Vol.6 どんなときも家族
ぼくの家は4人家族だった。父、母、ぼく、一つ下の妹の4人。中学までは毎年家族でキャンプや野球観戦に行っていた。高校に入ると毎週のようにぼくの野球の応援に来てくれた。多分家族の仲は結構いいと思う。
家族はかけがえのないもの
そんなことわかっている、つもりだった。実家に帰ればいつも父、母、妹がいて、おいしいご飯を作ってくれる。一緒に食卓を囲みながらたわいのない話をする。そんな時間はいつまでたっても続くものだと思っていた。
離れていても家族地元鹿児島の大学に進学したぼくは、実