マガジンのカバー画像

ヨーガのお話

17
ヨーガで教え継がれているたくさんの知恵を紹介します。 心がちょっと楽になる話。
運営しているクリエイター

2025年2月の記事一覧

過去を受け入れる

過去を受け入れること それは過去の結果を受け入れることを意味します。 今、私の中に湧き起こる怒りや悲しみ それは過去の結果なのです。 それは過去の出来事に根付いているのです。 怒りや悲しみ、憂鬱、そういったものは過去に起因しています。 過去の出来事の記憶、過去の出来事に対する認識 それなしに現れることはありません。 今、私の五感が捉えている情報だけで怒りが勝手に現れることはありません。 私は考えの癖を変えることではなく、 考えの癖を受け入れることに興味があります。 癖を受

心の癖を受け入れる

「自分や他人を非難するのは良くない」 それは頭では分かっています。 ですが私は非難してしまうのです。 どうしたらよいのでしょう? こんな方法があります。 非難してしまう考えを受け入れるのです。 私の考えの癖をまずは受け入れるのです。 怒りんぼの私。 泣き虫の私。 自己非難してばかりの私。 お調子者の私。 世界に対して偏見を持っている私。 私がこれまで何十年もかけて育ててきた考えの癖です。 まさに私の大事な個性です。 その個性を客観視する自分の中の「隙間」を持って、 私の

非難からの解放

他人非難と自己非難、2つの非難を見てみましょう。 怒り、憂鬱、悲しみ、不満のほとんどの問題は過去、 特に私の子供時代に起因します。 両親、兄弟、友達、先生、たくさんの人々からなる社会、状況、出来事に 責任があると思っています。 自分の中にある正当性を盾にして他人を非難します。 「私は正しい、あなたは間違っている」と。 しかし、私はそれを本人に向かって断言できるほどの知識と勇気がないので 言えませんでした。 でも心の中で思っています。 【あなたは間違っている】と。 他人へ