マハーバーラタ/7-11.深夜の決戦
7-11.深夜の決戦
ドゥルヨーダナはテントの中でこの日の出来事を思い出していた。
「ジャヤドラタを守り切ればアルジュナを死に追いやることができたのに。
できなかった。なぜなんだ?
ドローナもクリパもアシュヴァッターマーもラーデーヤでさえもアルジュナを止められなかった。アルジュナはたった一人で我が軍を突破した。
ビーシュマやヴィドゥラの言う通り、アルジュナに勝てる者はいないというのか?
そんなことがあってたまるか。
どうしたらいいんだ?
ラーデーヤ。彼ならなんとかしてくれる