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【展覧会レポ】宝石の暴力、という創造的破壊な言葉が浮かび上がった話

こんにちは。fgo愛の強い教育担当です。
今回は、休日に美術館へ行けない思いを昇華させるために、せめて行った気分を味わおう&展覧会で感じたことを振り返ろうnoteです。

今回は、国立新美術館で行われた「カルティエー時の結晶」展についてです。今までは1995年、2004年、2009年に行われていたそうですが、今年度は例年と違うとのこと。

過去におけるこうした展示は、いわゆる「カルティエ コレクション」の歴史的な作品を対象としてきましたが、本展は1970年代以降の現代作品に焦点を当て、その創作活動における革新性、現代性、独自性を、メゾンが築き上げてきた創作の歴史を背景に表現する世界でも初めての試みです

ますます楽しみになってきました。現代作品に焦点を当ててんだ!
今までとはどう違うんだろう。そう思って調べました。

1.そもそもカルティエって何よ

ポイント分けると2つかな、と考えています。
①リシュモングループの参加の1つ
リシュモングループとは、宝飾品、時計、筆記用具、服飾の4カテゴリを
中心に扱う企業。

1847年に宝飾師であるルイ・フランソワ=カルティエが28歳で独立した
個人顧客対象のジュエリーブティック。
今や世界5大ジュエラーと呼ばれている
※世界5大ジュエラー:ハリーウィンストン、ティファニー、ブルガリ、
            ヴァン・クリーフ&アーペル、カルティエ

②独自スタイルの追求
以下のスタイルの流れがありました
◆アールヌ―ヴォスタイル
 ・19世紀末から20世紀初頭にかけての装飾のスタイル 
 ・曲線メイン
 ・花、植物、人物像などの有機物がモチーフ
 ・鉄、ガラス、エナメルなどの新素材が使われる傾向があった

◆ガーランドスタイル
 ・18世紀のベル・エポック期(1870~1914)に代表される装飾スタイル
  ※第三共和制の成立から第一次世界大戦開始まで
 ・左右対照的なデザイン
 ・レースの様な透かし柄で織りなす花網模様(ガーランド「園芸用語」)
  の優雅で繊細なデザイン
 ・プラチナ、ダイヤモンド、真珠を素材として利用

◆アールデコスタイル←後のカルティエスタイル
 ・1925年、パリ万国博覧会の装飾を総括し、約半世紀後に命名された
  スタイル
 ・近代的なヨーロッパからの離脱がテーマのため、現代的、異国風
 ・平面、幾何学を意識した単純・直線的なデザイン
 ・素材にこだわりは無さそう

カルティエは19世紀に入ってもアールヌ―ヴォスタイルは取らず、
ガーランドスタイルを扱い、時代の変遷とともにアールデコスタイルに
移行したと考えられます。

今までの展覧会ではガーランドスタイルも展覧会で扱っていたのですが、 
今回はアールデコスタイルを中心にしたのではないかと考えています。

2.これが宝石の暴力である(写真のみ)

3.所感

圧倒的宝石量。もう他にどう表現すればいいのか分からない(笑)
量で殺されるって、こういうことかな、と。

人生20年弱過ごしてきましたが、滞在時間1時間弱で一生分見た気がします。当たり前のように飾ってますが、時価総額いくらでしょうか...
開催期間中に何もなくて本当に良かったです。

そして会場構成とテーマの連動感....冒頭の圧倒される空間配置がすごい。
宝石ではなく会場そのもので魅了していく。
会場構成をした新素材研究所のテーマへの執着がすごい、と。(語彙力喪失)
配置の等間隔さ、モノのカテゴリや時代によって異なる配置をしていたので
どんな思いを持たれたのか知りたくなりました。

あとやっぱり、はやく美術展にいきたい

4.参考資料

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