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扇風機やスダレの時季だけのプレイリスト

夏の終わりのプレイリストというのを作ったのだけど、こうも毎日暑いと夏真っ盛りを乗り切るための音楽も要るなぁと思い作った。24時間、寝苦しい夜も、動くことすらダルい日中も、なんとか彩りを添えてくれる曲たち。

1.The SALOVERS「夏の夜(mindless ver.)」[AM1:00]

若くして散ったロックバンド、夏の名曲。サカナクションの山口氏が絶賛した曲としてもちょっと有名。水木しげる漫画っぽいタッチの、おばけの歌。

2.SHISHAMO「熱帯夜」[AM2:00]

音楽的な懐の深さを見せつけた節目の一曲かと。ループし続けるまろやかなギターがじっとりとした空気を演出する。歌声も息継ぎごと色っぽく。

3.Yogee New Waves「Summer Of Love」[AM3:00]

リフだけで吸い込まれそうになる、本当に飽きがこないフレーズ。トロピカル路線をやや外れた浮遊感とロマンチックに囁かれるボーカルが綺麗だ。

4.きのこ帝国「夏の夜の街」[AM4:00]
ピアニカの音色が散歩道に誘い出すメロウネス。ぺったりとしたグルーヴが蒸し暑さを音で立ち上げる。思い出話する時の佐藤千亜妃の歌声は優しい。

5.クラムボン「波よせて」[AM5:00]

Small Circle of Friendsのカバー曲。胸を締め付けるとはこのこと。不思議な世界観の歌なんだけど、どこか知ってる記憶のような気もして、なんかね。

6.GOING UNDER GROUND「」[AM6:00]
男の子と旅を歌うバンド、その真骨頂のような。タイトル通りの佇まいと、あどけなさ。夜明け前を仲間と迎える、あの無為で無垢な時間の愛しさよ。

7.Awesome City Club「8月とモラトリー」[AM7:00]

パーティー感強めのバンドだけど、その終わりがけに訪れる切なさを詰め込んだような。寝ずに迎えた朝の感じ、軽快なクラップもどこか寂しげで。

8.the pillows「白い夏と緑の自転車 黒い髪と赤いギター」[AM8:00]

我が生涯のベスト夏ソング。もう何回でも伝えたい、これぞ夏の全てなのだ。森や田園の風景、不安になるほどの青空、異界のような心地を生む夏。

9.never young beach「夏のドキドキ」[AM9:00]

バンド自体が夏のドキドキを体現してるから、歌詞に「ミンミンゼミ」が出てきても成立してしまうね!笑っちゃうほどに真っ直ぐでハッピーな陽気。

10.ネクライトーキー「ゆるふわ樹海ガール」[AM10:00]

楽しいイベントごとも多いけど、単純に鬱陶しい日も多いのですげーイライラすることも多くてそういう気分とばっちりマッチする。良い倦怠感だ。

11.MONO NO AWARE「ひと夏の恋」[AM11:00]
このプレイリストのタイトルはこの曲の歌詞から。「黒帯のミューズ」に対しての無邪気な憧れ、恋なのか判然としない季節のそれ。シュールな純真。

12.ASIAN KUNG-FU GENERATION「七里ヶ浜スカイウォーク」[12:00]
夏の名アルバム『サーフ ブンガク カマクラ』、その中でもひときわ空の高い景色のイメージが湧いてくる。俗な欲がダダ漏れなのも青々しくて良い。

13.ふくろうず「マシュマロ」 [PM1:00]

照り付ける日差し、とろけそうな日にぴったりの弾けるようなポップチューン。けだるい歌声を目いっぱい跳ねさせて、熱い気持ちをかっ飛ばす。

14.Base Ball Bear「Shine On You Cypress Girl」[PM2:00]
夏で連想する曲が数多あるゆえ選考は難しかったけど、実験性溢れる3.5枚目から、この爽やかな1曲を。ホリくんまで参入したコーラスワークが美味。

15.cero「Summer Soul」[PM3:00]

2010年代を代表する夏のアンセム。へばりついてくる湿度まで再現する最高峰のリズム構築。都市の景色をぐにゃりと歪める白昼夢のような聴き心地。

16.フジファブリック「陽炎」 [PM4:00]

鍵盤は降り注ぐ夕立で、ゆらめくギターは熱波のよう。なんという情景喚起力!タンと鳴るラストのキーボードソロの音の、その終わりまで泣ける

17.YUKI「自転車泥棒」[PM5:00]
ユニコーンのカバー曲。原曲はのどかでノスタルジックな少年時代の思い出を描いた曲だけど彼女が歌うと母性が足されて、違う目線で聴こえてくる。

18.くるり「Superstar」[PM6:00]

郷愁を描かせたらとんでもないセンチメントを持ってくるバンドだけど、この大草原の1曲を。何を歌ってる歌なのか分からないけど、夏でしかない

19.羊文学「夏のよう」[PM7:00]
『若者たち』は平成最後の夏を代表する名盤だと思っているからどれもこの並びにぴったりくるけど、諦念ごと夕暮れに燃やされてるようなこの曲を。

20.バレーボウイズ「マツリ~猛暑~」[PM8:00]
ここ最近のネオフォーク再興の流れの異端児。まさしくなタイトル通りな熱狂と、「そこに君がいない」寂しさの対照が同時に押し寄せてくる。

21.The Mirraz「Fireworks」[PM9:00]

花火を見ている歌ではなく、その音だけであぁ今日は花火大会か、と気づく視点はミイラズすぎて。独り身あるあるをピュアな音楽に変えてくれた。

22.indigo la End「夏夜のマジック」[PM10:00]

ソウル、R&Bを志向し始めた時期のインディゴ、こういうキザな歌が意外としっくりくる。普遍性の中に潜むサイケなトリップ感がたまらない。

23.カネコアヤノ「恋しい日々」[PM11:00]
汗だくな毎日を置き去りにするような、あっけらかんとした"短い夜"の歌。「冷たいレモンと炭酸のやつ」があればまぁいっかってなりたいよな。

24.Enjoy Music Club「N・A・T・S・U」[0:00]
結局部屋にずっといることが多いから、こういうインドアだいすきボーイな曲はもれなく好きになってしまう。「BANG!BANG!バカンス」みもあるし!

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