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自己理解・自己実現・自己超越

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自分を知るとは。自分らしく生きるとは。自分という枠を超えて他者貢献的に生きるとは。そんなことをコーチング・カウンセリング的観点から語っています。
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「自分とつながる」ってどういうこと?

「自分とつながる」 という言葉を聞いたことはありますか? 自己理解・自己啓発・スピリチュアル界隈でよく出てくる言葉なんだけど、分かるようで分からないというか、つまりどういうこと?という曖昧ワードですよね。 私が以前関わらせていただいたコーチングクライアントさんも長年、「自分とつながるってなんだろう?」って感じだったそうです。それが、一緒にセッションをさせていただく中で「自分とつながるって大事だな」って掴めてきたそうなんですね。 で、それはよかったな〜と思いつつ、人によって

なぜあなたは人に優しくなれないのか

「人に優しくできないんです。自己中で、いつも自分のことばかり考えてしまいます」 クライアントさんがこのような悩みを口にすることがあります。 この悩みを紐解いていくと、彼らの中には同時にこのような思考・感情があることが多いです。 「そもそも、自分自身が人に(社会に)優しくしてもらっていない。そんな冷たい社会に対して自分も優しくできない」 まず結論から言うと、もしあなたが人に優しい愛にあふれた人間になりたいのなら、他人よりもまずは自分の欲望を徹底的に満たすのが先です。 こ

「どんな個性も受け入れて愛する」とはどういうことか

「どんな個性も受け入れて愛そう」なんてよく言われます。 自分のダメな部分もゆるそう、認めよう、愛してあげよう。 同じように、相手のダメな部分をゆるして、認めて、愛してあげよう。 そんなこと本当にできるの? できると思います。 ていうか、私はこんなふうに考えてるよ。っていうお話です。 我が家の子どもたちはゲーミングPCを1人1台持っています。 最初は1年ほど前、息子が、ゲームスキルを極めたいから欲しい、と言い出したのがきっかけで、親と息子で半額ずつ出して購入しました。

やりたいこと探しのためにコーチングを受けたら副産物として女性恐怖症を克服できた話

皆さんには、 「ずっとうっすら違和感があるけど、まぁ人生ってそういうもんだよな」 ってやり過ごしてきたモヤモヤはありますか? たとえばこんなやつ。 でも 誰にだってそれくらいの悩みはあるもんだし… まぁ人生ってそういうもんだし… って、なんとなくやり過ごしてきたこと。 私にとってはそれが、女性に対する劣等感・恐怖感でした。 私、ずっと女性が怖かったんですよ。 20年間くらい続いたけど、ピークは大学時代でした。 当時、受験に失敗した私は第二志望の大学に進学。 なので、

「理想の自分」という幻想の正体

本当の自分らしさって、立派で美しくて崇高なもの...とは限らない。 とある日の、クライアントAさんとのコーチングセッションでのお話です。 コーチングでは「なりたい自分」「理想の未来」をできる限り明確に描くことをまず大事にしますが、Aさんは、どうしてもそれらが上手くイメージできないと悩んでいらっしゃいました。 Aさん曰く、 「思い描く理想の姿とは裏腹に、『XXできない自分』や『XXしてしまう自分』がいて、そんな好ましくない自分を手放すことができない(=変わることができない

やりたいこと探しにビジョンや才能なんて要らない。自分の「好き」をとことん追求する生き方のすすめ。

もしもあなたが子供の頃、親に「なんでもやりたい事自由にやっていいよ」って言われていたとしたら、どんな子に育っていたと思いますか? 先週1週間、夫が出張で不在でした。初めてのことで子どもたちは寂しがってたけど、「逆にパパがいないメリット」を感じさせようと ・ゲームの曜日制限撤廃(毎日OK) ・外食 ・休日朝マック などの数々のアメを与えました(笑)。 するとどうなったかと言うと、「今週はいっぱいゲームしたから別にそこまでもういいや」と息子が言い出して、なわとびを一緒にやろう

あなたがもし、誰かに理解されたいと思っているのなら。

私には人には言えない「汚点」があり、長らくそれを隠して生きてきました。 具体的には、14歳の頃からほぼ常に複数の人と恋愛関係にあったことです。(ポリアモリーと呼ばれたりする恋愛志向ですが、当時の自分はそんな言葉も概念も知らなかったので、単なる「浮気性」という自己認識でした) そういう状態が落ち着いた後も、前科を隠して生きてる元犯罪者ってこんな気持ちだろうなっていう感じで、「バレたら今の幸せは崩壊する」「人生終わる」と思っていたので、借り物の自分でずっと生きている感覚でした。

人生こんなもんって割り切って生きていけると、ほんとに思える?

