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収集癖

陸上の世界選手権が始まりました。
「より速く、より高く、より強く」をシンプルに体現している陸上競技は観ていて楽しい。学生時代に陸上をやっていたので、あのスタート前のドキドキを思い出してこっちも高揚してきます。

そしてテレビを見ていると、ちょうど1年前の東京2020大会を思い出します。始まる前から次々に問題が噴出して、コロナ禍での開催にも賛否両論。世論が喧々諤々となったのは記憶に新しいところです。

その東京大会でボランティアを経験しました。いろんな問題を抱えていたにしても、スポーツは純粋に楽しいし、とりわけパラリンピックに関われたことには大きな学びがありました。

ところで、その東京大会で各国の大会関係者からお礼にピンバッジをいただきました。こうした国際大会ではその国のNOCや競技団体がピンバッジを作って、それを交換するというのが慣例になっています。私たちボランティアはおもてなしに「オリガミ」を作って各国の選手団の方達に手渡していたのですが、そのお礼としてバッジをくださるのです。バッジは各国のお国柄が反映されていて、いろんな国のバッジが貯まっていくのが楽しくなってきました。そうなるとバッジ欲しさに頑張るという、なんとも邪な動機が芽生えてきます。ともあれ、集める、集まる喜びをここでも味わうわけです。

ここでも、と書いたのは、どうも私にはモノを集めることに無常の喜びを感じるところがあるようなのです。古くはメンコ、仮面ライダーのカードに始まり、ミニカー、コミック、レコード・CD、リキュール…。中でもシリーズものに弱い。全集は全部揃えたい、CDのコンピレーションなどはVOL1から順に欲しい。全部揃ってるところが美しい。なのに、生来の怠け者というか、飽きっぽいものだから途中で挫折してしまう。全部揃わずに途中で終わっているシリーズもののなんと多いことか。どこか中途半端なコレクターなんですね。

それでもモノを集めることが何かのインセンティブになっていると頑張れますよね。シールを20枚集めるとノベルティグッズが貰えるとなると、頑張ってビールを飲むではないですか!ちょっと違うか(笑)。

何かアクションを起こしたり、達成したりするたびにバッジがもらえるnoteに、私のような人間はまんまとハマってしまうわけです。

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