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19、中国の家族・親戚

中国のお話。去年、親戚の子が高考を終え大学生になった。中国人にとっては人生が決まるとも言われる高考。小学校からひたすら勉強に励み、中考も乗り越えて全寮制の高校に入り、大学目指してさらに勉強。そして6月に迎えた高考。上海の大学に行きたかったが、それはそれはタイヘンなことで(他省から上海市)結果諦めることになったが、地元の大学へ進学した。毎年、我が家も旧正月は義実家へ遊びに行くが、お正月なのに大量の教科書や宿題を持って来てずーっと勉強していた姿しか思い出せない。やっと受験から解放されたんだから大学デビューしてハジけてほしい!!勉強しかしてこなかったから、涙。。

他に、今年上海で就職した親戚のお嬢さんがいる。彼女は大学も上海で行っていたが、なかなか思うような就職先が見つからず、院試を受ける準備もしたり、インターンにも行ったりしていたが、結局親戚のコネでとある会社に就職することになった。

これ系の話を聞いた私の感想はいろいろある。大学選びや学部選択、就職先まで全てに口出しをしている親や親戚たち。口出しというと悪い感じがするけれど、でも本当に口を出しているのだ。本人たちも自分で決めるというより、親や先輩である親戚の人たちに、どの大学がいいかどの学部で何を学ぶのがよりいい就職ができるのかなどなどずっと相談していたのだ。その都度グループチャットができる、笑。そう、人生の局面には必ず親戚会議が行われてきた。日本でもこんな家族がいたりするだろうし、何人だからとか関係ないと思うが、中国人は特に家族親族の繋がりが強いような気がする。。

義実家は上海ではないので、基本的には国慶節や旧正月など長期休暇の時しか会わない。こちらの義父母あるあるなのは「片道切符説」。上海に遊びに来るとき、片道切符しか買っていなくて、帰りが未定であるという説、笑。すなわち、我が家に遊びに泊りにきて、いつお帰りになるかわからないということ!何泊するのかな??旦那に言っても、せっかく上海まで出てきて楽しんでるんだから、「いつ帰るん?」なんて聞けないという。。ダヨネ・・うちは義父母とは仲良くやっている方だと思う。でもしかし!片道切符で来られた日には結構しんどいわ、涙。

中国人に嫁いでからというもの、毎年必ず春節には帰省している。子どもが生まれる前から。コロナで往来できなかった2020までは、私皆勤賞!同じ中国人でも上海人の場合、普段から義実家や親戚との付き合いがあるため、春節は旅行したりとそれぞれ予定があったりで、親戚一同絶対に集まる!ってコトもないらしい。旅行とか羨ましいな。。うちは「ザ・中国のお正月」を毎年過ごしてます。上海ではもうできない花火・爆竹も好きなだけドンパチできるから、それはそれで楽しいんだけどね♪  あと!地卵を山盛り持って帰れるコト、笑!



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