マハーバーラタ/7-9.前線へ駆けつけるビーマ
7-9.前線へ駆けつけるビーマ
ユディシュティラは目の前の敵と戦いながらも、敵陣の奥深くへ入って行ったアルジュナの旗を探していた。
彼の弓ガーンディーヴァの音楽は聞こえなかった。
そして心配のあまりに送り出したサーテャキの気配も感じなかった。
狼狽えた彼はビーマに話しかけた。
「ビーマ、私は間違っていたのかもしれない。
サーテャキをたった一人でドローナの恐ろしいヴューハに送ってしまった。
ずっとドローナと戦い続けて疲れていた彼を。
アルジュナの気配は相変わらず感じられない