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インター校と日本人学校と現地校と。

学齢期の子どもを海外に帯同するときに、結構早い段階で悩むのが、未就学児や児童生徒をどの幼稚園・学校に入れるかということ。

<選択肢>
・現地の子どもたちと同じところにする
・日本と同じカリキュラムのところにする
・上のどちらでもなく、外国との繋がりを深めた特色あるところにする

選び方は、子どもの性格にもよりますが、何よりも「その国や地域では、日本人の児童生徒にとって、どのコースがオーソドックスか」を把握することに尽きます。
国や地域による差が大きいので、海外駐在経験のある方の話を聞いたりブログを見たりしても、国や地域が違えば、全く参考にならないのです。

我が家は、子どもが小中学生で、中国の比較的大きな地方都市に在住しているので、インター校もほとんどなく、日本人学校の一択でした。
まず、この地方に日本から来る帯同子女は、ほぼ日本人学校に入るということを事前に聞いていましたが、この選択は、現地のことを知ってきた今でも、言語面、教育システムや社会環境から見ても、間違いなかったと思っています。

ちなみに、周りには、日本から一時的に(といっても数年を超す人もいますが)中国に来ている中国人父母の子どもさんもいますが、「中国語がかなり分かる」「両親の国のことをよく知ってほしい」ということで子どもを現地校に入れたものの、これまで日本で育ってきたためなかなか環境に馴染めず、結局退学して日本人学校に入ってきたという子もいます。

また、子どもが幼少の時から中国に住み、現地の幼稚園に通わせていたという中国人父母の子どもさんでも、いつかはまた日本に戻るということを念頭に、日本人学校に入学させるという人が多い様子です。
そのような子は、入学時にはほとんど日本語がわからないのですが、一年生が終わる頃には日本語の授業やカリキュラム、周りの大多数が日本人という環境にも慣れてきています。

せっかく海外に来たのに日本人学校という選択肢はもったいないかも・・・と最初は迷ったりもしましたが、やっぱりその地域に帯同していた人の話を聞いて、親の欲を横に置いた上で判断してよかったと思っています。

なお、うちは未就学児がいないため、幼稚園のことについてはわかりませんが、インターと現地園とで悩む中で、既に入園年齢を迎えている状態で帯同して来る場合は、言語の不安からインターを選ぶ方も多い様子です。
しかし、これも地域差があると思いますが、まずは入園のしやすさや条件に合うほうにして、通う中で転園する(インターから現地園へ転園した方もちらほらいます)という方法もあるので、現地に来てからの情報集めと柔軟な対応がとても重要です。

ということで、インター、日本人学校、現地校どれを選ぶのかは、自分たち親が、子どもへの期待の気持ちを一旦脇に置いて、冷静に情報収集していくことが大事だと感じています。

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