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旅さきは ながさき

島鉄バスはICカードが使えない。

現金払いだ。

しかも、乗車時に整理券を取り、前方の画面に料金が表示される。

降車するバス停が近づいてきたため、硬貨の用意をしていたら、

50円玉を落としてしまった。

随分前まで転がってしまったため、信号でバスが停まった時に取りに行った。

バス停まであとほんの少しだから座るのもなあ・・・と思っていたら、

バスの運転手さんに

「座ってください。」

とアナウンスされてしまった。

地元を走るバスは満員どころかぎゅうぎゅう詰めで立つため、

「座らないといけない」という概念がなかったが、

考えてみると座るのが「普通」だ。

乗客3名だったし。


表示の代金を確かめ、

150円を握りしめていたのに、

お金を入れようとしたら、表示金額が190円になっているではないか!

10円玉が4枚もなかったため、

100円玉を両替しなくてはいけなかった。

こんなにバスを降りる時にもたもたしてしまうなんて。

現金払いで代金が変動するなら、

是非ともICカードを使えるようにしてほしいと思ったが、

1時間に1本ないくらいの路線には、

機械を導入できないのだろうと勝手に推測。

地元のバスは1バス停でも終点まで乗っても同じ料金。
このシステムが嫌いだったが、旅先ではこのシステムの方が助かる。


何はともあれ、島原散策。

はじめは島原城。

修繕中で外見はもちろん覆われており、

5階に上ることもできず。

きっと海が見えて、景色が良いんだろうなあ。

次は武家屋敷。

無料で開放されているのが素晴らしい。

3邸宅ほどこの水路沿いにあり、中に入ることができた。

今回は定番を攻めると決めていたので、

お昼は、姫松屋で具雑煮。

こんなに外は暑いのに、「みんな熱いもの食べるのかな」と
思っていたが、お店は大盛況。
高野豆腐を薄く切ったものが入っていて興味深かった。
美味しくいただきました。

お次は、四明荘。

動の池
静の池

この別荘が建てられた頃は、周りに家がなく海まで見えたそう。
係の方が丁寧に説明してくださった。
汗だくだったのに、湧水で入れた緑茶をいただき、
池を眺めていると、心が落ち着き、
涼しさを感じた。

休憩したばっかりにも関わらず、
すぐさまお隣のkoiカフェ ゆうすい館へ。

湧水で淹れたコーヒー。
いつもミルクを入れないと飲めないお子ちゃま舌の私だが、
ブラックに挑戦。

なんと飲めた!

むしろ、ミルクを入れるよりブラックの方が美味しかった。
(残り3分の1にミルクを入れてみた。)

そして、かの有名なかんざらし。
想像通りの味だが、シロップが優しく、小さい白玉が食べやすかった。

(後で知ることになるのだが、このかんざらしは美味しかった。
旅館で出たかんざらしはシロップの味が独特で、作り置きだからか
白玉の周りがぶよぶよしていて、お世辞にも美味しくなかった。
美味しいかんざらしを先に食べておいてよかった。「まずいもの」という
記憶だけが残るところだった。)


さらにハシゴで、
COFFEE HOUSE 葡萄畑。


ネットでのレビューがとても良く、店内の様子の写真に惹かれ。

とても重厚なこの感じ。
好き。

フルーツクレープセットを注文。
クレープもコーヒーも丁寧に作られ、淹れられていることが分かる味。

コーヒーはポットのため、コーヒーカップ3杯くらいある。

1杯目は、(先ほどの店で気分を良くしたため)ブラック。美味しい!!
2杯目は生クリームを入れて。これも美味しい!でも、ブラックの方がやや勝利。
3杯目はコーヒーシュガーを入れて。これはこれで良い。
(コーヒー好きの祖父母の家には必ず、コーヒシュガーがあり、祖父が亡くなってからはお目にかかることがなかったため、懐かしさと共にテンションが上がった。)

「フルーツクレープ」という名の通り、
見た目以上にフルーツがたくさん入っている。
今が旬のいちじくや桃が使われているところが、嬉しい。
小さく見えるが十分な食べ応え。
でも、食べ終わるのが悲しいくらい美味しかった。
これで、1040円は素晴らしすぎる!!
近所なら、自分のご褒美の時に毎回食べに来る、絶対に。

というわけで今日の一番は、この葡萄畑。


島原にお越しの際には、ぜひ。
2時開店なので、ご注意。
丁寧に作られるので、時間に余裕を持つことをお勧めする。


P.S.バーチャル高校野球は有能。

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