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畑で生まれる物語

大阪府北部地震からもうすぐ4年

2018年6月18日 震度6弱
固定していない家具は倒れ
補強されていない建物は損壊しました
屋根にはブルーシート
地震から1か月後
2018年7月19日 茨木市役所から撮影

地震で損壊した建物が撤去されたあと
「茨木の子どもたちのために」と、
地主さんのやさしい気持ちから始まったのが
みんなの畑」です。

みんなでガレキを拾うことから始めました

2020年5月スタート。
折しも、第一回目の緊急事態宣言と重なりました。

子どもたちが学校に行けなくなり、
入学式すら延期になった学校もありました。
外出もできない。
「密を避ける」ために集まれない。

そんな時に始まった畑です。

開発が続く茨木市
■安威川ダム事業
■南目垣・東野々宮土地区画整理事業
歴史のある大切な土地から土を引き継ぎました

ストレスがかかっている子どもたちが、
密にならずに過ごせる貴重な場所になりました。

ドラマの数々

地震の年に行事が次々なくなり
コロナのせいで卒業式も入学式もなくなって
メンタルボロボロになって。

でも、畑に行ったら「よく来たね」と言ってもらえて、
瓦礫拾いで「ありがとう」と言ってもらえて。

人と繋がり続けられた感謝。

感想の使用許可をいただいています

その他にも…

引っ越してきて誰ともつながれなくて不安だったけれど、
ここに来たら声をかけてもらえて、誰かが話しかけてくれる。
誰かとつながっている安心感で不安が消えました。

コロナで仕事がなくなって、心も生活も不安定になった。
家に閉じこもっていたら、心がどんどん弱っていった。
でも、畑の草引きと水やりは、体調の良い時にやろうと思えた。
無理をせずに自分のペースでやっていたら、知らない間に心が元気になっていた。
おかげさまで再就職が決まりました!

プライベートで予期せぬ事が起こった。
ここに来たらみんなが声をかけてくれるから元気をもらえる。
しんどくても、「来たい!」と思える場所。
私だけではなく、子どもにもそんなつながりを体験してほしい。

知らない人ばかりだけど、いろんな人が声をかけてくれて、
子どもがあっという間に私から離れていきました!

仲良しの他人が増えていく

下準備をしてくれたのは
立命館大学の学生さんたち
「子どもたちのために」
地主さんのやさしい気持ちから始まった畑
NHKさんと産経新聞さんが取材に来てくれました
恒例の「畑で防災」からスタート☆
危機管理課からご協力いただきました
4年前を改めて振り返る
「親子防災部」メンバーによる
アルファ化米調理講習
防災講座の後は…
田中商店の田中さんが土を運んでくださいました!
土がドサーッ!!の場面は大人も子どもも大興奮!!
☆⌒ヾ(*゚∀゚)ノ ヒャッホォ-ゥ♪
巨大砂遊び!!!
市長はここでタイムリミット☆
お忙しい合間をぬって来てくださり
ありがとうございました!!
遊んでいるはずが実は…
お手伝い! (๑¯◡¯๑)フフフ 
楽しーーー!!!
畑に鶏糞をまきます
畑の作物は
鶏糞・落ち葉・炭・おがくず…菌ちゃんで育てています
菌ちゃんはこんな感じです
白いのが菌ちゃん

鶏糞はもちろん!
清阪terraceさんから分けていただきました。
パラパラとまくだけで、作物がすくすく育ちます!

畑まで運んでくださり、ありがとうございました!
『はじめまして!』『何をしたらいいですか!?』
あなたはどの筋…? LINE?インスタ?Twitter?FB…?
『LINEです!』 あー!〇〇さん!
SNS告知で集まるので、最初は顔と名前が一致しません(笑)
茨木の母 入交先生による講習
茨木宙(そら)いもプロジェクト
さつま芋を植える頃には続々と親子が到着
茨木高校生も到着
市民協働推進課 農林課 職員さんも
みんなごちゃ混ぜ(笑)
マルチをおさえるために土をかける作業
畑作業に慣れると自ら進んでやってくれます
「水やりする!」
土が足りないところには
自分たちで考えて土を運んでくれました
「オレがやるわ!」
すかさずインタビューに駆け寄る産経新聞記者さん
高校の先生は未就学児と
高校生は中学生&小学生と
大学生が好きすぎて
「遠足に一緒に来てくれる…?」
気付けばみんな仲良し!

農作業は、どんな人でも「得意」を活かせる場面がありますが、
「みんなの畑」は農作業をしなくてもOKです。

虫とりに夢中なお子さんもいます。
少し離れた場所でみんなを見ているだけで楽しいお子さんもいます。

それでOK(*'▽')

「〇〇をしなさい」「〇〇をしてはダメ」「〇時までにしましょう」
強制はありません。

大人が協力しながら、楽しみながらやっている姿を見ると、
「やりたい!」「教えて!」「もっとやりたい!」と、
子どもたちが自分で考えて行動します。

大人ひとりが子どもに伝えられることは、限られています。
いろんな人との関わりの中で、大人も子どもも成長します。

大人が「やさしさ」でつながっている場所には、
子どもにも「やさしさ」の連鎖が生まれます♡

前日に修学旅行から帰ってきた中学3年生から、
お土産までいただきました ヾ(*´∀`*)ノ

さつま芋・ピーマン・なす・プチトマト
収穫が楽しみです!
土を運んだこちらの畝には茨木高校生が
さつま芋・大豆・ゴマをこれから植えます

最大の防災は「人と人のつながり」

大阪府北部地震のあと、災害ボランティアで走ってくださった皆さんが同じ事を話していました。

 2018年9月18日
大阪北部地震 報告会

公助や備蓄はもちろん大事。

でも、それよりも大切だったのは、
「人と人のつながり」でした。

日常の延長に災害があるので、
日頃から人と人が当たり前に助け合う文化がないと、
いざ!という時に助け合うことができません。

当時の市民さんのFBより

仲良しの他人がいっぱいいるまちなら、
いざ!という時も助け合えるはず。

人と人が、やさしい心と心でつながる場所が、
「みんなの畑」です♡

メディアで紹介していただきました

NHK「しあわせニュース」
産経新聞

こちらの事業はチャレンジいばらき補助金(茨木市提案公募型公益活動支援事業補助制度)を活用させていただいています(*^^)v


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