夫婦ダブル育休のススメ。ソロ育休のデメリット全てカバーできる最幸の時間。
ここ最近、男性の育休取得者が少しづつ増えてきました。
政府も男性の育休を後押ししており、「男性版育休」の新設も決定しましたよね。
とはいえ、大抵は1ヶ月程度、長くとも3ヶ月が多い模様。
夫婦で1年間の育休を取得
我が家の場合は、夫婦ともに1年の育休を取得しました。交代で取得ではなく、二人ともフルで1年間の育休です。
周りからの反応は、
「まじか!すごいね!」
「そんなのアリなのか!?」
「旦那さん、会社大丈夫なの?」
という感じで、まだまだ男性の長期育休はレア。世間一般的にはハードルが高いようです。
でも、男性の育休は、可能なら絶対とった方がいい、と断言します。妻のためにも、夫自身のためにも、子どものためにも、夫婦関係のためにも。
今回は、夫婦で育休を取ることについて私が感じたメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
ツーオペ育児は寝不足知らず
当然のごとく、完全ツーオペの育児なので、ワンオペに比べて2倍以上のゆとりがあります。一人が子守り、一人が家事を担当すればいいだけなので、相当な余裕が生まれます。一人が子守り、一人が家事を担当すればいいだけなので、相当な余裕が生まれます。
無理をせずとも、
育児をしながら毎日美味しい手作りのご飯を食べられ、
家の掃除も行き届き、
ゆっくりとお風呂に入れて、
十分に睡眠時間を確保できる。
日々の生活に余裕があるから、子どもへの接し方にも余裕が生まれ、心から育児を楽しむことができます。
育休中にキャリアアップ
よく、夫が一年職場を離れて、キャリアは大丈夫なの?と聞かれます。
はい、全然大丈夫です。
勤めている会社に執着しなければ、むしろプラスに働きます。
前述の通り、二人で育休を取得していると、割と自由に使える時間は多いので、その時間を使って、例えば資格の勉強をしたり、例えば起業準備をしたり、なんてこともできるのです。
私は妊娠前から取りたいと思っていた、ヨガインストラクターの資格取得をしていますし、夫も独立に向けた準備をしています。
つまり、育休をある種のサバティカル休暇的な使い方ができるのです。
育休明けには会社に復職しますが、その会社に一生を捧げるつもりも無いので、自分自身の市場価値を高めることに時間を費やす方が、自身のキャリアにとってはプラスに働くのです。
一日中家にいても孤独感ゼロ
子育て中のママたちは、一日中子どもと二人きりの生活で、社会から取り残されたような孤独感を感じることが多いです。
特にコロナ禍の時代、なかなか人と会うことのハードルが高いため、ママ友を作るのに苦労しているという声もよく聞きます。
でも、夫婦ダブル育休なら、少なくともパートナーがいつもそばにいるため、孤独感を感じることは全くありません。
育休前の多忙な生活から一転して、毎日朝・昼・晩ご飯を一緒に食べながら、これからの家族のこと、仕事のことなど、未来志向の話をじっくりできるのは、かけがえのない時間です。
また、毎日のように変化する、この時期ならではの子どもの成長を一緒に見守れることは、本当に幸せです。
中長期的にも夫が家事育児の強力なパートナーになる
結婚してから、なんとなく家事は妻がメインでやっていませんか。
ダブル育休中は家事育児の分担をフェアにするため、今までなんとなくお願いしにくかった小さなタスク、通称「名もなき家事」を堂々とタスク分担することができます。
もちろん最初にどういった家事をどのようにやってほしいかを逐一説明するのは面倒です。赤ちゃんが生まれてからはそんな余裕がないので、できるだけ出産前から話しておいたほうが良いです。
でも、一度覚えてもらうと、生涯、以後30年以上に渡って言わなくともやってもらえるため、中長期的には大きなメリットになります。
デメリット
収入が減ってしまう
育休中は給料がもらえず、その代わり育児休暇給付金がもらえますが、育休前の給料の50%〜67%、さらに支給上限があるため、休暇前の年収が規定よりも多い場合はさらに割合は少なくなり、収入は減ってしまいます。
そのため、もともとの給料ありきの余裕のない生活をしていると、ちょっと厳しいかもしれません。
うちの場合は、毎日の昼の外食やコーヒー代、飲み代、通勤服代、タクシーなどの交通費などがスッポリと抜けたこと、移住によって住居費が下がったことによって、あまり影響は大きくありませんでした。
また、小さい子どもがいると、イイお店はなかなか行けず、外食したとしても大抵は子連れOKなカジュアルなお店で、しかもランチがほとんどなので、食べるのが好きな我が家は外食費がかなり削減されました。あと旅行の頻度も少なくなった・・・。
夫婦でタスクシェアをすることの不公平感を感じがち
工数は半減すると言えど、0歳児の子育ては、やることがいっぱい。
うまくタスクをシェアしないと、不公平感が生まれ、家庭内がギクシャクします。
うちの場合、やはり母親である私の方が家事が得意だし、泣き出した子どもを落ち着かせるのも得意なので、どうしても私の方にタスクが偏りがちになってしまいます。
それに不公平感を感じて、度々不満を唱えてはタスクの分担し直しが発生しています。(一度割り振っても、離乳食が始まるなど、新たなタスクが増えるので、振り直しが必要なのです。。。)
ママ友の苦労話に共感しにくい
やはり、周りのママ友たちはほとんどワンオペで育児をしているため、
その大変さについて、同感することができません。
逆に私の愚痴も、例えば、、、
「昨日夫がぬいぐるみをそのまま乾燥機かけちゃってさー、いつも洗濯表示見ずに洗濯しちゃうんだよねー。。。」
など、子どもを見ながら料理から洗濯から片付けから、全て一人でやっているママからすると、嫌味になってしまうかも?
以上、大きくメリットとデメリットを整理してみました。大きすぎるメリットに対して、デメリットなんて、ほんの些細なことしかありません。
産後は本当に、本当に大変な時期。
ツーオペでも産後すぐなど、なかなか大変でした。
一年とは言わずとも、短期間であっても、日本の男性育休取得率向上によって世の中のママたちがもっとハッピーな育休ライフを過ごせることとを願っています。
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