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「未読」は誠実さが原因かもしれません。

「返信が遅い」と怒られるみなさん。
決して謝ってはいけません。遅いことにも正義があるのです。

そんな話をします。

先々週からどうも仕事が忙しく、300日近く続けていたnoteの更新も疎かになっているのが現実です。
朝の8時から電車に揺られ、深夜24時まで仕事をし、帰宅したら25時をとうに回っているような生活の繰り返し。LINEの返事もロクにできていないと自覚しています。

先日も彼女からのLINEを24時間近く放置していました。
既読ではなく、未読です。

LINEの内容は別に大したことではなく「遅くまでおつかれさま、頑張ってね」ぐらいのこと。通知はみているので中身は把握しています。
「うん、ありがとう」の6文字を打てば済む話です。

25時に最寄駅で下車し、スマホを開きます。
Twitterで急上昇にサラッとめおを通し、インスタで流れてくる「#美魔女」の一般主婦をフォローし、LINEのトーク一覧をみる。

そこにある「遅くまでおつかれさま、頑張ってね」の文字。
私はそっとスマホを閉じました。

そのとき、ふと「なぜ返信しないのだろう?」と考えてみました。Twitterをみる余裕はあるし、美魔女をフォローする体力だってある。電車の中では本も読んでいるし、ボーッとしていることも、Tweetを考えることもある。

なぜ返信しないのでしょうか?
彼女が美魔女じゃないから?若すぎるから?

まあ、可能性がゼロではありませんが、それが主たる理由だとは思いません。
本当の理由は「気遣い」です。

彼女のためを思うからこそ、「今の体力じゃ適当な返信をしてしまいかねない」「ぶっきらぼうな対応になってしまうかもしれない」と思うからこそ、返信のハードルが上がってしまい、返信できないのです。

時間にすれば数秒で済むことかもしれませんが、自分の中で「大切だ」と思うからこそ、行為に至るまでのハードルが高まってしまうのです。

最近、チュートリアルの徳井さんが税金の滞納をしていたとかで「怠慢でした」と活動を自粛していましたね。
あのことに対して病気を疑ったりする人がいますが、もしかすると徳井さんも「納税はとても大切だ」と思っているからこそ、丁寧な対応をしようと思ったからこそ、先延ばしにしてしまったのかもしれません。

私は誠実すぎるからこそ、返信をしないのです。
もっと適当な人間になりたいものです。

嗚呼、真面目で困る。

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岡シャニカマ
サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。