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2019年ベスト女の子ランキング

<校庭ではしゃぎまわる女の子たち 教室でおしゃべりする女の子たち 誰もがみんな天使にみえた>と峯田和伸も歌ってたじゃないか。そうなんですよ、基本的には誰もがベスト女の子なわけです。ですけど、ですけどね!

今年5周年となる↑の企画、当然参加します。こんなにも素晴らしい女の子がいること、その事実をただ推したいという気持ちだけで書いているのです。<あの人が幸せならそれでいいもんな 僕が勝手に好きになっただけ>!!

10.柴田伊吹(万能グローブガラパゴスダイナモス)

今年から観劇趣味が活発化していく中で、我が地元・福岡の劇団であるガラパの舞台にも足を運ぶようになったわけだけど、その団員の中でひときわ印象に残った女優さん。一度聴いたら忘れらない声。アニメ声/VTuber声(輝夜月にめちゃくちゃ似てます)と一括りにしたくない素晴らしさ。基本はカラッと快活そうな女子って印象(ローカル番組でレポーターもやってる)だけど、嫌な女もアイドルもロボットも演じ分けられる発声の技量も推せる。素質の凄さもあるんだろうけど、それを磨き続けて役を作り込んでいる素敵さ。


9.祷キララ

本名なんですって。芸能界に行く星の下に生まれたとしか考えられないな。黒髪ロング、クールな瞳、あどけない笑顔、Base Bal Bearの曲から飛び出してきたのかい?という被写体としてこの上ないビジュアル。これまでも映画作品では端役ながら妙に惹きつけられる謎めいた魅力があったけど、今年観た舞台作品2本(「みみばしる」「ギョエー!旧校舎の77不思議」)では、いい意味で平凡な女子高生を演じていたことでむしろその存在感が際立っていた。喋り方はやや舌足らずだけど、これはチャームポイントにもなり得る。



8.モモコグミカンパニー(BiSH)

オリジナルメンバーだし、初期から作詞家/文筆家的な役回りは認識していけど推すようになったのは最近。小さな体躯をちょこまかと動かすステージングのはシンプルに可愛いし、激しい曲が多い中で彼女のベビーフェイスは強烈なアクセント。千鳥ノブ氏がアメトーークで称した「BiSHの人間」という呼び名が実にしっくりくる。日常の隣にいるアイドル。テレビで観る機会が増えたのも大きい。推しが地上波の人気番組に出た時のあの高揚感よ!早口でその良さをタイムライン上に流したい気持ちを久しぶりに教えてくれた。



7.古川琴音

僕たちが恋をしてしまう、でお馴染みのユマニテ所属女優、期待の新星。同事務所の満島ひかり(かつて)、最近だと岸井ゆきの、三浦透子の文脈に連なる不思議なキュートさを持っている。彼女も声が非常にインパクトがある。少し鼻にかかったような甘えた声、どうにも構いたくなってしまうじゃないか。「凪のお暇」でのゴンさんへの刃物使用が今後の配役に影響でないか心配だけど、むしろそっち方面を積極的にお願いしたい!ってね。4月に観た「世界は二人」という舞台では大人びた役もやってたし、未だ底知れず。



6.井上唯(Maison book girl) 

ブクガはメンバー全員、個が炸裂していて好きなので1人は選び難いのだけど、ブクガ的な世界観から最も遠そうな彼女を推すと決めた。高身長、キリっとした顔の造形、写真で見るとやや機嫌悪そうな感じだけど、実際見たら大きな口で笑っている姿も良かった。親しみやすさがある。年下だけど先輩に居て欲しい。福岡で栄養士として働いてかもしれないという、もしやすれ違っていたかも?的な、ifな存在という点でもグッときてしまう。地声は低めだけど、歌うと一気に色がついていくというアイドル的な良さもある。



5.三浦カモメ

ドラマ「デザイナー渋井直人の休日」の終盤をかき乱した、強烈な存在。コイツはほんとにね、、、もう登場シーンから圧倒的だった。テレビでさらば青春の光の「浄瑠璃」の漫才を観ながらケタケタ笑うというこの上なく無邪気な姿。そしてスルリと懐に忍び込んでくるふわふわとした人たらし感。抱えている過去は悲しいもので、ひと時の優しさを求めるその姿は決して天使的ではない。あくまで"平地の者"なのだけど、そういう生々しい女性を演じている時の黒木華って本当にすごいんだよ。今年もたっぷり食らいました。



4.カネコアヤノ

ライブで独特な雰囲気のバンドメンズを率いてセンターで歌い叫んでいた姿に完全に射抜かれてしまった。僕が見た3本のライブでは、語る言葉など簡単な挨拶程度、全ての時間は歌うためにあると言わんばかり。自身の表現に全幅の信頼を置き、やや狂暴に見えるほどにピュアに"音楽"そのもので在るという尊さ。歌詞からしっかりと自分の暮らし、生活の匂い、恋の所作が伝わってくるのがいい。嘘が無いとかそういうレベルじゃない。嘘になり得ない真っ直ぐさというか。彼女の言葉があればこの毎日もアリにできる気が。



3.田中瞳

テレビ東京、2019年度の新人アナウンサー。そして「モヤモヤさまぁ~ず2」の4代目アシスタント。最初期こそ初々しさがあったけど今となってはすっかり手練れ。大喜利的なセクションにおいて一切笑いを外さないタレントポテンシャルも凄いし、うっかり横浜に夜景を観に行ったと言ったり、友達と箱根に行ったと語る顔が妙に凛々しすぎたり、隙があるのも素敵。あと、サラダを取り分けるくだりの時に「得意ですよ」と言っていて、あぁそういう位置を頑張ってきた子なんだなぁと思ってね。気を遣わなくていいのよ


2.森七菜

名女優を発掘し続けてきた園子温が2016年に「東京ヴァンパイアホテル」で見出した原石、遂に今年本格的なブレイクに王手をかけた。「3年A組」で、一人だけ自分のペース/台詞回し/空気をブレさせることなくあの珍作に挑んでいたし、「天気の子」では声のみの演技で特有のセンチメンタルをアピールしてみせた。そして来年、岩井俊二のディレクションで彼女を観れる喜び!既に自分の美学を持ちながら、まだ吸収を止めない末恐ろしい大器である。同じにクラスにいたら、ネクラそうな男子にも優しそうでそこも好き。


1.塩塚モエカ(羊文学)

年明けに、枝優花監督とのコラボポートレイト(果物と一緒に映ってる写真)が連投されて、もうそこで上位は決まってたんだけど、終盤に入って金髪にするというアクロバティックな展開が起こり、堂々の第1位に。8月に行ったWIL BUNCH FEST.、初日の早い出番で羊文学を最前列で観てから何だかぽけーっとした状態でその後の3日間を過ごしてしまったのだけど、何というか他のことが手につかなくなるような求心力のあるビジュアルだと思う。音楽が素晴らしいのは勿論、表現者としてのタフさと繊細さが表情に滲んでる。

 

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