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【黄金時代】陸上女子100メートルハードル

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

陸上女子の100メートルハードルをご存知でしょうか。

おそらく選手を誰も知らないという回答が大半かと思いますが、ここ数年で、良い選手が続々と出てきて、盛り上がっているので、背景など含めてご紹介します。

古くは1964年東京オリンピックで依田郁子選手が前身の80メートルハードルで5位に入賞した種目ですが、その後世界から大きく水を開けられ、世界記録が12秒前半なのに対し、日本記録は金沢イボンヌが2000年に出した13秒00から長らく破られず、12秒台が壁になっていました。
19年経った2019年に寺田明日香が12秒97の日本新を出し13秒の壁を破ると、その後続々と12秒台のハードラーが誕生し、何度も日本記録が更新されました。

2023年トップ3の選手による座談会の様子の動画と、各選手を紹介します。

①ママさんハードラーで第一人者
寺田明日香

23歳で引退
その後結婚・出産経て7人制ラグビーに転身し、オリンピック目指すも叶わず、陸上に復帰。
日本のトップ陸上選手がママさんは珍しく、テレビのドキュメンタリー番組などでも注目される。
記録
2019 12秒97日本新
2021 12秒96日本新
2023 12秒86日本歴代2位
世界大会
2019ドーハ世界陸上
2021東京五輪
2023世界陸上ブダペスト

②100メートルと二刀流のスピードハードラー
青木益未

100メートルでも国内トップレベルの走力11秒48があり、4×100メートルリレーの日本代表として仁川、ジャカルタアジア大会にも出場。長らく100メートルハードルのトップで牽引。
男子110メートルハードル元日本記録保持者高山峻野選手と練習仲間でもある。

記録
2022 12秒86日本新
世界大会
2021東京五輪
2022世界陸上オレゴン
2023世界陸上ブダペスト

③後半の爆発的伸びが持ち味のハードラー
福部真子

現在の日本記録保持者で高いハードル技術と抜群の後半伸びる選手。3度日本記録を更新した。

記録
2022 12秒82日本新
   12秒73日本新
2024  12秒69日本新
世界大会
2022世界陸上オレゴン
2024パリ五輪

上記3人にプラスで12秒台を出した田中佑美を含めた対決のレースはこちら
4強対決2023

この年に日本選手権は4名による世界陸上3枠をかけた歴史に残る大接戦となり、ゴール直後、速報掲示には1位福部と表示され、喜びを示すも、その後訂正され、僅差てま1位寺田、2位青木、3位田中、4位福部となり、福部はまさかの代表落ちとなり、大号泣しました。

そして、3人から遅れて頭角を表したのが田中佑美でした。

④安定感抜群のモデルハードラー
田中佑美

昨日室内60メートルハードルで日本新の8秒00を樹立(従来は青木の8秒01)。昨年は土砂降りの中12秒台を2度出すなど勝負強い。宝塚に憧れ、容姿も話題になり、モデルもやることも。田中を指導するのは男子110メートルハードル元日本記録保持者の谷川聡。立命館大学卒業後、富士通所属の田中は谷川の指導を受けるようになってからグングン記録を伸ばしています。記録
2023 12秒89
2024 12秒83日本歴代2位
世界大会
2023世界陸上ブダペスト
2024パリ五輪


彼女たちは現状は世界陸上や五輪で準決勝までいくのが精一杯ですが、今年は東京で世界陸上が開催されますので、冒頭の依田郁子さん以来の世界大会での決勝進出を期待したいですね。

それではまた。

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Shane 【30 30】
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