最近お友達になった女性Aちゃんと、ふたりでランチに行きました。 Aちゃんは私より年下のフリーランスのグラフィックデザイナーさんで、有名ブランドや大手企業との案件も多数手がけていたりと、私から見ればめっちゃすごい子なのですが、当の本人は最近なんとなく人生にモヤモヤしているらしくて、「20代の頃はもっと仕事に熱中できたのに今は昔みたいにワクワクできなくて…」みたいな話をしてくれました。 ひと通り聞いて、私が 「でもさ、生活に困らないくらいは稼げてて、夫婦関係もまぁうまくいって

ありのままの自分なんて好きになれるわけがないと思っている人へ

「ありのままの自分を好きになる」って、言葉だけ見るとキラキラした感じがするけど、実際はそんないいもんじゃないです。 何十年も「自分はダメ人間」という自己認識で生きてきたような人が、自分を受け入れるって相当キツい行為。 たとえるなら、小学校の夏休みの工作でみんな立派な作品を作ってきたのに、自分のだけが粗末でみすぼらしいものを作ってしまった時のような。 惨めで情けなくて、笑われるんじゃないか、バカにされるんじゃないかってビクビクして、できるだけみんなの注目を浴びないようにと

コツコツ継続できる人になるために押さえておきたい2つのポイント。

何事においても、変化・成長する上で「続ける」って大事ですよね。 私がコーチ業独立当初に師事していたせんせーにも、「ビジネスはマラソン。多くのライバルは勝手に脱落していくから、ただ辞めずに続けるだけでも勝てる」ということを言われました。 でもその「続けるだけ」ができなくて、一緒にビジネスを始めた仲間たちも結局どんどん辞めていっちゃいました。 ダイエット、ジム、資格取得、片付けとかも同じですよね。 1日5分でもいいから少しずつ…って分かってても続けられない。 この「続けら

「複数愛」という難題と25年間向き合い続けた私が学んだこと。

突然ですが、私には 「AくんもBくんもCくんも同時に好きになっちゃう! どの人が一番なんて選べない!」 という悩みが、13~14歳からありました。 そしてそれを「複数愛」というものとして自分が受け入れられるようになるまでに、実に20年以上かかりました。 そんな自分は社会の中でどう折り合いを付けて生きていけばいいのか。 試行錯誤を繰り返してきた結果、今ようやく、ひとつの到達点に来たような気がします。 ここまでの道のりは長かったですが、この経験が、同じように自分の在り方に

別に仕事で自己実現しなくてもいいんじゃないかと思い始めています

昨年夫の会社を退職して、現在まで10ヶ月ほど無職です。 とは言え、退職後も夫の会社から業務を請け負っているので、完全に無職というわけでもありません。 ただ、業務量的には「ワーママ」とか「兼業主婦」とか名乗るのははばかられる程度で、家のことも適当にしかしていないので「主婦です!」と言い切るのも申し訳ない。 じゃあ「モラトリアム」かと言うと、それも違う。 見えない未来への判断を先延ばしにするような気持ちの不安定さがあるわけでもないのです。 そんな中で「サバティカル」という表

38歳主婦、この年で初めて無職になって一番良かったこと。

2020年11月に仕事を辞めてからちょうど半年が経ちました。 夫の仕事を多少手伝っているので完全な無収入でもなく、 しかし圧倒的な時間の自由を手に入れて気楽に暮らしていたらどんどん太ったので、ビビってダイエットを始めました。 なにぶん、大学を出てから15年間ずっと何らかの職に就いていました。 だから仕事を辞める時も、半年も経てばきっと何かしらやりたい仕事が出てくるだろうな、と思っていたけれど、 実際にはビュンと時間が過ぎ、日常は日常として止まることなくどんどん回り続けてい