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【鳥取】地域の面白い人たちがいる場所を巡る旅
地域ものがたるアンバサダーというJR西日本が取り組む活動があります。ありのままの地域の姿を再発見し、地域の方々の営みに共感し、一緒に考え、発信するという取り組みです。
対象となる地域は鳥取、福井、富山の3県。
各県に水先案内人となる地域で活動する人たちがおり、事前に選ばれた県外のアンバサダーたちが毎月各県を、まるで第二の故郷かのように「ただいま」がいえるような関係に次第になっていく、そんな物語りのような活動。
いろんな縁が重なり活動の事務局として関わることになりましたが、事務局が地域のリアルを知らないといけないだろうということで、毎月各県を巡ることに。
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単純に自分たちが面白い人たちに会いたいだけだという声もありますが、まぁそのとおりです。旅をする言い訳が欲しいだけです。
ただこのnoteの記事を通して、こんな旅の仕方があるのかということや、地域の魅力的な人たちの活動を知ってもらえればなと思います。
1発目の9月は鳥取県からスタート
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自分たちはスケジュールを詰め込んだ旅程や、事前に決まったルートを巡る旅が苦手なため、事前に調整したのは1-2件の施設訪問予約のみで、あとはその場でおススメされた場所や、天候、気分で決めました。
このスタイルは事前に予約しないことでお店が閉まっている場合や、会いたい人に会えないなんてこともありますので、それも旅だとわりきって楽しめる人たちにしか向いてないスタイルだとは思いますが。
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鳥取へは大阪駅から1日6本の「スーパーはくと」で約2時間半、乗り換えなしで行ける手軽さ。(正直、今回の旅がなければ1本でいけるなんて知りませんでした。)
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初日は鳥取駅に降り立ち、まずは腹ごしらえ。鳥取産の赤ビーツを使った、見た目のインパクト抜群なピンクカレーを食すところからスタート。
人に会いに行く旅といいながら、初っ端から食にはしってるあたりがなんとも自分らしいなとも思います。
他にもピンク醤油、ピンクわさび、ピンク珈琲キャンディなど、名前からもかなりインパクトのあるものたちが並んでいました。
と、このままではタイトルにある「地域の面白い人」がいくらまっても登場しないため、ダイジェスト的に自分たちが行った「ヒト」に触れ合える場所をご紹介。
鳥取ではこの場所にいけば「ヒト」に会える
芝畑に泊まれる1日1組の贅沢「トマシバ」
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事前にSNSで「誰か鳥取の面白い人を教えてください」と発信した際、みんな口を揃えて教えてくれたのが「まーしーに会うといいよ」との情報。
調べてみると本名「佐々木正志さん」、なんと地域ものがたるアンバサダーの水先案内人にも名を連ねている方でした。
『”大山の暮らし”に触れる』をコンセプトにトマシバ以外にも、シェアオフィスや、シェア別荘といった取り組みをされているお方です。
誇れるマチを創るローカルカンパニー「まるにわ」
鳥取駅前「民藝館通り」にある空きビルの下層部をワーキングスペースに、上層部をシェアハウスへとリノベーションして運営するローカルカンパニー「まるにわ」。
ワーキングスペースはいつでも誰でも気軽に入れるスペースではないですが、いろんなイベントを開催しているので是非事前に調べて都合があえば訪問してみてください。
全員が複業のこの会社。今回の訪問時に対応していただいた代表の齋藤 浩文さんは鳥取銀行勤務、中川 玄洋さんは「おもしろがろう、鳥取」をVISIONにかかげた企業と、地域と、人をつなげるNPO法人bankup 代表理事。
いろんな価値観をもつ人たちが、地域をもりあげるために本業の分野のノウハウを持ち寄りカタチにしている面白い会社です。
まるにわから生まれたプロジェクト「不真面目商店」
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不真面目とはほど遠い単語に聞こえる「現役東大生が空き家をリノベーションしたお店」、それが不真面目商店。
現役東大生である藤内 道広さんがまるにわ主催のまちづくりワーケーションプログラムに参加した結果、空き家をリノベーションしてお店をオープン。
