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ガンダーラ美術の流れを汲む、圧巻の雲岡石窟【山西省観光】

こんにちは、小羊です。
山西省の観光地はたくさんありますが、その中でもやはり外すことができないのが、

世界文化遺産にも登録済の「雲岡石窟」

優しそうな、線の細い顔立ちの仏像

中国3大石窟の1つにも数えられ、北魏の時代(460年頃)に建造が開始されすでに1500年以上もの歴史を誇る、とても歴史的な価値の高い文化遺産です✨

ちなみに、同じく中国3大石窟の1つである河南省の龍門石窟訪問記をこちらの記事にまとめてあるので、良ければ併せて読んで違いを比べてみてね。

小羊は仏像には全く詳しくないのですが、どうやら雲岡石窟は、現在のアフガニスタン・パキスタン・インドあたりで栄えた仏教美術であるガンダーラ美術の影響も受けているようで、西方との交流による恩恵も感じられますね。

では早速見ていきましょう!

雲岡石窟地区への入口
市内から離れているのでタクシー移動がおすすめ。待機車がおり帰りのタクシーも捕まえやすいです。
どなたかわからないけれどもきっと建造に貢献した人だろうな

石窟に向かうまでの道も壮観です。両脇を守るように建てられた塔に少し異国情緒を感じるのは小羊だけではないはず…!

塔の土台の象もなんだかインドとか東南アジアらしさを感じるような…

肝心の石窟の方もやはり圧巻。

あえて龍門石窟と比べるのであれば、雲岡石窟は窟の大きさがとても大きく、中には高さ10メートル以上に及ぶのではという位の窟もあります。そして、窟の中に人が入れるようになっていて、窟の中の広い空間全体に大きな仏像やその周りを囲むように(なんなら壁や天井一面に)小さな仏像や模様がびっしり描かれている、という感じでした。

但しとても残念なのが、写真撮影不可の窟が多く、特に窟の中の仏像と装飾が素晴らしいところは、保護政策のためかほとんどが撮影不可でした。

しかし、窟の中に入って初めて目にすることができる仏像と装飾とはその緻密さ・色遣いが本当に素晴らしく、とても感動しました。写真の共有ができず残念ですが、一見の価値があるのでぜひ現地を訪れて体感してみていただきたいです。

こちらも石窟になっていて中には入れます。
圧巻でした。

この他、外からでも見えて写真撮影可の仏像たちは次の通りです。これらも十分に素晴らしいですね。

やはり長い歴史の中で失われてしまった箇所もあります。
横顔美人

とても広い敷地を徒歩で移動して見て回ることになるうえ、一つ一つの窟の中まで見る場合結構な数があるため、観光時には半日くらい見込んでおいたほうが良いです。

古くより人々が信仰にかけてきた思いを感じられる場所でとても興味深く素晴らしい体験ができますので、ぜひ現地を訪れて体感してみてくださいね!


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