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社会福祉士の認定制度

職能団体の基礎研修2年目を受講し始めた。

とにかく、まぁお金がかかるシステムになっている。1年の受講で数万円が飛んで行き、受講予定が毎月がっちり決められている。もし、その日に受けられなかったら近隣県で協定を結んでいる県の講義を受講して代替できるようにはなっているのだが、それでも別途受講料がかかることになっている。年間のカリキュラムで受講料が決められているのに、数千円とはいえ、受講する県が変わるだけで別途費用がかかるのはちょっと腑に落ちない。

そして10回のオンライン講義で1日でも受講ができなければ3年目カリキュラムに進むことが出来ない。これも入所施設に努めているとシフト制という働き方なので、別途休みを取らなければならない。難しい部分がある。そんなことを言うと、お金ばかりとって研修を受ける意味はあるのか?と言われそうだけれど、一応自分なりに必要と思って受けている。

1つは成年後見が出来るようになりたいという目的がある。成年後見は高齢者だけでなく障害者の方でも必要とされる。私は今の立場は児童養護施設職員だが、児童養護でも軽度知的障害・精神障害の子どもは一定数いるので、彼らが大人になったとき後見を必要とすることもあるのではないか。それからこういう施設に入ってくる児童の親の中にも後見制度を知っていたらここまではならなかっただろうな、と思う事も多いということがある。そういう意味で成年後見という仕事に必要性があると感じている。その成年後見をするには国家試験に受かっただけではダメで、基礎研修を修了しなければ成年後見を行うための研修に進めないということがあるからだ。

まぁ、あとはオマケみたいなものだけれど、基礎研修が必須ならついでに「認定」も欲しいな、というのもある。認定を取ったからと言って、給料があがるとかそういうものはないが、私が何者かを示す看板にはなると思う。

そもそも社会福祉士と言っても守備範囲が広すぎて「で、何が出来るの?」と思われるのがオチなのだ。そこで「○○分野の認定」となると範囲がグッと狭くなる。経験と知識にある程度のお墨付きが付く。そこに他のライセンスが付くとやりたいと思っていることがもっと明確になる。

資格の活かし方はここにあるんじゃないかと遅まきながら気が付いた次第である。現在の支援のありかたはネットワーク支援、包括的支援。自分が何者であるか、何が出来るかが人様に一目で理解されたほうが仕事がやりやすい。口で語るより雄弁なツールが資格。それを一個一個揃えていくために基礎研修を受けているんだけれど・・・最初に戻るけれど、まぁお金がかかる。特に最近はダブルライセンスという事も考えなくも無くて・・・、でもいろいろ同時にやりだすととっ散らかるので、とりあえず目先の研修を頑張るとする。