プラーナーヤーマ～呼吸を扱ってみる～

ヨーガの時間においては
呼吸をとても大事に扱います。

動きに合わせて息を吐く。そして、息を吸う。

体を伸ばすとき、後屈するときは、息を吸うと心地よい。

体を縮めるとき、前屈するときは、息を吐くと心地よく体が曲がる。

体の動きと連動するように呼吸も扱う。

シャヴァーサナ（屍のポーズ）の時も
自然呼吸が起こっていることを観察してみる。

ただ座っている時でも
呼吸の観察ができます。
やってみましょう。

息を吸うとき、
鼻から新鮮な空気が入ってきて、
鼻腔、喉、肺へと送られる。

息を吐くとき、
肺の中にある空気が、
喉、鼻腔を通って、鼻から出ていく。

さて、私の鼻に入ってくる空気って何でしょう？
この地球上にあるたくさんの植物たちが作ってくれた空気。
植物たちが酸素を含ませてくれた空気。
植物たちに感謝。
植物たちにそんな機能を持たせてくれた大いなる存在に感謝。
植物たちはそんなありがたい仕事を今も淡々とこなしてくれている。

植物の吐く息が
私の吸う息。

私の吐く息が
植物の吸う息。

空気を通じて
私は植物たちと一緒に生きている。

この地球上に存在するすべてはそうやってみんな一緒に生きている。

綺麗な空気に感謝。
空気を浄化してくれる植物たちに感謝。

空気をこの体に与えてくれるおかげで私は生きている。

プラーナ。
それは呼吸によって運ばれるかすかなエネルギー。
そのエネルギーがあるから
私の肉体は動く。
私の思考も働く。

私が努力しなくても
熟睡の時でも
この体は自動的に呼吸してくれている。
この体に感謝。
その機能をこの体に与えてくれた大いなる存在に感謝。