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中国の義母さま

義両親は方言で話すので、私はほとんど聞き取れない。私と話す時にはなんとか標準語っぽくしてくれるので、大体の意味はわかるし意思疎通はできている。我が家は春節には必ず帰省するので(コロナ以前)、いつも年夜飯という中国の大晦日の晩餐は、実家で食べている。うちは決まって羊肉火鍋だ。最初は羊肉に抵抗があったけど、だんだんとハマってきて、今では美味しいと思うように😋普段から義両親二人とも料理をするので、お正月ともなれば腕の見せ所となり、円卓に山ほどの料理が並ぶ。私が手伝うのは食器洗いくらいなので、本当に食っちゃ寝の毎日で太る太る😭

まだ中国の実家に慣れてない頃、中国の田舎にはコーヒーもパンもなかった。いや、正確にはあったんだけど、私が食べれるものじゃなかった。朝食はお粥。毎日お粥。私があまり食べなかったので、ある朝お義母さんが「朝何食べたい?」って聞いてくれた。私は思わず、パン🍞…。とつぶやいてしまった。それがとんだ悲劇に!!!翌朝、キッチンから油でジャージャージュージュー揚げ物している音と匂いがしてきたのだ。義両親が朝からもう料理の準備でも始めたのかと思ってたら、、「朝ご飯できたよ!」と。。え???私の??ですか?昨日パンが食べたいと言ったから、わざわざ遠いスーパーまで行って食パンを買ってきて、油で揚げたってばよ😱😱😱義母流揚げパンの出来上がり。。確かにパンが食べたいって私が言った…これで要らないとは言えない…黄色い油でギトギトになった食パンをどうやって食べたらいいのか、誰か教えて。。

コーヒー飲む私を見て「そんな真っ黒なの美味しいの?体に悪そうじゃない」と言われて以来、義母の前では飲んでいない。この時も、上海から持参したインスタントコーヒーを部屋でこっそり飲んで凌いでました。。。

そんな義母さま。数年前に自宅庭ですっ転んで腰を骨折した。もちろん手術することになったので、田舎より最寄りの街の大きな病院に入院することに。旦那は手伝いに行ったけど、私は役に立たないから上海にいて報告を聞いていた。転院する時に救急車ではなくタクシーで行ったんだけど、お義母さんは痛くてまともに歩けない状態。大きな病院について、ストレッチャーに乗せて運ぼうと思って院内で借りに行ったら「500元です」と。何と💦有料デスカ??先払いでレンタル代払えと😅たぶん車椅子でも同じだったのかな。日本でもそうかしら??仕方なし。現金しか受け付けないおっちゃんにお金払って借りたらしいですわ。さすが、救急車も有料だからね〜

手術も成功し、退院して自宅でリハビリスタート。ただ周りからは、老人で腰なんて骨折したら、あっという間に寝たきりになっちゃうから気をつけた方がいいと言われてたので、それをたいそう心配してたのだ

が!!!

1月に骨折・手術して、10月の国慶節には上海にきて一緒に旅行しました…🤣🤣脅威の回復力!!寝たきりどころか、9ヶ月後にはフツーに旅行もできましたとさ。手術の時に、複雑骨折だから難しい…なんて言ってたのは、ダレ?!

そんな義母さま。令和も元気です。




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