育休中に自然とプレゼン力が向上したという話
昨年育休を経て復職し、
久しぶりの仕事や育児との両立に戸惑うこともありましたが、
気づけば一年。
振り返ってみると、育休前と後で、ある能力が身についていたことに気付きました。
それは、人前で話す能力。
もともと、コンサルのくせにプレゼンは苦手・・・
実は、育休前は人前で話すことがあまり得意ではありませんでした。
自己評価が低く、自信を持って話すことに苦手意識があり、
「しゃもさんは、発言内容は的を得ているのに、いまひとつ自身が無く見えるのが勿体無い!」
と言われることも。。。
ところが復職後、まだ仕事が本調子では無いタイミングでも、同僚やクライアントから「しゃもさんって、話すの上手ですよね」と言われるようになりました。
驚きのフィードバック。
なぜそう言われるのか考えてみた結果、以下の二つが理由かなと思いました。
怖じけずかなくなり、自信を持ってプレゼンできるように
以前は、人前で話すことがうまくできるか心配したり、
失敗したらどうしようと考えてしまうが故に緊張してしまい、
それが「どこか自身なく見える」プレゼンになっていました。
しかし、育休後はほとんど緊張しなくなった。
なぜか。
それは、失敗することを恐れなくなったから。
育児はちょっとした失敗が命に関わることもある。
ちょっと目を離した際に子供を事故に遭わせる、怪我をさせる、、、
そんなリスクと隣り合わせの毎日。
しかし、普通のコンサルをやっていて、命に関わるリスクと綱渡りする仕事など、基本的には存在しません。
たとえクライアント側の役員や部長の前でどんなに酷い失敗したとしても、
仕事での評価が下がる程度、
本当に最悪の場合でも、職を失うだけであることに気付きました。
そのため、以前ほど緊張することがなくなったのです。読み聞かせってすごいプレゼンの訓練になる
育児をしていると、子供に絵本を読み聞かせることも多く、
子供の反応に合わせてより楽しませたい、感情を込めて読みたい、という欲求芽生えました。
毎晩、結構ガチに感情を込めて、明瞭な発音で絵本を読んでいます。
その話術が、知らぬ間にプレゼンでも活かされるようになったようです。
自分が伝えたい想いを言葉に乗せることができるようになったため、
人の心に残る話術が自然とできるようになっていたようです。
育休中に仕事をしていなくても、人間としての成長は仕事に活きる
育休中に、全く意図せずプレゼン力が向上していた、
育休中は社会から取り残されたような、周りの同僚にに置いていかれるような、
これまで感じたことのないモヤモヤを時には感じてしまうこともありますが、
その感情もひっくるめて、大きく人間としてのレベルは上がるもので、
それが仕事にも活きてくるんだなーと、気がつきました。
育休期間は決して無駄な時間なんかじゃない。