小学生が宿題をしにきたり、棚を貸し出すレンタル棚スペースをしたりと、地元の人が集まる素敵な空間でした。タイミングがあえば本格的な珈琲を楽しめることも。
未来の田舎プロジェクト「隼lab.」
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廃校をリノベーションした隼lab.は、カフェやコワーキングスペース、店舗などがある複合施設。鳥取市からクルマで30分もかからない八頭町にあります。
子供に配慮した作りのカフェは子連れママに人気で、訪れた平日の昼下がりはなぜこんなに人がいるのに廃校になったのだと思うほど。
併設しているショップ「ポトラ」は駄菓子と本とドーナツを販売する珍しい組み合わせのショップ。運良くコミュニティマネージャーの諸岡 若葉さんとお話しすることができ、隼lab.設立の経緯や、想いを聞くことができました。
ロマンでレトロな倉吉の街に溶け込む「tocotoco」
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スーパーはくとで大阪から1本でいける「倉吉」にあるゲストハウスtocotocoは、どこか懐かしいような、それでいてオシャレな空間。1歩外に出れば室町時代は打吹城の城下町として栄えた街の雰囲気を味わえます。
オーナーの芦田マスヨシさんは、岡山県真庭市でもご自身の出身校である廃校をリノベーションしてゲストハウスを運営しながら、倉吉市に住まれている2拠点生活者。
岡山県で芦田さんと出会ったのがきっかけで、鳥取にいくならどうしてもこの宿に泊まりたかったのですが、本当に最高の宿泊になりました。
ビール×地域連携、想いの詰まった「BREW LAB KURAYOSHI」
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「キリンビール設立発起人、磯野長蔵氏の生まれ育った町でいつかビールを作りたい」との想いから白壁土蔵群のほぼ中央にできあがった醸造所とレストランを併設した施設。
オーナーの福井 恒美さんは、乾杯を通して鳥取の関係人口を増やしたいと、そう考えているようです。
実際にクラフトビールは本当に美味しく、またすぐに飲みにいきたいとお世辞抜きで思うおいしさでしたが、福井さんの優しい笑顔と腰の低さもまた「ただいま」と言いにいきたくなる理由の1つかもしれません。
名探偵コナンに会える町「北栄町役場とコナン通り」
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国民的漫画「名探偵コナン」の作者、青山剛昌先生の生まれ故郷である鳥取県の北栄町には、コナンの登場人物がたくさん並んだ「コナン通り」があります。
本当は前日夜に急遽きまった北栄町長への訪問のついでに寄ったコナン通りでしたが、小学生のころから見ていたキャラクターのオブジェは気持ちもあがります。
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ということで、いろんな縁が重なりコナン通りに面した北栄町役場で急遽、町長の手嶋 俊樹さん を訪問することになった今回の旅。
お忙しい中、貴重な時間をいただき本当にありがとうございました。セッティングしていただいた副町長の岡本 圭司さんにも感謝感謝です。
本格的なフィンランド式サウナが楽しめる「一向平キャンプ場」
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国立公園の豊かな自然に囲まれた一向平キャンプ場(いっこうがなるきゃんぷじょう)に誕生した、本格的なフィンランドサウナ。
サウナに大切なのは「水風呂」だとサウナーはみんないいますが、大山滝のかけ流し水風呂と、目の前に広がる大自然での外気浴はととのうこと間違いなしのスポットです。
サウナ目的ににいっただけでしたが、ワーケーションスポットとしてもチラカをいれている場所ということで、代表の 都築 法明さん のとも少しお話しさせていただくことができました。
海も山も砂丘もうまいものもある鳥取
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今回紹介したのは2泊3日の鳥取旅で訪れた部分のまだ一部。
他にも鳥取砂丘や、その周辺のコワーキングスペース、鳥取港海鮮市場かろいちや、鳥取市内のクラフトビール屋などなど、いろんな場所へ訪れました。
が、2泊3日では全然たりない鳥取の魅力。会う人たちに「おすすめの場所」を聞くとでてくるでてくるガイドブックにはないような情報たち。
今回は米子や境港、南部町のほうまで足を伸ばせなかったので、次回はそのあたりのおすすめされた場所を含む、「面白い人たちに会えそうな場所」へ行ってみたいと思います。