【News】北京にて新たにフィンテック・イノベーションパイロット地域が開設(20210305)
【一言コメント】
ご当地フィンテック・イノベーション絡みのど真ん中の記事だったのでピックアップ。
北京中心部から南東部、区で言うと通州区に、新たにフィンテック・イノベーションのパイロット拠点が開設されるということです。
今回証券業の監督官庁が中心となって動いているということで、引き続き国を挙げてフィンテック・イノベーションに力を入れていく姿勢が見られます。
私の生活圏からはまぁまぁ離れており、且つフィンテックの試験区ということはビジュアル的に「何コレすごい」というようなものは無さそうですが…機会あれば行ってみますかね。。
(イマイチ記事だけではここで何が行われるのか分かりません)
【Newsの概要】
証監会(証券先物業を監督する当局)は3月4日、北京にて新たな資本市場フィンテック・イノベーションパイロット地域(资本市场金融科技创新试点)を開設することを決定したと発表した。
今般のパイロット地域への参入か可能なのは主に北京市内の証券・先物事業者や投資助言・評価等のファンドサービス業務を行う証券・先物サービス機関、信用格付機関、ファンドカストディアン機関等であるとのこと。
当該プロジェクトにより、参画する金融機関は、同業種関連のライセンス取得や関連資金調達、フィンテックの応用施設の建設等の領域において優遇措置を受けることが出来、デジタルトランスフォーメーションのプロセスを加速できることになるとされている。
また昨今金融機関に対し、当局より「法令遵守、秩序あるイノベーション、リスク管理」の3つの原則に従うことがより強く求められるようになっている中、当該プロジェクトのワーキンググループは期間中、パイロットプロジェクトの運営を継続的かつ動的に監視し、潜在的なリスクを特定し・予防し、定期的または不定期に現地調査・評価を実施するとしている。
逆に、プロジェクトに参画する企業が適切なリスク防止策を講じていることを前提に、同企業には規制上の柔軟な取扱が適度に与えられる可能性がある。
今回のパイロットプロジェクトに先んじて北京では2019年12月にも中国人民銀行(中央銀行)が銀行業を中心とした同様のプロジェクトを実施しており、金融業界を質と効率の両面から向上させるために、ブロックチェーンなどの新技術がどのように活かせるのかのトライアルをしてきた経緯があり、今回は証券業が対象となった第二弾と捉えられる。
北京の他に、成都と上海でも、フィンテックイノベーションのパイロットプロジェクトが進んでおり、同取組は中国各地で拡大していくことが見られる。
(東方財富ネット、新浪財経等の記事から筆者が引用&要約)