【News】シャオミーが金融ビジネスに続々と進出 互助スキームも開始(20200611)
【Newsの概要】
携帯電話、スマート・ハードウェア、IoTプラットフォームを中心とした商品・サービスを展開するシャオミー(小米)が、金融ビジネスへの進出を強めている。
2015年に初めて金融ビジネスに進出して以来、銀行・決済・資産管理・保険・小口ローン・消費者金融・フィンテックをカバーするに至り、今や総合的な金融企業と化している。
そんな同社が最近始めた目玉の金融ビジネスが「バーチャル銀行」と「互助スキーム」。
バーチャル銀行は「天星銀行」という名称で11日に香港で開業し、普通預金業務と即時貸付サービスを展開する。
伝統的な銀行と異なりオフラインの拠点がなく、すべての業務がオンラインで完結する、中国本土のマイクロ金融・ネット金融をカバーするインターネット銀行と近いモデルとなる。
互助スキームは「小米互助」という名称で15日から開始予定、加入時の費用は無料、最高50万元の互助金が受領できる設定となっており、互助金支払の対象となる疾病は92種類に上る。(82種の重大疾病、及び10種の小児特有疾病)
既に各種特典(シャオミーのスマホを抽選でプレゼント 等)をインセンティブとして予約を受け付け始めており、6月10日時点で27,309名の応募者が出ている。
(出典:新浪財経等の記事から筆者が引用&翻訳・要約)
【一言コメント】
各プラットフォーマーによる金融業、そして互助スキームへの進出は依然として活発で、とうとうスマホで有名なシャオミーまで参入です。
一方、互助スキームについてはユーザー数がアリババ系の相互宝・美団系の美団互助を除いて中々伸び切っていない模様です。(テンセント系とカウントするのであれば水滴も堅調に推移)
シャオミーも画像の通り、互助スキームに加入したユーザーに抽選でスマホをプレゼントする等、キャンペーンの多発でスタートダッシュを図ろうとしているように見受けられます。
互助スキーム運営をする上で何がポイントなのか、どうしたら多くのユーザーを囲い込めるのか等の疑問につき、今後フィーチャーしていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?