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【奴隷日報:2019/07/24】強くなりたくば、働け
1.やったこと
・本棚の整理
・リサーチ
箇条書きだけ見ると「仕事してないなコイツ」と思われるかもしれない。しかし、その逆であることを強調しておく。
先週末のこと。総務系や会社のPR関連を担当しているシライさんという方から「シャニカマくん、本棚の整理お願いしてもいい?」と頼まれた。私は奴隷なのでもちろん拒否権など持っていない。すぐに起立して「はい、ありがたき幸せ!」と言うだけ。
すると優しい優しいシライさんはこう言った。
「7時間ぐらいで終わるから」
この言葉にはいささか疑問が残る。
そもそも「ぐらい」と言う言葉には「大したことない」と言うニュアンスが含まれており、「から」の後には「大丈夫」が隠されている。
私はそんな長い時間をかけて『本棚の整理』をしたことがない。
実際、本棚の整理は13時からスタートして18時までかかった。7時間目標を5時間で終えたのである。
まず全ての本を取り出し、カテゴリーに分けていき、分からないものは都度聞いて、最後に高さ順でならべかえる。大仕事だった。
しかし、実は完了していないのだ。2/3程度終えたところで「今日はもう無理だな」となり、シライさんが来週に持ち越してくださった。奴隷として結果が出せなかったと言わざるを得ない。
その後、佐々木さんから頼まれた調査をやって、気づけば21時。
今に到る。
2.学んだこと
・刃牙から学べ
私の前職では「ONE PIECE」がバイブルとなっていた。社長のプレゼンにも引用され、会社内の目標名にもONE PIECEっぽいワードが使われていた。人間ではそれが「刃牙」だ。
人間の本棚を整理していると、本棚の一角が全て刃牙シリーズで埋まっていることに気づく。そしてシライさんから渡されたメモにも「カルチャー」「グラフィック」「バキ」と書かれており、1つのカテゴリとして独立していることが分かった。
実際、とあるインタビューでも花岡さんは「刃牙がバイブルだ」と語っているし、人間にとって「刃牙」が特別なものだと言うことは疑う余地がない。
そんな人間の奴隷として働いている私。
残念ながら成果を出すことが出来なかった。
なぜか?
そのヒントはもちろん「刃牙」にある。
私は整理の作業中にふと「もっと生産性のある仕事がしたい」「価値のある仕事がしたい」などと考えてしまっていた。奴隷のくせに、である。そんなことをウダウダ考えているから終わらなかったのだ。
刃牙の父である地上最強の生物こと範馬勇次郎は、彼女とSEXが出来ない刃牙の枕元でこう叫んだ。
「強くなりたくば、喰らえ」
「禁欲の果てにたどり着く境地など、たかが知れたもの」
これが何を意味しているか分かるだろうか?
つまり「考えてないでヤれ」と言うことなのだ。
これはSEXに限った話ではない。仕事でもそうだ。
強くなりたいなら、結果を残したいなら、働けばいい。
生産性だ、効率化だ、コストパフォーマンスだ、などと考えるな。
「強くなりたくば、働け」
私は床に残った刃牙をみて、自分がそう言われているように錯覚した。
働こう、もっともっともっと。
実際、刃牙はその後ティッシュの塊が床を埋め尽くすほどに彼女とSEXをして、最終的には父を倒すことができたのだから。
3.感想など
本棚の整理を終えて、1つ発覚したことがある。
弊社の刃牙シリーズは「範馬刃牙(31巻)」だけが抜け落ちているのだ。
31巻といえば確か最後の決戦「刃牙 vs 勇次郎」が始まるぐらい。
誰かがそこだけを抜き取ったのだろうか。
会社のバイブルがこのままじゃだめだ。
佐々木さんに言って購入してもらおうか、出てくるを待つか。
いやいや、これが悪いくせだ。
考えている時間をもっと減らせ、とにかくヤれ。
「読みたくば、買え」
と言うわけで、今日は帰りにブックオフへ寄ることにしよう。
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