暮らしと会話をすること。
暮らしと会話をしながら、暮らしを味わう、時にはダラダラも許しながら、暮らしを通して自分をおおらかにしていきながら人生を楽しむ術を知り、ありのままの自分の心地良さで生きる在り方へとなっていく。
暮らしとは、少しず作り上げていくもので、クリエイティブだと日々感じる。
活かす力、生み出す力、育む力、楽しむ力と、人間が本来持っている命の源にスイッチを押してくれるものではないかと、最近は感じてならない。
たなかれいこさんのレシピ本で食事を作ると、作ってるときも「こんなに簡単でいいのかしら」と思いながら、食材の様子をみて感じて、味見して作る。食べる時は感動する。
夫も友人もお客様も、たなかれいこさんのレシピで作ったものは感動してくれる。
素材そのものを活かすので、同じ味付けでもまったく違う味にある。
たなかれいこさんのお料理教室に参加した時に、彼女は「右脳で料理をする」と何度も言っていた。確かに彼女のレシピは心を刺激され、舌から感動がわき起こるので、右脳が自然と開花されていく。
彼女は食材と会話をしているから、食材がどうしたら美味しくなるかを教えてくれるし、それを聞き取る力もあり、活かせる能力がたけている。
暮らしも同じで、日々暮らしと意識して会話をしてみると、不思議とルーティンから外れていき、自分が求めていた暮らしがふとわかるときがくる。一瞬の声をキャッチし、やってみると楽しいし、出来上がったときは感動している自分がいる。
暮らしには答えがない。
それは仕事も恋愛も夫婦関係も答えがなく、料理も無限大の可能性が満ちているから答えがない。
答えはないけど、自分の中に答えがある。
その答えを知るために、暮らしと会話をしている。自分の心地良さを表現し、誰に見せるわけでもなく、自分のためにクリエイティブさを発揮させて楽しんでいるから、見返りを求めない在り方へとなっていき、本当の自分で生きていけるんだろう。
自分の中に答えがある。
これからの時代に必要なことで、多様性の時代だからこそ、自分の中にある心地良さを知っていると、どんな状況になっても、心地良さをクリエイションできる人になれるのだろう。
答えはないが、自分の中に答えがあることを、暮らしの中で日々体験してるから。
暮らしと会話をすると、自分の中にあったクリエイティブな所が見つかり、それを刺激されていることに気づく。
わたしは食事と花を飾ること。
毎日新しい発見と感動があり、きちんと会話をしている自分に気づかされる。
そして少しだけ頑張らないといけない、掃除と片付けも、終わったあとの爽快感はたまらなくすき。でも苦手だから少しだけ頑張る。本当に少しだけでいい。無理するとダイエットのようにリバウンドするから。
暮らしと会話をすると、本来の自分へとなっていく。自分の中にある美がわかるからなんだろうね。常識の枠から脱していき、本当に心から求めていた自分へとなれる。
暮らしとの会話を通して哲学を得ているよう。
写真は、とうもろこしご飯を鉄のお釜で炊いたもの。旅館で、このお釜でご飯を出してて、めっちゃ美味しかったから買い、我が家では毎日これでご飯を炊いてます。3号までしか炊けない小さな鉄のお釜です。可愛いから、毎日みていても飽きない。