねん。

毎日推し活を楽しんではります

スタッフからも。

"愛"的なのは、家族ではないですが、被害にもあったし、悲しい思いもしたし、同時に加害もしたので。

いろいろ思うことはありますm(_ _)m

「愛している」からDVをしていいわけではないし、「しつけ」のために児童虐待をしていいわけではない…😌

さて。
家族会議を終えた保護者からメッセージをいただきました。
許可を得たので、保護者の学びを共有させていただきます。

世の中の人、みんながみんな平和な心を持ち、相手を尊重してくれる人ではない。

とんでもない人もいるだろうし、これからの人生、どこかで関わる可能性もあると思う。

そんな時に

「あれ?これってどうなん?」と、疑問を持つことができる。

または話せる場があって

「それ、変やで。」

と、気づかせてもらえる場所があるとよいのかな?と思う。

今回、宿題サポートで普段から接してくれている皆さん。

家族以外の大人が

「あれ?なんかあった?」

と気にかけていただいて、それを教えてもらえたのはありがたかった。

これからどんどん私の見えないところで、彼の交友関係は広がっていくだろうし、学校の先生をはじめ関わる大人も増えていくと思う。

けど、関心を持ち話をする。

日々のコミュニケーションを大切にしようとより強く思った今回の出来事でした。

前日は、フードパントリー茨木でした。

その時に、同じような感想をいただいていました。

宿題カフェは、宿題をするためだけにやっている場所ではありません。

お昼ごはんは そうめん
具と味付けに家庭の価値観が反映されます😊

人はひとりでは生きていけません。

補い合い・支え合いながら、社会の中で生きていく🌈
いろんな人の価値観を知り・尊重し合いながら、共に成長していきます。

大人・子ども・立場で関係が変わるのではなく「人」としてが大切です🍀

そんな本質がこの記事を通して伝われば嬉しいです😊✨

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