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「大切なのは愛だ」と言ったお前に「愛の前に金だ」と告ぐ。

「恋人と上手くいくのはなぜですか?」

もしあなたがこう聞かれたらどうする?
上手くいってない人や恋人がいない人は尋ねる側に立ってくれ。

こう聞いたときの俗な答えはこうだ。

「お互いをリスペクトすることかな」
「違いを認め合ってるから」
「愛だよ結局」

そんな言葉に軽蔑の意を表明する。
まさしく愚かである。

何を言っているんだ。「愛」や「リスペクト」なんて肛門にへばりついてシワに挟まったちり紙に等しい。取るに足らないと言うことだ。

私の結論を言おう。

「愛の前に金だ」


確かにお互いへのリスペクトや慈しむ心は大事かもしれない。
しかし、それは「金」という大前提が整った上でのことだ。
そこを無いものにして綺麗な上澄みだけ語るな。

例えば「美味しい味噌汁の秘訣」を聞かれたとしよう。
料理研究家やカリスマ主婦は「麹菌からこだわった老舗の白味噌」だの「南アルプスで蒸留された軟水」だのと語る。これは「愛」や「リスペクト」の話だ。

そうじゃないだろう。

そもそも鍋があって、ガスコンロがあって、そこからガスを出せるような生活水準が満たされているから「美味しい味噌汁」が作れるのだ。
つまり「金」なんだ。

なぜそこを蔑ろにして、語る必要もないと言うような「大前提」として見過ごしてしまうのか。一番大事じゃないか。
ガスコンロも鍋もない河川敷に取り寄せた味噌と軟水を持っていくといい。常温のペットボトルに味噌を落として蓋をして振る。そして出来上がった白濁する「お味噌スウェット」は美味しいだろうか?インスタント味噌汁の方がマシだろう?

私は今年から無職になり、フリーターになり、収入が1/3以下になった。
彼女から見放され、セックスレスになり、ついには「同居人」と呼ばれるようになり、この度晴れて同棲解消するに至った。

それもそのはず。デートにも外食にもロクにいけないのだ。
家で屁理屈をこねてブログとYouTubeだけを更新し続ける男に何の魅力がある。彼女には同情するしかない。

砂利を敷いた水槽で飼うのも煩わしい下等生物に暖かい寝床を用意してくれているのはマザーテレサも感嘆の意を表することだろう。
だから私は転職活動をした。お金が欲しかったのだ。

もしまだ「愛なんだ」と思っている脳みそV6野郎がいるなら、こう考えてみてほしい。

もしあなたの彼氏、旦那が急に「みうらじゅんに、俺はなる」と言い出し、急に無職になって一銭も稼がずに毎日理解不能なブログとYouTubeの更新を始めたらどうだろう?
応援できる?彼の夢を応援したい?

だが、君たちは毎日の食事も質素になり、デートに行けば割り勘、何なら注文したもの1つずつ計算して端数まで勘定するようになる。男は事あるごとにお金をせびり「これは必要経費だ」と高らかに叫ぶ。
まだ応援したいだろうか?

まだそう思っているなら、君には想像力が足りない。
実際にクズ男を飼い慣らしてみるといい。
すぐに分かるだろう。

チャップリンはこんな名言を残している。

人生に必要なものは、勇気と想像力。そしてほんの少しのお金です。

わたしには勇気も想像力もある。
しかし、ほんの少しもお金がない。

エジソンは「天才は99%の努力と1%の閃き」と言った。

それは「努力が大事」と言う話ではない。
「1%の閃きがなければ99%の努力も水の泡」という話だ。

愛じゃない。
その前にお金なんだ。

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岡シャニカマ
サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。