サンスクリット事典/ヴィラータ
マツヤ国の王
[virāṭa, विराट]
パーンダヴァ達が12年の追放期間後、姿を隠して過ごす1年の間、彼らを匿った
コーサラ国の王女スラターと結婚し、息子シュヴェータを授かる。
ケーカヤ国のスデーシュナーを結婚し、二人の息子シャンカとウッタラクマーラ、娘ウッタラーを授かる。
カウラヴァ軍がマツヤ国の牛を奪ったことで始まった戦いでは軍と息子達、自国に身を隠していたパーンダヴァ達を率いて戦った。
しかし、それは陽動作戦で、別動隊によってマツヤ国が攻撃されていた。
その危機から国を守ったのは、一人残っていた息子ウッタラクマーラと女性の姿をしていたアルジュナであった。
後日、国を救ったのがアルジュナであったことが判明し、娘ウッタラーを捧げたいと願い出たが、アルジュナはそれを断り、アルジュナの息子アビマンニュに嫁ぐことになった。